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失語症
失語症の理解とケア 個別リハビリから仲間作りのリハビリへ

失語症の理解とケア 個別リハビリから仲間作りのリハビリへ発行年月2011年7月遠藤尚志/著
【内容】
脳卒中(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)などの後で言葉の能力がもどってこないという場合にどうしたらよいのか。
本書は、「何が起きたか」(診断)、「これからどうなるのか」(予後の推測)、「どうすればいいのか」(治療、訓練、看護、介護、社会制度の活用、ボランティア活動の創出や参加、など)について落ち着いて考えるためのヒントを提供します。
【目次】
第1章 失語症とは
失語症の診断
失語症とそれ以外の言語障害の区別
失語症の症状
失語症のタイプ分類
第2章 失語症の言語訓練
失語症の回復のステップ
回復期リハ病棟での6 ヶ月
失語症アセスメントの論理
失語症の治療原理
長い目で見た関わりの原則
慢性期のリハビリテーション
第3章 地域での仲間づくり
仲間がいることのよさ
男女の愛をめぐって
第4章 失語症デイサービス
社会保障を生かした失語症ケア
「デイサービスはばたき」の取り組み
あなたが始める失語症デイサービス
「若い失語症者のつどい」
就労支援の場づくり
第5章 旅は最高のリハビリ
知的な刺激としての旅
国際交流のための車椅子ツアー
最も遠くにいる仲間と会うための旅
少人数で行く国際交流の旅
旅によって得られるもの

索引


icon icon
なるほど!失語症の評価と治療 検査結果の解釈から訓練法の立案まで発行年月2010年6月
【内容】
本書は、「基礎編」「検査編」「訓練編」「症例編」の4編で構成され、各章には理解を深めるための「チェックポイント」を設けた。教科書としても使えるように巻末付録に「学習確認テスト」「訓練教材のサンプル」を収載。検査編では、聴覚的理解、読解、発話、書字の4つの言語モダリティーの情報処理の流れをイラストやチャート図を多用して解説。訓練編では、認知神経心理学的視点から情報処理過程の障害メカニズムとタイプ分類を提示し、それぞれの訓練法とノウハウを示した。
【目次】
序文-「わかりやすさ」へのあくなき挑戦-
I章 基礎編
 1 本書の目的
 2 失語症を考える前に
  1.「ことば」とは
  2.記号-目の前にないものや、目には見えないことがらを指し示す道具
  3.記号の処理
 3 記号から見た「言語モダリティー」そして「失語症」
  1.言語モダリティーと記号
  2.失語症と記号
II章 検査編
 はじめに
  1.総合的失語症検査について
  2.失語症検査は何をみているの?
 1 認知神経心理学的にみた下位検査の情報処理モデル
  1.聴覚的理解(単語)-「猫はどれですか?」
  2.呼称-「これは何ですか?」
  3.復唱(単語)-「私の真似をして言ってください」
   a)音響ルート(模倣)
   b)非語彙的音韻ルート
   c)非意味的語彙ルート
   d)意味ルート
  4.読解(単語)-「これ(文字)はどれですか?」
   a)音韻ルート
   b)語彙ルート
