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トップ中枢神経疾患アプローチ
運動連鎖~リンクする身体

運動連鎖~リンクする身体発行年月2011年5月
【内容】
骨関節疾患やスポーツ障害のみならず,脳卒中や慢性呼吸器疾患,後期高齢者の生活,小児発達障害など様々な疾患や場面における評価・治療サイクルやアイデアが提示されている.実践編において全ての執筆者に共通するのは,全身の姿勢・運動制御が合目的的に行われるように治療を展開・統合しているという点である.しかし,診方や切り口には臨床家の色があり,様々な色を閲覧できるのも本書の魅力の一つである.
【本シリーズの特色】
実践MOOK・理学療法プラクティスは,卒後間もない新人・若手理学療法士が臨床現場で知るべき臨床思考,知識,技術,手技,ノウハウを若い人向けに工夫された紙面,目次構成でわかりやすく伝達するシリーズ.有益なテーマと多彩なアプローチのシリーズ全12冊.
【目次】
パート1:運動連鎖をどう捉えるか?
 1.運動連鎖とは?
   ミニレクチャー:四肢運動と力発揮
 2.運動連鎖不全とは?
パート2:運動連鎖実践編~評価から治療へ
 1.スポーツ障害
  ①スポーツ障害の評価と治療の基本的な考え方
  ②投球障害(肩・肘障害)
  ③腰痛症
  ④ジャンパー膝
  ⑤足関節捻挫後遺症
   ミニレクチャー:イメージと連鎖
 2.上肢の障害
  ①非外傷性腱板断裂保存療法
  ②頸肩腕症候群
   ミニレクチャー:環境設定と運動連鎖
 3.下肢の障害
  ①変形性膝関節症
  ②変形性股関節症
   ミニレクチャー:hip-spine syndrome
 4.脊柱障害
  ①腰椎分離すべり症
  ②脊椎後弯疾患
   ミニレクチャー:インソールの話
 5.慢性閉塞性肺疾患ー換気運動の連鎖ー
 6.脳卒中片麻痺
   ミニレクチャー:皮膚刺激と連鎖
 7.後期高齢者
  ①在宅における日常生活動作不全
  ②寝たきりの高齢者に対して
 8.小児の発達障害
パート3:運動連鎖のメカニズム
 1.体は一つにパックされている
   ミニレクチャー:分節の動きはどこが作る?
 2.外力に影響をうける身体
 3.姿勢調節メカニズム
   ミニレクチャー:眼球運動と運動連鎖
 4.こころに影響される身体
   ミニレクチャー:身体運動の右ネジの法則
索引


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機能的運動療法 
クラインフォーゲルバッハのリハビリテーション ボールエクササイズ編

発行年月2010年12月S.クラインフォーゲルバッハ/著
【目次】
第4版のための序文
A ボール・エクササイズの学習と指導
第1 章 序章
B 胸椎の動的支持性と骨盤の運動準備
第2 章 「カウボーイ」 . .
第3 章 「フラフラ 前/後」
第4 章 「フラフラ 左/右」
C 脊柱の限局的な支持性訓練
第5 章 「天秤」
第6 章 「奇術師のベッド」
D 下肢の支持機能としての動的支持性訓練
第7 章 「イルカ」
第8 章 「カクテルパーティー」
E 脊椎のモビリゼーション
第9 章 「船首のフィギュア」
第10 章 「アヒル」 .
第11 章 「ロバが背中を伸ばす」
第12 章 「ウニと金魚」
第13 章 「ブランコ」
第14 章 「イモリ」
第15 章 「ギャロップ」
F 股関節のモビリゼーション
第16 章 「ハサミ」
第17 章 「噴水の銅像」
第18 章 「イースターのウサギ」
第19 章 「 ペルペトゥウム・モビレ」
第20 章 「(時計の)テンプ輪」
索引


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痙縮のボツリヌス治療 脳卒中リハビリテーションを中心に発行年月2010年12月
【内容】
多様な有用性をもつボツリヌス治療を解説したシリーズ第六弾.脳卒中の後遺症など,成人の上下肢痙縮への治療手技や治療成績,有害事象を詳細に解説.リハビリテーションとの併用による患者のQOL改善を目指した治療法であり,2010年10月の保険適用認可により今後更なる普及が期待される.
【序文】
総監修の言葉
わが国でのボツリヌス毒素療法は,1980年代後半から臨床試験が始まり,1996年に眼瞼痙攣に対しての治療が認可されて以来,2000年に片側顔面痙攣,2001年に痙性斜頸,2009年に小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足,2010年に上肢痙縮・下肢痙縮に対して適応が拡大されてきた.使用に関してはいまだ厳しい制限が課せられているものの,海外では本治療法に関する研究は進歩を続けて治療効果をあげている.
こういった時代背景を鑑み,近年,わが国でもボツリヌス毒素療法に対する保険適用疾患が拡大されつつあり,著効例も多く報告されるようになってきた.
しかし,治療を受ける患者側のニーズも高まっているなかで,事故事例なども報告されており,治療を施す医師は正しい知識と手技を身に付け,安全かつ適正に実施しなければならない.さらに,ボツリヌス毒素療法は様々な診療科において実施されているため,それぞれの領域での専門知識の習得も必要不可欠である.
そこで,ボツリヌス毒素療法を診療科ごとに取り上げ,手技・コツ・禁忌事項などを盛り込むとともに,写真・イラストを用いて多数の症例をわかりやすく解説したシリーズを企画するに至った.総監修者としては,まずシリーズ構成を決定し,各巻診療科別にその領域の第一人者の先生方に編集をお願いした.
今回発刊された『痙縮のボツリヌス治療―脳卒中リハビリテーションを中心に―』はその第六弾である.
本書が有効に活用され,ボツリヌス毒素療法の発展に寄与することを心より祈願している.
2010年12月
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部感覚情報医学講座
臨床神経科学分野(神経内科)
教授 梶 龍兒

【目次】
総監修の言葉
 ………………………………………梶 龍兒
編集にあたって
 ………………………………………木村彰男
執筆者一覧

第1章 リハビリテーションにおける痙縮
 ………………………………………大田哲生,木村彰男
  1 はじめに
  2 痙縮の功罪
  3 痙縮の治療
  4 ボツリヌス治療
  5 注射治療の問題点

第2章 痙縮の病態生理
 ………………………………………正門由久
  1 痙縮
  2 痙縮の病態生理
  3 痙縮による運動障害の本態
  4 まとめ

第3章 痙縮の診断(電気生理学的手法を中心に)
 ………………………………………鏡原康裕
  1 筋緊張の亢進状態
  2 伸張反射回路
  3 H反射
  4 H反射回復曲線
  5 相反性抑制
  6 シナプス前抑制
  7 post-activation depression
  8 反回抑制
  9 Ib抑制
  10 痙縮の定量的評価および診断

第4章 痙縮の治療
 1.薬物療法
 ………………………………………菊地尚久
  1 主な筋弛緩薬
  2 各筋弛緩薬の作用,副作用,用法・用量,臨床成績
 2.物理療法
 ………………………………………菊地尚久
  1 温熱療法
  2 寒冷療法
  3 電気刺激療法
  4 光線療法
 3.装具
 ………………………………………村岡香織,野田幸男
  1 痙縮抑制を目的とした装具療法の適応
  2 装具による痙縮抑制のメカニズム
  3 装具療法の実際
 4.フェノールブロック
 ………………………………………村岡香織,野田幸男
  1 フェノールブロックとは
  2 フェノールブロックの対象
  3 フェノールブロックの作用機序
  4 フェノールブロックの禁忌・毒性・副作用
  5 フェノールブロックの施行方法
  6 フェノールブロックの適応
 5.ボツリヌス療法
 ………………………………………阿部玲音,大田哲生,木村彰男
  1 ボツリヌス毒素
  2 ボツリヌス療法の適応
  3 ボツリヌス療法における禁忌
  4 副作用・有害事象
  5 痙縮に対するボツリヌス療法の施行
  6 おわりに

第5章 脳卒中における痙縮
 1.評価
 ………………………………………生駒一憲
  1 機能障害の評価
  2 日常生活動作(activities of daily living;ADL)の評価
 2.ボツリヌスによる治療
 1)治療の実際
 ……………………………………… 阿部玲音,大田哲生,木村彰男
  1 適応の選択と投与部位の決定
  2 ボツリヌス療法施行前の準備
  3 ボツリヌス療法の施行手技
  4 施療後の注意点
  5 おわりに
 2)上肢における効果
 ………………………………………川手信行,水間正澄
  1 はじめに
  2 脳卒中上肢痙縮の特徴
  3 上肢痙縮に対するボツリヌス治療の実際
  4 上肢痙縮に対する効果について
  5 おわりに
 3)下肢における効果
 ………………………………………殷 祥洙,安保雅博
  1 概略
  2 症候
  3 手技
  4 成績
  5 まとめ
 3.最近の文献レビュー
 ………………………………………中馬孝容
  1 はじめに
  2 痙縮のコントロールの目的
  3 痙縮による治療の進め方
  4 ボツリヌス毒素注射以外の治療について
  5 ボツリヌス毒素注射を用いた上肢痙縮の治療の効果について
  6 下肢痙縮に対するボツリヌス毒素注射に関する報告
  7 ボツリヌス毒素注射と他の治療法との併用による治療効果の検討
  8 おわりに