  5.音読(単語)-「声に出して読んでください」
   a)音韻ルート
   b)語彙ルート
  6.書称-「これは何ですか?書いて下さい」
   a)音韻ルート(音韻選択・配列を行った後、書字に至るルート)
   b)非音韻ルート(音韻を介さず直接書字に至るルート)
  7.書取-「私が言う通りに書いてください」
   a)非語彙的音韻ルート
   b)語彙ルート
  8.まとめに代えて-文の処理
   a)構文の理解
   b)構文の産生
   c)参考-失語症構文検査 試案IIについて
 2 検査が終わったら
  1.プロフィールを読もう-検査結果の解釈
  2.プロフィールの読み方のポイント-理解面
   a)聴覚的理解と復唱の比較
   b)読解と音読の比較
   c)聴覚的理解と読解の比較
  3.プロフィールの読み方のポイント-表出面
   a)呼称を中心に
   b)呼称と復唱、呼称と音読の比較
   c)呼称と書字(書称)の比較
 3 さらに詳しく知るために-堀り下げ検査
  1.掘り下げ検査とは
  2.単語の聴覚的理解の掘り下げ検査
   a)音響分析を調べる-語音弁別検査
   b)音韻照合を調べる-仮名の理解
   c)語彙照合を調べる-語彙性判断検査(聴覚提示)
   d)意味照合を調べる-単語の理解、類義語判断検査(聴覚提示)
  3.単語の視覚的理解(文字理解)の掘り下げ検査
   a)形態分析を調べる-文字弁別検査
   b)文字照合を調べる-文字/非文字弁別検査
   c)語彙照合を調べる-語彙性判断検査(文字提示)
   d)意味照合を調べる-単語の理解・類義語判断検査(文字提示)
  4.構文の理解の掘り下げ検査7
   a)文構造の解析能力(パーシング)を調べる-文容認性判断検査
   b)文の構成素と意味役割との対応(マッピング)を調べる
  5.表出面の掘り下げ検査
III章 訓練編
 1 訓練プランの立て方
  1.基本的な考え
  2.非音韻ルートの訓練から音韻ルートの訓練へ
  3.訓練の難易度調整
  4.代替コミュニケーション
  5.生活全体をみすえた訓練プラン
 2 個々の障害に焦点をあてた具体的な訓練プラン
  1.理解系-聴覚モダリティーを中心に-
   a)音響分析障害(語音聾)に対する訓練
   b)音韻照合障害に対する訓練
   c)語彙照合障害に対する訓練
   d)意味照合(意味記憶の活性化)の障害に対する訓練
   e)構文理解障害に対する訓練
  2.表出系-発話を中心に-
   a)語彙選択(出力語彙辞書)の障害に対する訓練
   b)音韻選択(出力音韻辞書)の障害に対する訓練
   c)音韻配列(音韻出力バッファー)の障害に対する訓練
   d)構音運動プログラムの障害(アナルトリー)に対する訓練
   e)構文産生障害に対する訓練
IV章 症例編
 症例1:語彙選択障害に焦点を当てたアプローチ(1)
 症例2:語彙選択障害に焦点を当てたアプローチ(2)
 症例3:アラビア数字の錯読に焦点をしぼったアプローチ
 症例4:音韻選択障害および語彙選択障害へのアプローチ
 症例5:文字形態想起障害へのアプローチ
学習確認テスト(サンプル)
巻末付録
おわりに
索引