索引


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運動療法学テキスト
発行年月2010年12月
【内容】
運動療法は,理学療法の中でも重要な位置を占め,整形外科疾患,中枢神経疾患,内部障害等,対象は広い.本書は,運動療法を理解する上に必要な運動と身体機能に重点を置き,姿勢変化が身体機能に及ぼす影響,運動が身体に及ぼす影響,運動時の各身体機能の調節等をわかりやすく解説し,基本的な運動療法の実践については「演習課題」にまとめた.
【目次】
第I部 運動療法総論
1 運動療法とは
 A 定義・歴史・目的・対象
  1 定義
  2 歴史
  3 目的
  4 対象
 B 運動の手段,方法
  1 力源による分類
   a.筋収縮の有無による分類
   b.実施者による分類
  2 筋収縮・弛緩相による分類
 C 運動療法の分類
  1 治療訓練
   a.個別的治療訓練(機能個別訓練)
   b.複合的運動療法(治療訓練)
  2 機能(統合)訓練(複合基本動作訓練)
 D 運動療法の特性と実施主体
  1 運動療法の特性
  2 実施主体
 E 運動療法の禁忌
  1 一般的禁忌事項
  2 禁忌事項(理学療法士が招く禁忌事項)
 F インフォームドコンセント(説明と同意)
  1 インフォームドコンセントとは
  2 インフォームドコンセントの歴史
   a.始まりは米国
   b.日本では
  3 インフォームドコンセントの原則
  4 インフォームドコンセントが困難な場合
  5 インフォームドコンセントの実際
2 運動の必要性と効果
 A 運動の必要性
  1 運動が生理機能に及ぼす影響
   a.運動は筋収縮によって起こる
   b.運動と生理機能との関係
  2 生理機能面からみた運動の必要性
 B 運動の効果
  1 運動の効果
   a.自覚的効果
   b.他覚的効果
  2 二次的障害の予防
   a.二次的障害とは
   b.廃用症候群
   c.過用症候群
   d.誤用症候群
3 運動療法の順序
 A 運動療法の開始
  1 開始の基準
 B 運動療法と姿勢変換
  1 姿勢変換と循環調節
  2 姿勢・動作の選択
 C 運動療法の進め方と内容
  1 抗重力位姿勢への変換
  2 筋収縮を伴う運動
   a.筋力増強
   b.持久力・持久性向上
   c.運動の協調性改善
   d.神経筋再教育
  3 筋収縮を伴わない運動
  4 基本動作とADL
  5 補装具の検討と活用
4 実習1:リラクセーションテクニック
 A ストレスとリラクセーション
 B リラクセーションの評価
 C リラクセーションテクニック
  1 リラクセーションテクニックの共通性
  2 呼吸法
  3 漸進的弛緩法
  4 自律訓練法
  5 ストレッチング
  6 身体運動
  7 バイオフィードバック
  8 マッサージ
  9 その他
5 トレーニングの基礎的原理
 A 安全管理
  1 対象者(患者)情報の把握
  2 実施場所
   a.ベッドサイド(急性期)
   b.ベッドサイド(その他)
   c.運動療法室
 B ストレスと適応
  1 ストレス学説
  2 全身適応症候群
  3 特異的要求と特異的反応
 C トレーニングの基礎理論
  1 過負荷の原則
  2 個別性の原則
  3 漸進性の原則
  4 継続性の原則
  5 自覚性の原則
  6 超回復
 D 運動処方
第II部 運動のメカニズムと基本的運動療法
運動器系の基礎と運動療法(1)
6 関節の機能と障害
 A 骨の構造と機能
  1 骨の発生様式
   a.膜内骨化
   b.内軟骨性骨化
  2 骨の肉眼的構造
  3 骨の組織構造
  4 骨の血管
  5 骨の代謝
  6 骨の支配神経
  7 骨の細胞外基質
  8 骨膜と骨内膜
  9 骨形成
 B 骨の細胞成分
  1 骨の細胞
   a.骨芽細胞
   b.骨細胞
   c.破骨細胞
  2 骨の再構築(リモデリング)
 C 軟骨の構造と機能
  1 軟骨の構造
  2 軟骨の成長
  3 軟骨の機能
 D 骨,軟骨の障害と修復
  1 骨の維持と修復
  2 骨折の治癒過程(骨の修復)
   a.炎症期
   b.修復期
   c.再造形期(骨改変期)
  3 骨折の種類
   a.原因による分類
   b.外力の方向による分類
 E 関節の機能と障害
  1 関節の構造と機能(結合織を含む)
   a.関節の分類
  2 身体とてこ機構
  3 身体の面と運動軸
  4 関節の種類
  5 関節の動き
  6 関節の構造
   a.骨格筋の付着部
   b.靱帯
   c.関節唇
   d.関節円板と関節半月(半月板)
 F 四肢の動きと関節運動
  1 関節運動の種類
  2 凹凸の法則
   a.凹の法則
   b.凸の法則
 G 関節の障害と対策
  1 関節可動域(ROM)制限因子と最終域感
  2 関節拘縮と関節強直
  3 関節拘縮の分類
  4 障害予防の対策