icon icon 失名辞 失語症モデルの現在と治療の新地平発行年月2010年5月
【内容】
ものの名前が出てこない! そのとき脳内では何が起こっているのか?
名指す(=呼称)という行為は、言語の最も基本的な機能である。言いたい言葉を見つける時や言葉が出ない時、脳内で何が起こっているのだろうか。本書は、脳損傷により名指す行為が障害された“失名辞 anomia”という症状を考察し、失語症モデルの変遷と現在の認知モデルによる失名辞の理論的解釈から、失名辞の臨床的評価法の提案と治療(呼称セラピー)研究を論評している。
【目次】

日本語版への序
第1章 単語検索の認知モデル
第2章 失名辞の主な種類
第3章 呼称の神経基盤
第4章 失名辞の臨床的評価
第5章 単語検索障害に対するセラピー・アプローチ
第6章 結論と将来の方向
訳者あとがき
文献
文献著者索引
事項索引

索引

icon 失語症訓練の考え方と実際 新人STへのヒント発行年月2010年5月
【内容】
失語症訓練における重要なテーマを紹介。失語症臨床の基本的な考え方から、評価と訓練方法、訓練課題、臨床の多様な側面、地域連携、心得ておくべき社会資源、患者との関わりの中で心がけておくことまでを解説する。
【目次】
第Ⅰ章 失語症のリハビリテーションとは / 鈴木 勉
第Ⅱ章 失語症の評価と訓練
 1.評価と目標設定 / 鈴木 勉
  1.評価
  2.長期目標
  3.短期計画
2.訓練の方法 / 鈴木 勉
  1.訓練の2つの方法
  2.訓練方法の工夫
  3.訓練方法の妥当性
3.主な訓練課題 / 鈴木 勉
  1.コミュニケーション
  2.言語の各側面(聞く・話す・読む・書く)
4.症例 / 鈴木 勉
  1.第1例 流暢タイプ
  2.第2例 非流暢タイプ
第Ⅲ章 失語症訓練の実際
 1.急性期の言語聴覚療法 / 鶴田 薫
  1.はじめに
  2.急性期患者さんの特性
  3.病棟で実施する場合に気をつけたいこと
  4.処方箋をもらったら
  5.患者さんを前にして:スクリーニング検査の実施
  6.スクリーニング検査後の対応
  7.家族への対応
  8.転院に際して
 2.重度失語症者に対する言語訓練 / 村西幸代
  1.はじめに
  2.評価
  3.訓練
  4.重度失語症者の抱える社会的問題点とその対応策
  5.症例
 3.高齢失語症者に対する言語訓練 / 上杉由美・鈴木 勉
  1.はじめに
  2.基本姿勢
  3.基本的な注意事項
  4.情報収集
  5.検査
  6.目標の設定
  7.訓練
  8.家族支援
  9.地域での暮らし
  10.症例
 4.長期にわたる失語症訓練の経過 / 吉畑博代
  1.はじめに
  2.対象者
 5.失語症のグループ訓練 / 鈴木和子
  1.グループ訓練の目的
  2.グループ訓練の実際
  3.グループ訓練の効果
 6.原発性進行性失語に対する言語訓練 / 髙橋雅子・岡田澄子
  1.はじめに 進行性失語とは
  2.「臨床の難しさ」を対応につなげる
  3.まとめ
  4.症例 家族への心理面の援助
  5.おわりに
第Ⅳ章 地域との連携
 1.地域で行う失語症のリハビリテーション / 西脇恵子
  1.「地域」について
  2.地域での実践
  3.まとめ
 2.失語症の訪問リハビリの意義と展望 / 橋本 愛
  1.訪問リハビリとは?
  2.訪問リハビリの歴史
  3.訪問までの流れ
  4.訪問開始に際して
  5.失語症評価
  6.目標設定
  7.訓練
  8.訓練教材
  9.今後の課題
  10.まとめ(展望)
第Ⅴ章 社会資源
 失語症者を支援するための社会資源 / 西脇恵子
第Ⅵ章 よりよい訓練のために / 鈴木 勉
患者さんの作品
索引

icon マンガ家が描いた失語症体験記 高次脳機能障害の世界発行年月2010年5月
【内容】
脳梗塞を発症し失語症になった漫画家が,発症からリハビリテーションまでをマンガで描いた.高次脳機能障害者の心情や,障害の内容が理解できるように展開されている.監修者により,医学的なコメント(本文欄外),参考資料(巻末)として,高次脳機能障害の基礎知識がまとめられている.

【目次】
第1章 はじめに
第2章 発症から入院・退院まで
第3章 リハビリの紹介
第4章 こころとからだの変化
第5章 SOSカード/できなくなったこと/苦手になったこと/楽しめなくなったこと/楽しんでいること/対人関係の変化/発症初期の夫婦
第6章 四コマ漫画
第7章 今に至るまでの心情

おわりに

牽引


iconicon

対談集旅は最高のリハビリ! 失語症海外旅行団の軌跡発行年月2009年12月
【内容】
アメリカ・イギリス・スイス・オーストラリア。
世界各国の失語症者との感動的な交流の数々。
「世の中にこんな楽しいことがあるのに死んでなんかいられない」
旅行団に参加して生きる力が湧いてくる参加者たち。
太田仁史医師・遠藤尚志言語聴覚士と参加家族が旅を振り返る。
【目次】
第1章 私と失語症友の会海外旅行団との出会い
第2章 失語症者の海外旅行団が始まるまで
第3章 大田仁史先生と「障害のある方の旅」との出会い
第4章 車椅子による失語症者の海外旅行の準備
第5章 60名でロンドンとスイスへ
第6章 失語症者の日英交流会
第7章 美しい国スイス―絶景のマッターホルン
インサイドストーリー 国際交流会の発展
第8章 旅の成果
第9章 旅は最高のリハビリ
寄稿1 「旅行会社として・障害のある方の参加される旅行を担当して」
寄稿2 「旅をしよう!『旅』で人生が変わる」
索引


iconicon icon イラストフル活用 失語症の日常会話訓練発行年月2009年11月
【内容】
失語症者の日常的なコミュニケーション場面での発話の改善を目指すテキスト。
「挨拶をする」「自己紹介をする」「依頼する」など、日常生活において頻繁に出会う43種の日常生活場面を3コマのイラストにして展開。基本となる会話とさらに発展させるためのヒントを加え、さまざまな場面に対応できるよう、編集しました。
さらに、「初詣」「お花見」「大晦日」など12種の情景画を加え、自由な会話訓練を行うことができるように構成しました。
【目次】
Part I 連続画を用いた会話訓練
Part II 情景画を用いた会話訓練7


icon 大田仁史講演集 4大田仁史/著2009年05月
【まえがき】
失語症者の集いに呼ばれる機会は多く,当事者への講演としては,1967年(昭和42年)秋から1995年(平成7年)に茨城県に来るまで毎月1回行ってきた,脳卒中者の会,東京リハビリテーション普及協会主催の月に一度の例会での講話を別にすると,おそらくそれに次いで多いかもしれません。
多くの会に出席しての印象です。たいていのプログラムがゆったりと組まれていて,とてもよいのですが,ときに,いろいろの事情で時間が押してしまうことがあります。私に与えられている時間は30分から40分が普通です。それが押してきて,10分とかそれを切ってしまうこともあります。でも,私は信念として,会の終わりは予定どおりの時間にすべきだと思っているものですから,主催者側から,「遅れたぶん,延長していただいてけっこうです」 と優しいご配慮をいただいても,遠いところから来られた方や会の後に予定のある方もあるはずだと考え,どのような会でも終わりだけはきちんとすべきと,講演を縮めてしまいます。また,早口になることもあります。せっかく聞いてくださる方には申しわけないと思ってもいました。
そんなとき,この講演集シリーズのことを思いだしました。今までの講演数も多く,私自身は記録をとっていませんが,「言葉の海」 をたどれば講演予稿集や報告書が必ず出ているので,それを集め,内容を思い出しながら,それに加筆をして,出席されていない方にもわかりやすい本にしようと考えました。
山本弘子ST(言語聴覚士)に相談すると,資料を集めるのでぜひということになり,さっそく準備にかかりました。できるだけ講演日の順番どおりにしましたが,数が多いわりには本の内容にふさわしくない部分もあり,そのようなものは切り捨てました。また,講演によっては思いきって加筆したりしましたので,書き下ろしのようになったものもあります。
年数が経ったものには,今の考えも加えてみました。講演と記述の混ざった本になってしまいましたが,当事者やご家族,またリハビリにかかわる医療職の参考になればと思います。
出版は,荘道社で講演集の出版を始めましたので,社長の佐藤荘介氏の快諾を得て,そのシリーズの1つに入れることにしていただきました。
本の印税はNPO法人全国失語症友の会連合会に寄付させていただきます。法人の活動の一助になれば幸いです。
平成二十一年 春 大田仁史
【目次】
1 仲間づくりについて
2 これからの失語症者
3 元気の素
4 強い心をもって生きよう
5 パラレルになった心
6 仲間・元気
索引