7 関節可動域訓練
 A 関節可動域訓練とは
  1 関節可動域訓練の目的と意義
  2 関節可動域訓練に用いる運動
 B 維持を目的とした関節可動域訓練
  1 維持を目的とした関節可動域訓練の種類
   a.他動的関節可動域訓練
   b.自動介助的関節可動域訓練
   c.自動的関節可動域訓練
  2 関節可動域訓練の基本
  3 関節可動域訓練の禁忌および注意点
   a.禁忌
   b.注意点
 C 改善を目的とした関節可動域訓練(伸張訓練)
  1 関節可動域制限
   a.他動的関節可動域制限
   b.自動的関節可動域制限
  2 拘縮と強直
   a.拘縮
   b.強直
  3 改善を目的とした関節可動域訓練(伸張訓練)
  4 関節構成体(関節包,靱帯)が原因の拘縮に対する伸張訓練
   a.関節の位置
   b.関節包内運動
   c.伸張訓練の基本
  5 関節周囲(筋,腱,皮膚など)の軟部組織が原因の拘縮に対する伸張訓練
   a.他動的伸張訓練
   b.他動的伸張訓練の基本(徒手による伸張訓練の場合)
   c.自動的伸張訓練
  6 伸張訓練の禁忌および注意点
   a.禁忌
   b.注意点
8 実習2:運動療法による関節可動域の維持と改善
 A オリエンテーション
  1 オリエンテーションの目的と意義
  2 オリエンテーションのポイント
 B 維持を目的とした関節可動域訓練の実際
  1 他動的関節可動域訓練
   a.理学療法士による他動的関節可動域訓練
   b.患者による他動的関節可動域訓練
   c.機器による他動的関節可動域訓練
 C 改善を目的とした関節可動域訓練(伸張訓練)
  1 理学療法士による他動的伸張訓練
   a.関節構成体(関節包,靱帯)が原因の拘縮に対する伸張訓練
   b.関節周囲(筋,腱,皮膚など)の軟部組織が原因の拘縮に対する伸張訓練
   c.器械器具を用いた伸張訓練(長時間伸張法)
運動器系の基礎と運動療法(2)
9 筋の機能と障害
 A 骨格筋の構造と機能
  1 骨格筋の構造
   a.筋線維
   b.筋膜
   c.骨格筋線維タイプ
   d.興奮収縮連関
   e.筋紡錘と腱紡錘
 B 筋収縮の種類
  1 等尺性収縮
  2 等張性収縮
  3 等速性収縮
 C 筋の損傷と修復
  1 筋線維の壊死
  2 筋の修復
 D 筋萎縮
  1 定義
  2 原因
  3 構造と機能の変化
  4 運動療法の注意点
 E 筋出力と疲労
 F 神経障害分類別筋出力と維持・増強効果
  1 中枢神経障害
   a.脳損傷
   b.脊髄損傷
  2 末梢神経障害
  3 神経筋接合部障害
10 筋力増強訓練
 A 筋力増強訓練の目的
 B 筋力増強訓練の効果
  1 筋力を決定する因子
   a.形態要因(筋肥大)
   b.神経要因
  2 筋力増強のメカニズム
 C 筋力増強訓練の基本原則
  1 過負荷の原則
   a.運動の強度
   b.運動の持続時間
   c.運動の頻度
   d.運動の期間
  2 特異性の原則
 D 筋力に影響を及ぼす因子
  1 筋断面積
  2 筋形状
  3 筋線維のタイプ
  4 性差
  5 年齢
  6 筋の長さ
   a.長さ-張力曲線
  7 関節角度
  8 運動速度
  9 中枢神経系の興奮水準(覚醒状態,かけ声効果など)
11 疼痛
 E 筋力増強訓練の各種方法論
  1 等張性運動による筋力増強
   a.漸増抵抗運動
   b.漸減抵抗運動
  2 等尺性運動による方法
   a.ヘッティンガー,ミューラーらの方法
   b.ローズ法(短時間最大運動)
  3 等速性運動による方法
 F 筋力増強訓練実施上の留意事項
  1 確実な効果を得るために
  2 安全に実施するために
11 実習3:運動療法による筋力の維持と増強
 A 情報収集
  1 安全管理
  2 準備
 B 評価
  1 徒手筋力テスト
  2 視診,触診
  3 四肢周径の計測
  4 問診,動作観察
  5 筋力測定機器
 C 訓練の実施
  1 等尺性運動による筋力増強訓練の実習
  2 等張性運動による筋力増強訓練の実習
  3 等速性運動による筋力増強訓練の実習
  4 閉鎖性運動連鎖(CKC)による筋力増強訓練の実習
12 筋持久力増強訓練
 A 筋持久力とは
  1 理学療法における筋持久力
  2 瞬発力と筋持久力
  3 全身持久力と筋持久力
 B 筋持久力を決定する要因
  1 筋内の貯蔵エネルギー源
  2 筋への酸素運搬能力,筋酸素摂取量
  3 神経系の機能
 C 筋持久力に影響を与える因子
 D 筋持久力の評価
  1 パフォーマンスを用いる方法
   a.静的筋持久力
   b.動的筋持久力
  2 測定機器を用いる方法
 E 筋持久力増強訓練
  1 訓練の原則
   a.過負荷の原則
   b.特異性の原則
   c.継続性の原則
  2 訓練の実際
   a.負荷の大きさ
   b.負荷時間
   c.負荷頻度
 F 筋持久力増強訓練によって起こる骨格筋の変化
 G 病院や施設における筋持久力増強訓練
 H 健常者における筋持久力増強訓練
運動器系の基礎と運動療法(3)
13 協調性運動:神経系の機能と障害
 A 中枢神経と末梢神経
  1 中枢神経の構造と機能
   a.脳
   b.脊髄
  2 末梢神経の構造と機能
   a.体性神経系
   b.主要な脊髄神経
   c.自律神経系
 B 随意運動と不随意運動
  1 上位運動ニューロン
  2 下位運動ニューロン
  3 運動の制御中枢
 C 自律神経系の働き
  1 自律神経系の作用
  2 運動と自律神経活動
 D 運動の学習
 E 神経の損傷と修正
  1 末梢神経損傷
   a.一過性神経伝導障害
   b.軸索断裂
   c.神経断裂
  2 自律神経の障害
  3 中枢神経損傷
14 協調性訓練
 A 協調運動とは
 B 協調運動にかかわる各器官の機能と役割
  1 感覚入力
  2 運動出力と調節
 C 運動制御・学習における神経生理学的メカニズム
  1 小脳における知覚-運動学習
  2 小脳によるフィードフォワード運動制御
 D 臨床でみられる障害像の分類とその特徴
  1 協調性に影響を与える要因
   a.神経系の病理的変化
   b.求心情報の低下・欠如
   c.筋力低下,筋緊張異常
   d.関節の機械的障害
   e.疼痛,スパズム
 E 協調性訓練:理学療法による介入
  1 視覚代償による訓練
   a.フレンケル体操
  2 固有受容器を刺激する訓練
   a.弾性緊迫帯
   b.重錘負荷
   c.PNF(固有受容性神経筋促通法)
   d.動的関節制動訓練(DYJOC)
  3 運動学習を基盤とする訓練
運動の全身的影響と運動療法(1)
15 運動と呼吸
 A 呼吸器系の働き
  1 胸郭の構造
  2 呼吸筋
   a.安静時呼吸筋
   b.深呼吸,努力性呼吸筋
  3 呼吸の目的
  4 肺の呼吸機能
   a.換気(第一の要素)
   b.拡散(第二の要素)
   c.肺循環(第三の要素)
  5 呼吸器と呼吸運動
  6 肺と換気
   a.肺気量分画
   b.肺活量と残気量
   c.換気量と換気率
   d.1秒量と1秒率
   e.ガス交換のしくみ
   f.呼吸商
  7 腹式呼吸と胸式呼吸
  8 呼吸と姿勢など
 B 呼吸運動の調節
  1 呼吸の神経性調節
  2 呼吸の化学的調節(O2,CO2の影響)
  3 呼吸における訓練効果
 C 運動と呼吸調節
  1 化学的緩衝系
  2 肺による緩衝系
  3 腎による緩衝系
  4 代謝性・呼吸性アシドーシス
  5 代謝性・呼吸性アルカローシス
  6 運動の種類と換気量
 D 運動時の酸素摂取
   a.酸素消費量
   b.酸素摂取量と心拍数の関係
   c.運動時の酸素需要量と酸素摂取量
   d.酸素負債と定常状態
   e.酸素消費量と換気
 E 運動が呼吸に及ぼす影響
16 呼吸訓練
 A 基本的な呼吸機能障害と運動療法
  1 呼吸機能の障害とは?
  2 基本的な呼吸機能障害
  3 必要な運動療法
   a.換気が不十分な場合
   b.ガス交換機能が不十分な場合
 B 呼吸パターン
 C 評価の視点
17 実習4:運動療法による呼吸障害の改善
 A 腹式呼吸と口すぼめ呼吸
  1 腹式呼吸
  2 口すぼめ呼吸
 B 呼吸筋トレーニング
  1 吸気筋のトレーニング
  2 呼気筋のトレーニング
 C シルベスター法
運動の全身的影響と運動療法(2)
18 運動と循環
 A 循環器系の働き
  1 酸素の運搬と心機能
  2 加齢と不動の影響
   a.加齢の影響
   b.安静臥床の影響
  3 循環器系の調節
   a.受容体と求心性神経経路
   b.心臓中枢
   c.遠心性神経経路
   d.効果器
   e.体温
  4 心拍動とその調節
   a.心臓の自律性
   b.自律神経
   c.種々の心臓反射
   d.体液性調節
  5 血圧とその調節
 B 運動と循環調節
  1 運動と心拍数
   a.運動強度と心拍数の関係(フィックの式)
   b.運動に対する心拍数の経過
  2 運動時の循環動態
   a.心拍数の変動
   b.心拍出量の変動
   c.血流配分
   d.血圧の変動
   e.加齢と不動の影響
19 全身調整訓練(1) 運動と循環
 A 起立の意義を考える
  1 全身調整訓練
  2 心理的効果
  3 循環器系への刺激
  4 腎機能への効果
  5 呼吸機能への効果
  6 筋,骨,関節,皮膚への効果
 B 起立性低血圧の定義
  1 低血圧と起立性低血圧
  2 低血圧と起立性低血圧の分類
  3 体位変換試験
  4 起立性低血圧を引き起こす要因
   a.高血圧症
   b.糖尿病
   c.薬剤
   d.神経疾患
   e.食後
 C 起立不能な人をどうやって立位あるいは歩行させるか
  1 前処置
  2 ギャッチベッドによる座位
  3 ティルトテーブル(斜面台)
  4 装具・ハーネス使用
20 実習5:姿勢変化と生体反応の実際
 A 全身調整ティルトテーブルの使用方法と対象
  1 使用方法
  2 対象
 B ティルトテーブルによる起立負荷
  1 緊迫帯・腹帯の影響
  2 血圧と心拍数の測定
   a.器具
   b.手順
 C ギャッチアップベッドを用いた段階的座位負荷
  1 血圧と心拍数の測定
   a.器具
   b.手順
 D 長下肢装具を用いた起立・歩行訓練
   a.器具
   b.手順
運動の全身的影響と運動療法(3)
21 運動とエネルギー代謝
 A 運動とエネルギー
  1 栄養素
   a.糖質
   b.脂質
   c.蛋白質
  2 代謝経路
   a.ATP-CP経路
   b.解糖系
   c.有酸素系
  3 エネルギー代謝
   a.基礎代謝量
   b.安静時エネルギー代謝
   c.労作時エネルギー代謝,エネルギー代謝率,代謝当量
 B 運動形態とエネルギー代謝
  1 運動の種類
  2 運動時間とエネルギー供給機構
 C 持久的運動
  1 持久力の概念
  2 持久力と疲労
  3 持久力増強訓練(強さ・時間・変化[頻度])
22 運動と物質代謝
 A 水分・電解質代謝
  1 運動時の水分および電解質代謝のしくみと動態
  2 運動時の体温調節と発汗
   a.熱放散の手段
   b.運動時の体温調節
  3 運動時の脱水と水分補給
  4 運動時の腎機能
  5 発汗と自律神経機能
 B 運動と糖質・脂質・蛋白代謝
  1 運動時の糖質代謝
  2 運動時の脂質代謝
  3 運動時の蛋白代謝
23 全身調整訓練(2) 運動と代謝
 A 運動に対する生体反応
  1 心拍数
  2 心拍出量
   a.1回拍出量
   b.分時拍出量
  3 トレーニング効果(運動継続による心拍,心拍出量の変化)
  4 血圧
   a.運動が血圧に及ぼす影響
  5 呼吸
   a.換気量(VE)
   b.酸素摂取量(VO2)
   c.最大酸素摂取量(VO2 max)
  6 SpO2
 B 運動の種類による生体反応の違い
  1 静的運動
   a.静的運動(等尺性収縮)のメリット
   b.静的運動のデメリット
  2 動的運動
   a.動的運動(等張性・等速性収縮)のメリット
   b.動的運動のデメリット
 C 運動としての歩行
  1 全身調整訓練
   a.有酸素運動としての歩行
   b.心拍数を指標とした運動強度
  2 歩行を取り入れた運動療法の効果
   a.歩行の運動処方(有酸素運動として)
  3 疲労
   a.筋疲労の原因
 D 起立の意義
   a.安静(長期臥床)が及ぼす害
   b.安静の害の予防法
24 実習6:運動療法による持久力の維持と改善
 A 歩行(トレッドミル)による運動療法
  1 トレッドミル歩行の特徴
   a.メリット
   b.デメリット
  2 運動開始前のメディカルチェック
  3 運動中止基準
  4 歩行による全身持久力向上を目的とした運動処方
 B エルゴメータでの生体反応(上肢,下肢の違い)
  1 エルゴメータの特徴
  2 上肢エルゴメータと下肢エルゴメータの生体反応の相違
第III部 複合的な運動療法
25 疾患別の運動療法(治療体操)
 A 姿勢保持改善に対する体操
  1 ウィリアムス体操(腰痛)
   a.概念
   b.目的
   c.ウィリアムスの姿勢体操
   d.その他
  2 ベーラー体操(脊椎圧迫骨折)
   a.概念
   b.目的
   c.ベーラー体操
   d.その他
  3 クラップ体操(脊柱側彎症)
   a.概念
   b.目的
   c.クラップ体操
   d.その他
 B 失調改善に対する体操
  1 フレンケル体操(失調症)
   a.概念
   b.目的
   c.フレンケル体操
   d.その他
 C 末梢血管障害改善に対する体操
  1 バージャー体操(下肢末梢循環障害)
   a.概念
   b.目的
   c.バージャー体操
 D 肩障害改善に対する体操
  1 コッドマン体操(肩関節周囲炎)
   a.はじめに
   b.概念
   c.その他

26 神経筋再教育
 A 神経筋再教育とは
  1 定義
  2 治療の主眼
  3 原理および方法
  4 神経筋再教育に必要な基本的条件
 B 神経生理学的アプローチ
  1 定義
  2 神経生理学的アプローチの共通性
  3 促通と抑制
   a.促通
   b.抑制
  4 諸家の理論
 C 固有受容性神経筋促通法
  1 基本的な考え方
  2 固有受容器とは
  3 治療手技
   a.PNF運動パターン
   b.PNF運動開始肢位
   c.筋の伸張
   d.抵抗と用手接触
   e.関節の牽引と圧縮
   f.正常なタイミング
   g.口頭指示と視覚刺激
   h.特殊テクニック
 D ボバース概念
  1 基本的な考え方について
  2 治療原則
 E 神経生理学的アプローチの理論と課題について
27 水中運動療法
 A 水の特性
  1 浮力
  2 水圧
   a.静水圧
   b.動水圧・抵抗
 B 水中運動の運動生理学
  1 安静時の身体変化
  2 運動時の身体変化
 C 水中での姿勢・運動制御
  1 姿勢制御
  2 運動制御
   a.運動感覚への影響
   b.運動単位の活動様式への影響
 D 水中運動療法の目的と効果
  1 水中運動療法とは
  2 水中運動療法の効果
  3 適した環境
   a.設備
   b.水の温度,室温
  4 運動時間と頻度
  5 適応
  6 運動処方時の注意,リスク管理
 E 水中運動療法の具体的方法論
  1 筋力トレーニング
  2 水中歩行,走行
  3 ハリヴィック法
  4 バード-ラガツ法(水中PNF)
  5 ワッツ法(WATSU:water shiatsu 法)
第IV部 機能(統合)訓練
28 機能(統合)訓練の位置づけ
 A 運動療法
  1 運動療法の機能別分類
   a.治療訓練
   b.機能(統合)訓練
  2 機能(統合)訓練の位置づけ
 B 機能(統合)訓練
  1 機能(統合)訓練
  2 機能(統合)訓練の原則
   a.基本動作における運動パターンと機能(統合)訓練の原則
   b.代償運動
  3 機能(統合)訓練の基礎的運動練習
   a.マット上での運動練習
   b.車いす(あるいは車いす駆動)運動練習
   c.歩行
   d.機能(統合)訓練の各相とADL
  5 機能(統合)訓練の実際
   a.臥位基本動作
   b.起座基本動作
   c.座位,膝立ち保持基本動作
 C 座位移動,四つ這い移動
 D 起立基本動作
  1 他動的起立
  2 介助による起立(介助)
  3 自動的起立
 E 立位保持基本動作(立位バランスの獲得)
 F 歩行基本動作
  1 平行棒内歩行
  2 平行棒外歩行
  3 階段昇降
  4 応用歩行
  5 機能(統合)訓練とADLの関係
   a.運動と動作
   b.機能(統合)訓練の運動練習項目
   c.機能(統合)訓練とADLの関係
 G ADL
  1 ADLプログラムの目的
  2 ADLの指導
29 障害別機能(統合)訓練(1) 片麻痺
 A 脳血管障害の病型
  1 脳内出血
  2 脳梗塞
  3 クモ膜下出血
 B 脳血管障害の主な症状
  1 運動障害
  2 感覚障害
  3 意識障害
  4 筋緊張の異常
  5 言語障害
  6 摂食・嚥下障害
  7 失認
  8 失行
  9 排尿・排便障害
 C 理学療法における主な評価
  1 理学療法評価前の事前情報収集
   a.処方箋から
   b.病棟カルテから
   c.患者への挨拶と情報収集から
  2 理学療法評価
   a.バイタルサイン
   b.症状の総合的評価
   c.運動機能検査
   d.感覚検査
   e.関節可動域(ROM)テスト
   f.筋緊張
   g.四肢長,周径
   h.バランス
   i.失行,失認,失語,注意,記憶,見当識などの高次脳神経検査
   j.基本的姿勢・動作の評価,ADL・APDL評価
 D 運動療法の基本的考え方
  1 発症後早期リハビリテーション中のリスクおよび注意
  2 廃用症候群の予防
   a.良肢位保持
   b.関節可動域訓練
   c.体位変換,褥瘡予防
   d.筋力トレーニング
   e.呼吸循環機能トレーニング
   f.精神活動活性化
  3 日常生活活動(ADL),日常生活関連動作(APDL)訓練
  4 基本的姿勢,動作訓練
  5 喪失した運動機能の回復(麻痺側機能回復トレーニング)
 E 片麻痺者の基本的姿勢動作訓練の考え方
  1 訓練の知識の調整
  2 訓練の難易度調整
  3 訓練結果の調整
30 実習7:片麻痺者の基本的動作訓練
 A 片麻痺者の基本的姿勢,動作訓練の実際
  1 ベッド上での移動
  2 寝返り(背臥位から側臥位へ)
   a.麻痺側への寝返り
   b.非麻痺側への寝返り
  3 起き上がり(ベッド上)
  4 ベッドでの座位
  5(ベッドやいすからの)立ち上がり
  6 床からの立ち上がり(数例のみあげる)
  7 立位
  8 移乗(車いすとベッド間の移乗)
  9 車いす駆動(普通型の車いすを使用)
□10 歩行
31 障害別機能(統合)訓練(2) 対麻痺・四肢麻痺
 A 対麻痺,四肢麻痺者の疫学
 B 随伴症状と合併症
  1 自律神経障害について
  2 随伴症状
   a.運動障害
   b.感覚障害
   c.呼吸障害
   d.循環器障害
   e.消化器障害
   f.自律神経過反射(自律神経過緊張反射)
   g.体温調節障害
   h.膀胱・直腸障害
  3 合併症
   a.褥瘡
   b.関節拘縮
   c.疼痛
 C 評価(四肢麻痺者と対麻痺者の分類)
  1 身体的評価
   a.理学療法評価
   b.フランケルの分類
   c.ザンコリーの分類
   d.ASIAの評価および機能障害スケール
   e.その他
  2 社会的評価
 D 運動療法の流れ
  1 急性期
   a.四肢麻痺者の急性期(受傷後から3ヵ月)
   b.対麻痺者の急性期(受傷から2週間)
  2 回復期
  3 慢性期
 E 対麻痺,四肢麻痺者の運動特性について
  1 髄節別運動機能の特徴
  2 慢性期以降の二次的合併症について
32 実習8:対麻痺・四肢麻痺者の基本的動作訓練
 A ベッド上動作
  1 寝返り
   a.対麻痺者の動作
   b.四肢麻痺者の動作
  2 起き上がり
   a.対麻痺者の動作
   b.四肢麻痺者の動作
  3 座位
   a.対麻痺者の動作
   b.四肢麻痺者の動作
  4 プッシュアップ
   a.対麻痺者の動作
   b.四肢麻痺者の動作
 B 移乗動作
  1 車いすとベッド間の移乗
   a.対麻痺者の動作(側方からの移乗)
   b.四肢麻痺者の動作(正面からの移乗)
 C 車いす操作
  1 車いす駆動に必要な機能
  2 車いす駆動動作
   a.対麻痺者の動作
   b.四肢麻痺者の動作
  3 車いす駆動の指導方法
   a.キャスター上げ(介助方法も含む)
   b.段差移動(介助方法も含む)
  4 歩行
参考文献
索引