icon 失語症学
【内容】
失語症の症状と思われる記述は,古代エジプトのパピルスにまで遡り,失語症は脳とことばの関係を解き明かす緒として,長き時代に渡って研究者の関心を集めてきた.失語症の病態の解明が飛躍的に進んだのは19世紀であり,BrocaやWernickeの活躍に負うところが大きく,すでにこの時代に現在へと続く失語症理論の基礎が築かれた.その後,失語症の病態や発現機序に関する研究は,神経心理学,脳科学,画像診断技術などの進展もあり,着実に進んできた.一方,失語症からの回復に焦点が当てられ,失語症がある人々への言語治療が始まり,本格的な治療研究がみられるようになったのは第二次世界大戦後のことである.このように,失語症の治療研究の歴史は比較的に浅いが,言語治療を専門的に担う職種(言語聴覚士)が誕生することにより治療に関する研究はめざましく進み.現在では失語症の評価・診断・治療について多くのことが学べるようになった.
 本書は,失語症研究の発展の歴史を踏まえ,失語症の基礎と臨床に関する主要な理論と技法を体系化し,臨床に役立つようわかりやすく解説してある.特徴的なことは,評価・診断・治療に多くの頁を割り当て,機能,活動,参加といった幅広い視点から失語症がある人にどのような治療を提供できるかが解説されていることである.特に,評価結果をもとに方針を設定し,治療を実施するプロセスについては,できるだけくわしく説明し,事例を通して具体的に理解できるよう配慮した.治療理論や技法に関しては,現在の臨床で広く用いられている主要なものを整理して網羅した.これらには,適用や効果について科学的検証を経たものだけでなく,その検証が現在,進行中のものも含まれる.学ぶとは,すでに解決され,共通認識となっていることを理解すると同時に,これから解決すべき問題と向かうべき方向を見極め,新たな知と技を創出できるようになることであるので,このような方針をとった.
 本書は,言語聴覚士を志す学生のテキストとなることを念頭において著されており,内容は基本的知識から最先端の情報までを含んでいる.本書は初学者のほか,専門分野の新しい知識を得たいと願っている言語聴覚士,関連職種,近接領域の学生や研究者にも役立つことと思われる.
 執筆者は,失語症に関する研究や臨床に第一線で取り組んでこられた医師,言語聴覚士,近接領域の研究者である.本書をお読みになれば,治療法の究明は,病態や発現メカニズムの解明が終わってから始まるのではなく,両研究は緊密な関係にあり,相互に影響を及ぼし合いながら進むことがおわかりいただけるであろう.
 最後に,失語症臨床への科学的な眼差しと,熱い思いをもってご執筆いただいた方々に心から感謝申しあげたい.同時に,本書の刊行にご尽力いただいた医学書院編集部の方々に深謝申しあげる.
【目次】
第1章 言語と脳
第2章 失語症の定義
第3章 失語症研究の歴史
第4章 失語症の原因疾患
第5章 失語症の症状
第6章 失語症候群
第7章 評価・診断
第8章 失語症の言語治療
第9章 小児失語症
参考図書
索引

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失語症の言語療法[語彙訓練]ドリル集3部
【内容】
このドリル集は、コピー用教材として開発されました。
 言語訓練での宿題や自主訓練の教材として、多くの病院、リハセンター等でご使用いただいています。使用語彙や理解語彙を増やすために個人訓練で行えなかった中頻度や低頻度語・抽象語などをドリルにより訓練することも可能です。

 ドリル集を日々の訓練や宿題等にご使用いただく場合、複写・配布は自由です。ドリル集はコピーしやすいよう1枚ごとにバラになっています。1部・2部は450ページ、3部は750ページです。

iconicon icon よくわかる失語症セラピーと認知リハビリテーション2008年07月
【内容】
失語症と高次脳機能障害のリハビリテーションに関する基礎概念、症候、分野別のリハビリテーション各論、社会的支援に関する包括的教科書。社会的行動障害と発達障害に関する神経心理学的観点からのアプローチを加えている。
【目次】
1 失語症セラピー・認知リハビリテーションの基礎概念(失語症症候学の発展
2 失語症セラピー各論(失語症のリハビリテーション:各ステージに応じた対応
3 認知リハビリテーション各論(失計算
4 発達障害に対する神経心理学的アプローチ(発達性dyslexia、発達性読み書き障害
5 社会的支援(失語症と高次脳機能障害に対する社会支援体制