icon icon エッセンシャル・キネシオロジー発行年月2010年10月
【内容】
名著“Kinesiology of the Musculoskeletal System”(日本語訳「筋骨格系のキネシオロジー」)の図を多数用いてキネシオロジーのエッセンスを凝縮した,骨・筋・関節それぞれの解剖とその生体力学とを相互に関連付けながら学べる一冊.障害と運動学との関係を示す臨床例も豊富に掲載.PT・OT・柔整師を目指す学生から臨床家まで,基礎から臨床を横断して理解できる必携の書.
【目次】
Kinesiology of the Musculoskeletal System
Paul Jackson Mansfield , Donald A.Neumann
第1章 キネシオロジーの基本原理
第2章 関節の構造と機能
第3章 骨格筋の構造と機能
第4章 肩複合体の構造と機能
第5章 肘・前腕複合体の構造と機能
第6章 手関節の構造と機能
第7章 手の構造と機能
第8章 脊柱の構造と機能
第9章 股関節の構造と機能
第10章 膝関節の構造と機能
第11章 足関節と足部の構造と機能
第12章 歩行のキネシオロジー
第13章 咀嚼と換気のキネシオロジー
牽引


icon icon ファンクショナルトレーニング 機能向上と障害予防のためのパフォーマンストレーニング
発行年月2010年9月
【内容】
近年,注目の集まるファンクショナルトレーニングについて,これから学ぶトレーニング指導者のために,その手法をわかりやすく解説したテキスト.ファンクショナルトレーニングの基礎的な内容から,各部位ごとのアセスメントからプログラミング,トレーニングの実践が盛り込まれている.付録DVDには,本書掲載のアセスメントとトレーニングの一部を収載.文字と写真では伝わりにくい「動作」について,具体的に習得することができる.本邦のファンクショナルトレーニングの実践を牽引するトップトレーナー3名による詳細でわかりやすい実践書.
【目次】
I ファンクショナルトレーニングとは
 A 動作の重要性
 B ファンクショナルトレーニングの定義
 C ファンクショナルトレーニングの5原則
  1 重力(gravity)を利用する
  2 分離(dissociate)と協同(integrate)
  3 キネティックチェーン(kinetic chain)
  4 3面運動(3 dimension movement pattern)
  5 力の吸収(loading)と力の発揮(unloading)
 D ファンクショナルトレーニングの基礎知識—アナトミカルキネシオロジー—
  1 軟部組織(筋)の機能と働き
  2 関節運動を含めたバイオメカニクス
  3 神経系統の働き
II ファンクショナルトレーニングのプログラミング
 A プログラミングの基礎
 B ファンクショナルアセスメント
  1 オーバーヘッドスクワットテスト Overhead Squat(OH SQ) Test
  2 シングルレッグスクワットテスト Single Leg Squat(SL SQ) Test 
  3 ハードルステップテスト Hurdle Step Test 
  4 インラインランジテスト In Line Lunge Test 
  5 シングルレッグブリッジテスト SL Bridge with Abduction Test 
 C トレーニングの期分け
  1 スタビリティ・モビリティ期 
  2 ストレングス期  
  3 パワー期  
 D トレーニングの流れ
  1 フレキシビリティエクササイズ 
  2 スタビリティエクササイズ  
  3 コアエクササイズ 
  4 ストレングスエクササイズ 
 E エクササイズの難易度の漸増方法
  1 支持面(base of support)を変化させる 
  2 重心の位置(center of gravity)を変化させる 
  3 ファンクションナルトレーニングで使用する主な用具 
III 上肢のファンクショナルトレーニング
 A 上肢のファンクショナルトレーニングの基礎
  1 肩甲帯の機能的役割  
  2 肩甲帯の機能低下を引き起こす要因とそのメカニズム 
 B 上肢の解剖学的運動機能
  1 肩甲帯 
  2 肩関節 
 C 上肢のファンクショナルアセスメント
  1 ポスチャアセスメント 
  2 モビリティ&スタビリティアセスメント 
 D 上肢のファンクショナルトレーニングのプログラミング
  1 上肢筋群のフレキシビリティ改善  
  2 肩甲帯のストレングスとスタビリティ改善 
  3 肩関節のストレングスとスタビリティ改善 
 E 上肢のファンクショナルエクササイズ
  1 上肢筋群のフレキシビリティエクササイズ  
  2 肩甲帯のストレングスとスタビリティエクササイズ 
  3 肩関節のストレングスとスタビリティエクササイズ 
  4 胸部のストレングスエクササイズ  
  5 背部のストレングスエクササイズ 
  6 肩のストレングスエクササイズ  
IV 体幹のファンクショナルトレーニング
 A 体幹のファンクショナルトレーニングの基礎
 B 体幹の解剖学的運動機能
 C 体幹のファンクショナルアセスメント
  1 フロントブリッジシングルアームテスト Front Bridge(FB) Single Arm(SA)
   Test
  2 フォーポイントスクワットテスト 4Points(pt) Squat(SQ) Test 
  3 スタンディングソアステスト Standing Psoas Test  
  4 フォーポイントヒップエクステンションニーフレクションテスト 4pt Hip Extension
   (Ext)
   with Knee Flexion(Flex) Test  
 D 体幹のファンクショナルトレーニングプログラム
 E 体幹のファンクショナルエクササイズ
  1 フォーポイントトランクローテーション 4pt Trunk Rotation(Rot) 
  2 ペルビッククランチ Pelvic Crunch 
  3 ペルビックムカデ Pelvic MUKADE 
  4 体幹トレーニングの基本ポジション 
V 下肢のファンクショナルトレーニング
 A 下肢のファンクショナルトレーニングの基礎
 B 下肢の解剖学的運動機能
 C 下肢のファンクショナルアセスメント
 D 下肢のファンクショナルトレーニングのプログラミング
 E 下肢のファンクショナルエクササイズ
  1 下肢のフレキシビリティ,モビリティ,スタビリティトレーニング  
  2 下肢のストレングスエクササイズ  
  3 下肢のパワーエクササイズ 
(付録DVDについて:付録DVDには,ファンクショナルトレーニングを理解していただくために,本書に掲載されているアセスメントとエクササイズの一部を収載しております)
牽引

icon icon 脳卒中の治療・実践神経リハビリテーション発行年月2010年9月
【内容】
脳卒中は死因こそ現在第3位ですが、寝たきりや、要介護の最も多い原因となっている疾患です。治療には総医療費の1割弱が費やされ、入院して治療を受けている患者はがん疾患の1.5倍、心臓病の3.5倍にも及び、国民病ともいうべき病気です。脳卒中を起こすと、患者はたとえ死に至らなくても運動障害、認知機能障害などの後遺症に苦しみ、家族には精神的にも経済的にも大きな負担が掛かって、家庭崩壊にも直結しうる大きな社会問題です。脳卒中の患者数は、現在280万人弱と推測され、人口の高齢化に伴って更に増加しつづけると予測されています。
 欧米では、脳卒中のことを「ストローク(神の一撃)」と呼び、「人の力ではどうしようもない運命」とあきらめていました。それが、CTやMRIなどの診断技術の進歩、t-PAによる血栓溶解療法などの新しい治療法、あるいは脳卒中専門病棟「(ストローク・ユニット)の登場」あるいは発症早期からの積極的なリハビリテーションによって「治せる」病気に変貌し、「治る」イメージの強い「ブレイン・アタック」と呼ばれることが多くなりました。これらの新技術の中でも、神経科学の新たな知見に基づくリハビリテーションは、強力な戦力の1つです。本書がその普及の一助となることを願ってやみません。
 なお、われわれは脳卒中診療における新技術を普及し、脳卒中対策を一層充実させるには、脳卒中対策の法制化、すなわち「脳卒中対策基本法」(仮称)の制定が必要と考え、既にその原案を提案して運動を展開しています。ぜひ皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます
【目次】
1章 日本におけるボバース概念の導入と発展 梶浦 一郎
我が国の医学的リハビリテーションとボバース概念との出会い
聖母整肢園の開設
ボバース記念病院の開設
2章 ボバース概念と治療原則 紀伊 克昌
ボバース概念の誕生
RIPとボバース体操からの脱皮
成人疾患分野向け「片麻痺の評価と治療」
ボバース夫妻以降
脳卒中後遺症者へのリハビリテーション治療原則
3章 脳血管障害の病態と治療 岡崎 知子・柳原 武彦
脳梗塞
脳出血
クモ膜下出血
4章 脳卒中地域リハビリテーション: 中山 博文
stroke unit における急性期・回復期リハビリテーションと地域における維持期リハビリテーション
SU の歴史的発展
Stroke Unit とは
デンマークのSU :ビスパニア病院における脳卒中ケア
Stroke Unitの効果
Stroke Unitの効果に対する影響因子
SU効果のメカニズム
維持期リハビリ
5章 最近の神経生理学の話題:シナプスの可塑性と姿勢調節 久保田 競
シナプスの可塑性
脊髄の可塑性
エキササイズと脊髄
皮質地図の可塑性:体性感覚野の場合
姿勢と固縮
6章 中枢姿勢制御機構と正常運動 紀伊 克昌
中枢姿勢制御機構について
正常姿勢トーン
病的姿勢トーン
正常相反神経支配(正常相反相互作用)
異常(病的)相反神経支配
機能的巧緻動作の基礎となるすべての多様な運動パターン
病的(異常)パターン
7章 姿勢制御と運動制御 真鍋 清則
姿勢制御と運動制御の要素
姿勢制御と運動制御の神経機構
先行随伴性(予測的)姿勢調節
コア・コントロール
8章 評価 曾根 政富
ICF(The International Classification of Functioning, Disability, and Health)
評価の実際
9章 成人片麻痺急性期の特徴と治療 大槻 利夫
急性期の特徴
急性期における臨床像の神経学的背景
急性期治療の基本原則
急性期治療の実際
10章 成人片麻痺回復期の特徴と治療 大橋 知行
回復期の特徴
回復期の治療の基本原則
治療例
11章 慢性期成人片麻痺者の特徴と治療 古澤 正道
非効率的運動パターンの構築化
非神経原生による機能低下
症例報告  
12章 脳卒中の作業療法 柏木 正好
作業療法とは
リハビリテーションの一般的な理解と作業療法
もうひとつの方向性
活動場面例
日常生活活動(ADL)
13章 成人片麻痺の上肢と手の機能と日常生活活動(ADL) 林 克樹
上肢と手の機能
成人片麻痺患者の上肢と手の機能目標
上肢と手の機能障害の特徴
上肢と手の治療の実際
患者、家族指導
上肢スイングの治療
14章 ボバース概念に基づく神経心理学的問題の評価と介入 渕 雅子
認知の障害
行為の障害
15章 口腔顔面領域へのアプローチ 長谷川 和子
口腔顔面領域の機能的活動
発声発語・摂食嚥下・表情の治療のための準備
16章 口腔運動の改善 椎名 英貴
口腔運動について
口腔運動の練習
17章 発声に対してのアプローチ 椎名 英貴
発声の生理
姿勢と呼吸コントロール
喉頭の問題
治療原則
18章 構音に対してのアプローチ 長谷川 和子
構音障害の診方
問題への対応
19章 ハンドリングの基本 真鍋 清則
ハンドリングとは
ハンドリングの変遷
キィ・ポイント・オブ・コントロール
ハンドリング上の留意点
20章 キィ・ポイント:中枢部・近位部・遠位部 真鍋 清則
中枢部キィ・ポイント
近位部キィ・ポイント
遠位部キィ・ポイント
21章 症例報告:右片麻痺 平木 治朗・稲村 一浩
治療経過
考察
22章 症例報告:左片麻痺 曾根 政富
観察・分析
治療1
治療2
治療3
治療4
治療5
23章 成人片麻痺の整形外科的問題と治療 鈴木 恒彦
覚醒レベルが低い急性期における処置
覚醒後の急性期における処置
覚醒後の回復期における処置
整形外科手術
補装具とその他の整形外科的処置
ー牽引


icon icon rTMSと集中的作業療法による手指機能回復へのアプローチ 
脳卒中上肢麻痺の最新リハビリテーション
発行年月2010年7月
【内容】
東京慈恵会医科大学で強力に推し進めている上肢麻痺に対するリハビリテーション・NEURO−6・15を、具体的な症例とともに紹介。そのほか、脳卒中の現在、脳卒中上肢麻痺のEBM、新たな治療手段TMSなども解説する。
【目次】
序 作業療法の役割の重要性 / 安保雅博
Ⅰ章 脳卒中の現在
  1.脳卒中の病態と危険因子 / 角田 亘
  2.脳卒中の症状とその画像診断 / 角田 亘
  3.脳卒中の急性期治療 / 角田 亘
  4.脳卒中の後遺症にはどのようなものがあるのか / 安保雅博
Ⅱ章 脳卒中上肢麻痺のEBM / 上出杏里,安保雅博
Ⅲ章 新たな治療手段TMSとは / 角田 亘
  TMSによる刺激の原理
    1)TMSが大脳皮質を刺激する原理
    2)TMSが大脳に与える影響―刺激頻度によって効果が異なる
    3)低頻度rTMSによって大脳半球間抑制を減弱させる
    4)治療手段としてのrTMS―直接的アプローチと間接的アプローチ
    5)rTMSの安全性
Ⅳ章 慈恵医大方式 rTMS+集中的作業療法(NEURO)の考え方
  1.NEUROとは / 角田 亘
    1)独自の治療戦略―NEUROの考案
    2)NEUROの適応基準
    3)NEUROを行うためのスタッフ・施設の体制
    4)NEUROの治療スケジュール
    5)当科で用いているNEURO患者に対する上肢機能の評価スケール
  2.rTMSの適応方法 / 角田 亘
    1)rTMSの機器
    2)刺激部位と刺激強度の決定
    3)rTMSの施行
    4)rTMSに関する注意点
  3.脳卒中における障害機能の回復メカニズム / 安保雅博
    1)神経組織の可塑性・再生と機能的再構築
    2)fMRIから考えられる機能の可塑性とリハビリテーション
    3)われわれの基礎的研究から得られた知見に基づく磁気刺激療法
  4.集中的作業療法のオーバービュー / 角田 亘
    1)集中的作業療法の現状―CI療法のこれまで
    2)CI療法の課題
    3)NEUROのために当科で考案した集中的作業療法
  5.NEUROにおける集中的作業療法 / 横井安芸,伊東寛史
    1)随意運動のメカニズムとそれが障害されたときの回復過程
    2)脳卒中後上肢麻痺に対するリハビリテーションのこれまで
    3)NEUROにおける随意運動を引き出すための作業療法プログラム
  6.当科におけるNEURO-15の現状と今後 / 横井安芸,伊東寛史
Ⅴ章 症例シリーズ
  症例① NEURO-15により調理動作が自立 / 梅森拓磨
  症例② CI療法を行った後にNEURO-15を施行 / 亀田有美
  症例③ NEURO-15により生活上の役割を再獲得 / 福田明子
  症例④ 若年性脳卒中に対するNEURO-15 / 冨永あゆ美
  症例⑤ NEURO-6により麻痺側上肢機能が顕著に改善 / 田口健介
  症例⑥ 外来通院下でNEURO-6を施行 / 石川 篤
  症例⑦ 重度感覚障害を伴う症例に対するNEURO-15 / 伊東寛史
Ⅵ章 脳卒中上肢麻痺の回復に限界はあるのか
  1.適応基準の変遷 / 安保雅博
  2.上肢麻痺にプラトーはあるのか / 安保雅博
  3.攻めるリハビリテーションの勧め-Intensive Neurorehabilitationとは / 角田 亘
  4.rTMS治療のさらなる発展を目指して-rTMS治療のこれから / 角田 亘
索引

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シェルボーンのムーブメント入門 発達のための新しい療育指導法第2版 
ベロニカ・シェルボーン/著 発行年月2010年06月
【内容】
著者ベロニカ・シェルボーンは、本書の中で、すべての子どもたちの生涯にわたって、いかに発達のためのムーブメントが重要な役割を果たしているかを明らかにし、自分自身や他者との人間関係が私たちにとって十分な発達を得るために不可欠な要素であることを説いています。
発達援助のためのムーブメントは、大人から子どもまで発達遅延、肢体不自由、情緒や行動上の障害をもつ発達障害、重度・重複障害、そして視力障害や聴力障害などさまざまな障害に適応できるものです。本書は50枚の表現豊かな写真で、なにを、なぜ、どのように教えるか、どのようにしてこのムーブメントを計画的に進めるかを詳しく示してくれます。
すべての介護者、とくに両親、教師、PT、OT、MSW、保母、そして幼児教育に携わる人びとに実践的な知識と技術を提供します。
【目次】
まえがき
第2版への序文
訳者まえがき
はじめに
第1部 なにを教えるか
  1章 人間関係の発達
    人間関係の活動の目的
    人間関係の活動のタイプ
  2章 身体認識の発達
    発達の初期
    就学前児と学齢児
第2部 なぜ教えるか
  3章 動きの分析:ラバンの動きの理論
  4章 動きの観察
    なにを評価するか
    目的
    教える人のために
    子どもの観察
第3部 どのように教えるか
  5章 教える内容,枠組み,方法
    重度の学習困難のある子どもたち
    中等度の学習困難のある子どもたち
    健常児
    プログラムの立案
第4部 特別な課題
  6章 重度・重複の学習困難のある子どもたちと
    成人のためのムーブメント
    PMLDについての説明
    目的
    対人的,情緒的ニーズ
    介助者の役割
    身体的ニーズ
    プログラムの立案
  7章 心理的な問題のある子どもたちのためのムーブメント
    自閉的傾向のある子どもたち
    多動な子どもたち
    人間関係を避ける子どもたち
    情緒や行動に問題のある子どもたち
    場面緘黙
    教える人の質
第5部 発達のためのムーブメント:まとめ
付記1 1章と2章の活動のまとめ
付記2 子どもたちの感想
付記3 実践家たちの感想
資 料
索引