iconicon icon 失語症の人と話そう 失語症の理解と豊かなコミュニケーションのために2008年07月
【目次】
第1部 失語症についての基本的知識(失語症って何ですか?
リハビリテーションと社会資源の活用
失語症から起こるさまざまな問題)
第2部 会話のスキルアップ―失語症の人とのコミュニケーションの方法について(コミュニケーションの工夫や手段
コミュニケーションの実践)

iconicon icon 「失語症」と言われたあなたへ 対談集2008年02月
【内容】
大田仁史医師と遠藤尚志言語聴覚士が贈る熱いメッセージの数々…失語症者家族が今どのように支えあい生活しているのかを語ります。
【目次】
第1部 「焦らず、気長に、あきらめないで」失語症者家族対談(自己紹介
突然の発病・その時何が起きたか
急性期の病院からリハビリ専門の病院へ
「失語症」で困ること
失語症友の会・失語症者のための社会資源
失語症になったあなたへ、そしてご家族へ)
第2部 「失語症者の仲間作り」大田仁史・遠藤尚志対談(これまでの活動と失語症者へのかかわり
全国失語症友の会連合会への質問より)


iconicon icon 奇跡 失くした言葉が取り戻せた!沼尾ひろ子/著2008年01月
【内容】
42歳。脳梗塞。一命をとりとめたものの後遺症で、よりにもよってナレーターなのに言葉が出ない!しゃべれない!発症から復帰までのリアル・ドキュメント。
【目次】
第1章 体からの思いがけないSOS
第2章 ナレーターなのに言葉が出てこない!?
第3章 先生、私、失語症なんですか?
第4章 もう仕事のことは考えない!
第5章 失くした言葉は取り戻せる?
第6章 ナレーター復帰に向けて

iconicon icon 気がついたら失語症 とにかく……しぶとく小島 恒夫 著
【内容】
“言葉がうまくしゃべれない”“言葉がよく理解できない”…。だが、プラス思考の夫婦はそんなことでは挫けない。笑ったり、励ましたり、ちょっぴり泣かせるリハビリ奮闘物語。
【目次】
倒れたその日は
ICU(集中治療室)
兄弟の見舞い・まばらな記憶
仕事と普段の生活は
一般病棟へ
先生の宣告
朝食のときポコンと名前が
長嶋監督と松井選手
妻のスパルタ
リハビリの面接
退院
Y子先生の言語訓練(上)
草津温泉・一泊旅行
センターでのリハビリ仲間
半年が経過して
私なりの・失語症考察
追突事故
Y子さんの言語訓練(下)
五年が経って

iconicon icon 全体構造法でとり組む失語症の在宅リハビリ2007年06月
【内容】
在宅失語症患者のための在宅訓練の手引き書。軽度・中程度までを対象として、「はなし言葉の習得」を目指し、「全体構造法」によりわかりやすく解説。

iconicon icon 失語症のすべてがわかる本 イラスト版2006年07月
【内容】
専門医がくわしく解説。失語症の原因と治療、いますぐ役立つコミュニケーション法。
【目次】
1 失語症とは—これだけは知っておきたい(ストーリー1—たいへん!お父さんが倒れた!!
なぜ起こる?—脳卒中やケガで脳に障害が起こる ほか)
2 障害のタイプを知る—検査と診断(ストーリー2—失語症ってひとつじゃないの?
失語症の治療—言語聴覚士が診断・治療をする ほか)
3 失語症から回復させる—治療と訓練(ストーリー3—いよいよ治療が始まった
治療方針—症状、程度によって治療法が異なる ほか)
4 家族の助け—すべきこと、すべきでないこと(ストーリー4—Aさん、ひさしぶりのわが家へ
理解はいちばんの助け—患者さんの気持ちによりそって ほか)
5 よりよい生活のために—社会資源を上手に使う(ストーリー5—悩みを分かち合いたい!
多いトラブル—見えない障害は理解されにくい
交流の場をもつ—趣味の集いや患者会などを活用する
社会資源を使う—介護保険や福祉サービスを使う
コラム—言葉と脳の深い関係)


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