icon icon 片麻痺回復のための運動療法 促通反復療法「川平法」の理論と実際
発行年月2010年5月
川平和美/著
【内容】
促通反復療法“川平法”を写真と動画で体得できる
主に脳卒中後の片麻痺に対して、著者が“川平法”として提唱している促通反復療法の理論的な背景と実際についてまとめた1冊。上肢・下肢・歩行に対する治療手技の実際は写真とポイントを絞った文章で丁寧に解説。DVDでは本文で解説した手技を、動画に併せた著者本人の解説で“川平法”が体得できるよう工夫されている。
【目次】
初めに
基礎編
I 促通反復療法の理論的背景
 A 機能局在
 B 随意運動
 C 運動学習
 D 可塑性の証明
 E 機能回復のメカニズムと可塑性
 F 可塑性のメカニズム
 G 神経筋促通法の問題点
 H 片麻痺回復促進のための4つの視点
 I 促通反復療法の治療成績
 J さまざまな片麻痺の治療法とその理論
実践編
II 促通反復療法の原則と基本手技
 A 促通反復療法の基本的手技
 B 筋収縮の誘発
 C 麻痺の改善(共同運動分離)
 D 痙縮コントロールの原則
III 治療プログラムの立案
 A 促通反復療法を含む治療プログラム作成上の留意点
 B 患者の集中力を維持するための工夫
 C 促通反復療法の治療目標
IV 上肢への促通反復療法
 A 上肢の運動療法の原則
 B 基本的治療手技と肩の痛みの予防
 C 上肢の運動療法の進め方
 D 肩の促通法
 E 上肢全体の促通法
 F 肘の促通法
 G 手関節の促通法
 H 手指の促通法
V 片麻痺下肢への促通反復療法
 A 下肢の運動療法の原則
 B 基本的治療手技
 C 下肢の運動療法の進め方
 D 股関節の促通法
 E 下肢全体の促通法
 F 膝の促通法
 G 足関節の促通法
VI 麻痺肢の機能をいかす歩行訓練と合理的な基本動作
 A 立位バランスの訓練
 B 歩行訓練
 C 下肢装具と杖
 D 合理的な基本動作(寝返り,起坐,立ち上がり,坐り)
VII その他の運動療法
 A 運動開始困難を合併する例への促通療法
 B 強制把握への振動刺激,振動刺激痙縮抑制法
 C 視野欠損への反復視覚刺激療法
終わりに
 A 促通手技の課題
 B 促通手技の未来
 C まとめ
索引

icon icon エンドレス・ウェブ 身体の動きをつくり出す筋膜の構造とつながり発行年月2010年5月
【訳者序文】
私たちセラピストは、日々の臨床を実践していると、実に様々な症例に出会います。症例は個人特有の課題を抱えており、その課題に合わせて評価・治療を進める必要があります。症例の表情や何気ない会話から課題を確認します。症例の臨床像がどのような経過であるのか、機能的な課題を遂行する際、体幹の腹部の筋群の弱さ(weakness)を、どこで代償的に筋肉を過剰収縮させて姿勢や運動を制御しているのかといった全身を評価しながら治療の手掛かりを見つけていきます。これはクリニカル・リーズングと呼ばれ、最初に考えた仮説が正しいのかどうかを検証する仮説検証作業になります。機能的な課題に対して、予測的に姿勢や運動がどのように調整しているか(フィードフォワード)、そして課題の遂行中の変化にたいしてどのように姿勢や運動を修正するか(フィードバック)といった身体の一部分だけではなく、全身から評価します。この姿勢・運動の制御は、感覚‐運動を制御する中枢神経系の状態を反映しており、筋・骨格系の評価にも中枢神経系が関わっています。
エンドレス・ウェブという書名は、全身がくもの巣のようにつながっていることを表現しています。身体の一部分が動くと、全身が反応しますが、そのような反応を調整するのが結合組織です。筋・骨格系の評価に際し、筋膜/結合組織の解釈を含めることで、症例の全体像に対しさらに詳しい情報を提供するものです。この本と出合いは、約3年ほど前です。当時私は、大槻利夫先生(諏訪赤十字病院、理学療法士)から、脳卒中や整形疾患、神経難病という様々な症例を通して、評価やハンドリングの臨床指導を受けていました。指導を繰り返し受けることで、全身の相互の関係が少しずつ理解できるようになりました。このようなハンドリングの指導を受けながら、今までの解剖学や運動学とは、違う全身の関連性について書かれている、わかりやすい本がないものかと探している時に、大槻先生から紹介を受けたのがこの本です。この本が出版されたのは、1996年でやや古い本のため、参考文献もほとんどなく今のEBMの時代には、似つかわしくないかもしれません。ただ、普段の治療で身体のある部分に運動障害や痛みがあるときは、その部分だけでなく全身の姿勢や運動を評価することは多々あり、全身はくもの巣のようにつながっている(エンドレス・ウェブ)ことは非常に納得できます。姿勢や運動制御に関わる身体の構造が、心理的側面からも説明されており、また母体内からの発達過程の影響についても書かれています。このような内容ですので、成人の分野だけでなく小児に従事している理学療法士、作業療法士、言語聴覚士やボディワークに取り組まれている方々には、一人一人違う個人の状態に対応した評価と治療の援助になればと思っております。
2010.3.
特定医療法人 大道会 ボバース記念病院
リハビリテーション部 部長
人間環境情報博士 作業療法士
鈴木 三央
【目次】
はじめに
PART Ⅰ 出生前後の早期の発達
PART Ⅱ 身体の結合組織
PART Ⅲ 身体の支帯(バンド /ストラップ)
PART Ⅳ 身体の構造と機能
PART Ⅴ 実際的な応用
評価—膝の痛みの例
最初の介入—慢性的な頚の痛みの例
深層への介入についてー長期にわたる坐骨神経痛の例
触れ方—手根管症候群の例
継続のために
牽引


icon icon DVDで学ぶ脳血管障害の理学療法テクニック 病巣病型別アプローチがわかる動画73発行年月2010年5月
【内容】
脳血管障害による「病態」「病因」「障害像」の評価,治療(手技)を「病巣部位」と結びつけて具体的に解説.120分に及ぶDVDは,出血(梗塞)の部位により複数の障害が出現するなどの特徴をとらえ,治療について視覚的,具体的に理解できる.病態評価・機能評価,リハの計画と実行,効果の評価にいたる流れを示した実際書.

icon icon 顔面神経麻痺のリハビリテーション発行年月2010年5月
【内容】
●顔面神経麻痺の治療では,早期に正確な診断を行い,適切なリハビリテーションを実施して後遺症の予防・軽減をはかる必要がある.そのために求められる知識,評価・検査法,急性期・慢性期のリハビリテーション方法はどのようなものだろうか?
●本書ではこれらの疑問に答えるべく,豊富な症例写真・動画・イラストを用いて顔面神経麻痺のリハビリテーションについてビジュアルに解説.付録動画DVD には,20本の動画ビデオと15本の筋電図動画を収載した.
●顔面神経麻痺のリハビリテーションの第一人者である著者がわかりやすく書き下ろした1冊を,顔面神経麻痺のリハビリテーションに関わるすべての方々に臨床現場で役立てていただきたい.
【目次】
第1章 顔面神経麻痺の原因
第2章 近位部病変・遠位部病変による顔面神経麻痺痺
第3章 表情筋の解剖と機能
第4章 顔面神経と顔面筋の特殊性
第5章 顔面筋の役割と顔面神経麻痺の病態生理
第6章 急性期と慢性期の症状と徴候
第7章 顔面神経麻痺のグレード分類
第8章 電気生理学的検査
第9章 顔面神経麻痺の回復過程
第10章 急性期のリハビリテーション
第11章 慢性期のリハビリテーション
第12章 中枢性リハビリテーション

牽引

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機能的運動療法 クラインフォーゲルバッハのリハビリテーション 基礎編
2009年07月
【目次】
第1 章 一般的な基礎
第2 章 動作分析
第3 章 ICF の基本的な検査
第4 章 治療計画
第5 章 運動学習
第6 章 指導方法
第7 章 治療的訓練
第8 章 治療テクニック
第9 章 ケース・スタディ:腰椎・坐骨神経痛
第10 章 ケース・スタディ:坐骨神経痛
第11 章 ケース・スタディ:肩関節
索引

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中枢神経系疾患に対する作業療法 具体的介入論からADL・福祉用具・住環境への展開
山本伸一
2009年05月
【目次】
■序論 / 第1章 神経-筋再学習 /
1 神経、筋再学習の基礎─どんな機序で回復するのか /2 ボバースコンセプト /
3 各種理論の実践─認知運動療法
■第2章 基本動作の分析と具体的介入例─上肢機能 ・アクティビティまで─ /
総論 介入の基本原則 /
1 ポジショニング─背臥位・車いす等 / 2 寝返り /
3 片麻痺者の起き上がりへのアプローチ / 4 座位 / 5 座位からの立ち上がり /
6 立位から歩行、応用歩行まで /7 成人片麻痺者における上肢機能の分析と介入例 /
8 アクティビティの特徴と治療展開の紹介─活動分析の視点から /
9 アクティビティの特徴と治療展開の紹介─認知運動療法の視点から /
10 実技練習のためには
■第3章 日常生活活動への知覚運動アプローチ /
1 食事 / 2 整容 /3 更衣 / 4 トイレ / 5 入浴 /6 調理 /7 掃除 / 8 車の乗り降り1 /
9 車の乗り降り2
■第4章 福祉用具1:日常生活活動関連 /
1 食事における環境設定と福祉用具の活用 /2 整容 / 3 更衣─衣服の選択・工夫を中心に /
4 トイレ(排泄)活動─尿器・ポータブルトイレを活用した介入について /
5 入浴での福祉用具の使用 /
6 調理活動─その効率性と実用性 /
7 掃除─掃除用具操作における知覚 ─運動要素と環境への適応性における視点を考慮した介入
■第5章 福祉用具2:住宅環境関連 / 総論 CVAにおける住宅環境評価の視点 /
1 玄関 /2 片麻痺者に対する廊下 ・ 階段の環境調整のための視点 /
3 「台所」という住宅環境に対する評価の視点 / 4 トイレ /
5 片麻痺者に対する浴室環境調整のための視点 /6 寝室

icon icon 脳科学と理学療法2009年03月
【内容】
私たちが見る、考える、動くといった動作には脳の働きが必要である。最近、この脳について話題が絶えない。なぜなら、いままで未知なる部分が多いとされた脳についての研究が飛躍的に進み、少しずつ謎が解明されてきているからである。このような時代背景のなか、動作パフォーマンスの向上を目的とする理学療法にとっても、脳組織がリハビリによってどのような影響を及ぼされるのか、検証する時代へと突入してきている。
本書では、脳科学の進歩と理学療法の関わりを概説し、特に接点が強い「記憶」「学習」「可塑性」「運動」に関する重要なトピックスや、近年普及している脳機能イメージング装置の特徴や研究、さらに臨床での病態の捉え方、介入成果などを最新の科学的知見をもとに平易に解説。臨床と脳科学の架橋・融合をめざした理学療法がこの一冊で分る。
【目次】■第1章 脳科学の進歩と理学療法 / 1.脳科学の進歩に期待するもの / 2.脳科学の進歩と理学療法の接点―過去から現在 / 3.脳科学の進歩と理学療法の接点―現在から未来 ■第2章 脳科学の進歩 : 基礎編 / 1.学習と記憶の神経科学 / 2.運動が脳に引き起こす生理生化学的反応 / 3.脳の可塑性/ 4.神経回路網の再編成 / 5.大脳皮質における感覚情報処理と運動制御の神経基盤 / 6.身体像の生成と運動学習の脳内機構 / 7.歩行における中枢神経機構 ■第3章 脳科学の進歩 : 研究編 / 1.fNIRS / 2.fMRI / 3.PET / 4.MEG / 5.TMS ■第4章 脳科学の進歩 : 臨床編 / 1.臨床導入としての認知理論 / 2.臨床導入としての運動学習理論 / 3.臨床導入としての運動イメージ / 4.片麻痺の脳科学と臨床 / 5.失調症の脳科学と臨床 / 6.失行症の脳科学と臨床 / 7.半側空間無視の脳科学と臨床 / 8.パーキンソン病の脳科学と臨床 / 9.痛みの脳科学と臨床

icon icon レッドコード・ニューラック・マニュアル スリング・エクササイズ・セラピーからの進化
発行年月2010年3月
【内容】
脳血管障害や慢性腰痛症などを治療する、レッドコード・ニューラック・トリートメントのテキスト。基本治療理論から、理学療法診断法、最新の治療技術までを紹介する。実践しているケーススタディも数多く掲載。
【目次】
第1章 レッドコード・ニューラック・トリートメントとは
 1.日本におけるレッドコード・ニューラック
 2.レッドコード・セオリー
 3.レッドコード・ニューラック1
 4.レッドコード・ニューラック2
 5.機器の進化と変遷
 6.ウィーク・リンク・テストの標準化
 7.段階的負荷法
 8.ローカル・マッスルとグローバル・マッスル
 9.超音波エコーによるローカル・マッスル・チェック
 ほか
第2章 ケーススタディー
 1.脳血管障害
 2.頸部障害
 3.肩関節障害
 4.腰部障害
 5.股関節障害
 6.膝関節障害
 7.アスリートに対するアプローチ(1)
 8.アスリートに対するアプローチ(2)
 9.介護老人保健施設におけるグループ・アプローチ
 ほか
索引

icon icon 身体トレーニング 運動生理学からみた身体機能の維持・向上2009年03月
【内容】
運動生理学、トレーニング科学、体力科学、健康科学の研究者、各種競技・スポーツ指導者が、自らの指導するトレーニングの効果を検証・裏付けるための科学的知識を満載した1冊!
【目次】
Section1 トレーニングと中枢神経、Section2 トレーニングと視覚、Section3 トレーニングと感覚
Section4 トレーニングと末梢神経、Section5 トレーニングと骨格、Section6 トレーニングと筋
Section7 トレーニングと緩衡能、Section8 トレーニングと免疫、Section9 トレーニングと呼吸
Section10 トレーニングと循環、Section11 トレーニングと代謝、Section12 トレーニングと体温
Section13 トレーニングと体液、Section14 トレーニングと内分泌

iconicon icon 運動機能の回復促通テクニック とらえかたからアプローチまで2008年10月
【内容】
本書では運動機能障害に対するアプローチとして中枢神経系障害、筋骨格系障害、内部系障害の治療アプローチについて論じている。
【目次】
1 運動機能障害の病態はどのようなものか?(マクロでの変化を見てみよう!ミクロでの変化を見てみよう!)
2 運動機能障害の及ぼす影響とは?(機能構造レベルでの影響は?活動参加レベルでの影響は? ほか)
3 運動機能障害を原因別にどのように捉えるか?(神経系では筋骨格系では ほか)
4 運動機能障害の回復を探る!(脳の可塑性から回復の可能性を探る!筋の質・量の変化 ほか)
5 運動機能障害に対する理学療法アプローチ—治療テクニックの理論背景・適用・限界
(中枢神経系に対するアプローチ
筋骨格系に対するアプローチ ほか)

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移動空間への適応
2008年06月柏木 正好 (著)




icon icon icon
CI療法 脳卒中リハビリテーションの新たなアプローチ
2008年06月
【内容】
脳卒中片麻痺の新しいリハビリ法として注目されているCI療法は,健側上肢を三角巾などで固定したうえで,麻痺側の上肢だけを使うトレーニングを集中的に行うものです.本書は,脳の可塑性に注目してこの療法に早くから取り組んで数々の実績をあげている兵庫医科大学グループを中心に,その理論・方法・具体例の紹介など,CI療法のすべてを網羅した1冊です.
【目次】
CI療法のわが国への導入
CI療法の実際
CI療法のメカニズムと検討課題
CI療法の事例
CI療法の文献レビュー
脳の可塑性と運動学習
CI療法が変える日本のリハビリテーション医療
付録 shaping項目

icon icon icon
二関節筋 運動制御とリハビリテーション
2008年05月
【目次】
序章 二関節筋力学体系―リハビリテーション領域への導入
第1章 総論
第2章 進化史が語る必然性
第3章 計測・評価の実際
第4章 動作解析法
第5章 臨床応用


icon icon icon 片麻痺 能力回復と自立達成の技術 現在の限界を超えて生田宗博/著2008年03月




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機能的運動療法 クラインフォーゲルバッハのリハビリテーション 治療テクニック編
2007年08月
【内容】
本書は、クラインフォーゲルバッハ女史が体系化したリハビリテーション技術を紹介する初の日本語のテキストである。訳者はドイツ・イギリスを中心に理学療法士として活躍しており、講習会の通訳等も担当した経験をもつため、難解な用語もわかりやすく解説している。280点以上もの写真が使われており、適応と禁忌事項を含めて、テクニックの実際を1つひとつ丁寧に解説している。クラインフォーゲルバッハの技術を身につけようとする理学療法士、作業療法士にとって必携となる1冊。
【目次】
第1章 序章
運動と負荷
機能的運動療法
第2章 脊柱の吊りなし(負荷なし)/負荷の少ないモビリゼーション
序論
脊柱の吊りなし(負荷なし)/負荷の少ないモビリゼーション
第3章 反対方向モビリゼーション
序論
股関節の反対方向モビリゼーション
休息肢位,仙腸関節のための休息徒手療法
膝関節の反対方向モビリゼーション
距(足)関節と足関節の反対方向モビリゼーション
肩関節の反対方向モビリゼーション
肘関節と前腕の反対方向モビリゼーション
手関節の反対方向モビリゼーション
指関節の反対方向モビリゼーション
第4章 モビリゼーション・マッサージ
序論
運動レベル 腰椎
運動レベル 胸椎
運動レベル 頚椎
運動レベル 肩甲骨
運動レベル 股関節
運動レベル 膝関節

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わたしのからだをさがして リハビリテーションでみつけたこと
2007年07月
【内容】
脳梗塞によって左半身が麻痺した女性と,そのセラピスト,二人の往復書簡から浮かび上がるリハビリテーションの本当の意味.成人に対するだけでなく,子どものリハビリテーションに取り組む医師やセラピスト,そしてその家族や友人にもお奨めしたい一冊.


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脳のリハビリテーション 認知運動療法の提言 2
2007年05月
【内容】
『認知運動療法』『子どもの発達と認知運動療法』に続く,基本テキストの第3弾.
運動イメージ,失行症,小脳疾患を扱った第1巻「中枢神経疾患」に続き,整形外科的疾患(手指,肩,脊柱,膝)の病態解釈と治療をまとめた.特に整形外科疾患に対する治療では最高度に洗練されてきた認知運動療法の内容を知るためには必読の書.

【目次】
序「生物学との闘い」Carlo Perfetti
第I部 手の病態と認知運動療法
 I-1 手の巧緻な把持動作における大菱中手関節:リハビリテーションの視点からの解釈と訓練
 I-2 両手移植症例に対する認知運動療法
第II部 肩の病態と認知運動療法
 II-1 肩の再教育を目指す運動療法のための序説
 II-2 肩の整形外科的疾患に対する認知運動療法
第III部 脊柱の病態と認知運動療法
 III-1 脊柱と認知
 III-2 脊柱の整形外科的疾患に対する認知運動療法
第IV部 膝の病態と認知運動療法
 IV-1 前十字靭帯再建術後の膝再教育における認知運動療法
訳者らのあとがき

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