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認知運動療法
認知リハビリテーション VOL.16NO.1(2011)

認知リハビリテーション VOL.16NO.1(2011)発行年月2011年9月
【内容】
認知リハビリテーションVOL.16 NO.1には、第20回認知リハビリテーション研究会での内容が収載されている。
 特別奇稿として、福澤一吉先生の教育講演「学術論文へのアプローチ」がまとめられており、研究結果や訓練の効果を論文化するのに必要な基本事項を例をあげながら解説している。論文を書く上でまず重要なことは何か。今一度立ち止まって、本論文をじっくり読んでいただきたい。
 また、一般講演のテーマは多岐にわたり、自己意識や病識の改善に焦点をあてた健忘例の認知リハ研究、急性期における認知訓練の可能性を探ろうとする論文、TBI例の長期回復に関する論文、右頭頂葉損傷例の詳細な症候分析と回復メカニズム研究、デイケアにおけるグループ展望記憶訓練に関する論文、そして、近年注目を集める発達障害のリハビリテーションに関するレビューが含まれている。
 症例に対するアプローチとその経過が分かりやすく記載されており、ぜひご一読いただき、日々の臨床にお役立ていただきたい。
【目次】
特別奇稿
学術論文へのアプローチ(福澤一吉)
レビュー
ADHDのある児童に対する認知リハビリテーション(昼田源四郎)
原著
1.脳炎後健忘症例へのアプローチ―self awarenessの向上を目指して―
 (石丸敦彦・穴水幸子・藤森秀子・坂本里佳・栗林 環・三村 將)
2.脳活動計測機器を用いた意識障害患者の認知リハビリテーション(2例)   
 (鈴木公洋・辻尾厚司・小渕恭輔・中村昌司・今井智弘)
3.記憶障害症例の長期経過―病識の改善について― 
 (中川良尚・佐野洋子・船山道隆・加藤元一郎・加藤正弘)         
4.受傷後長期間を経た外傷性脳損傷者の回復
 (小山祐見子・安本美帆子)
5.右頭頂葉皮質下出血により、道順障害、構成障害、失算、失書を呈した一例
 (田中 楓・原 寛美・村山幸照・貝梅由恵・渡部 宏幸)
6.高次脳機能障害デイケアのグループによる展望記憶訓練
 (俵あゆみ・南 千尋・新藤千夏・蜂谷敦子・納谷敦夫)

索引


脳を学ぶ 3 ~アンサンブル・グループ「ブーケ・デ・トン」との対話

脳を学ぶ 3 ~アンサンブル・グループ「ブーケ・デ・トン」との対話
発行年月2011年5月
【内容】
音楽CD付録
「脳を学ぶ~“ひと”がわかる生物学」「脳を学ぶ2~写真家,古谷千佳子さんとの対話」の著者が,奏法,楽器操作,音楽のイメージといったテーマを切り口に音楽家たち「ブーケ・デ・トン」と対話を行い,それを通して浮き彫りにされてきた脳機能の最新の理解をレビューした「脳のレクチュア」シリーズの第3弾.さらに,バロックから日本の音楽まで,幅広いレパートリーをもつ彼女たちの演奏をCD付録としてつけました.
【目次】
第1部 音楽との出会い,楽器との出会い,アンサンブルとの出会い
  [第1部のまえがき~本書のまえがきにもかえて]
  齊藤佐智江さん フルート奏者
  猿渡紀子さん ピアノ奏者 チェンバロ奏者
  飯島多恵さん ヴァイオリン奏者
  アンサンブル~結び合わせる力
第2部 アンサンブル~同じ時間と空間を生きる
    ~「音楽」経験を生み出す脳の階層的進化の仕組み
  1 脳のビッグバンとしてのリズムの発生
  2 空間はリズムによって統治される~時間と空間の結びつけ
  3 時間・空間の組織化の神経ネットワーク~大脳基底核ネットワークの生物学的構造
  4 時間・空間ネットワークによる意味作用(その1)~概念の生成
  5 時間・空間ネットワークによる意味作用(その2)~言語ネットワークの結合
  6 意味世界のイメージ化~「美」を意識するためのネットワーク
  7 音楽家の脳(その1)~メタ道具としての楽器と記譜法の発明
  8 音楽家の脳(その2)~音楽はマルチモダールな脳機能により成り立つ
  9 音楽家の脳(その3)~「楽想(イメージ)」という可塑的なツール
  10 音楽家の脳(その4)~感情作用の様式化
  11 音楽家の脳(その5)~「アンサンブル」という共感の仕組み
  12 音楽の喪失~音楽に関わる脳の病理
  13 音楽による再生(その1)~運動障害に対する音楽療法の神経科学的根拠
  14 音楽による再生(その2)~記憶・情緒障害に対する音楽療法の神経科学的根拠
  15 音楽と人の脳の未来
索引


icon icon 機能障害科学入門発行年月2010年5月
千住秀明/監修 沖田実/編集 松原貴子/編集 森岡周/編集

【内容】
●リハビリテーション医療の治療ターゲットである機能障害を、セラピストの視点から再考
●各種機能障害の病態や発生メカニズムを、最新の研究知見から解説
●各種機能障害を理解するうえで必要となる機能解剖学的知識を、各章に網羅
●リハビリテーション医療に限らず、現在行われている医学的な治療戦略を紹介
●シンプルな単文と豊富な図表(カラー口絵あり)で、学生の理解をサポート
【目次】
1.炎症
2.急性痛
3.慢性痛
4.創傷
5.靱帯損傷
6.腱損傷
7.骨折
8.筋損傷
9.末梢神経損傷
10.筋委縮
11.関節可動域制限
12.麻痺
13.筋トーヌス異常
14.強調運動障害
15.意識障害
16.高次脳機能障害

索引

icon icon リハビリテーション身体論 認知運動療法の臨床×哲学宮本省三/著 発行年月2010年6月
【内容】
運動とは知ることである
脳が損傷し、体性感覚が変容し、動かなくなった身体・・・・・・。その失われた世界にふたたび意味を与えるためにできることは、無理やり身体を動かすことではなく、脳の認知過程を適切に活性化させ、感じ、思考することなのである。運動麻痺に苦しむ人々が私自身という主体を取り戻すために、リハビリテーションを 「見える身体」 から 「見えない身体」 の治療へと変える、脳と身体をめぐる思考の結晶としての認知運動療法の挑戦!
【目次】
プロローグ
第1章  私が身体であり、身体が私である リハビリテーション身体論・序章
      希望の旋律
      わたくしといふ現象
       身体の存在
       私自身
       身体図式
       身体意識
       自己意識
       身体化された心
       現象的身体
       心身二元論
       肉体を与えられた私
      リハビリテーション身体論へ
第2章  世界に意味を与える身体 ペルフェッティの身体思想
      二つの文化
      裏切られた期待
      手を触覚器官と捉える
      手の運動性、触覚、注意
      身体を使って世界に意味を与える
       運動を組織化する身体
       情報の受容表面としての身体
       物体に複数の意味を与える身体
      触覚から空間へ
      世界と対話する身体
      思想と理論と治療の調和
      具体的事象への昇華
      哲学とリハビリテーションの運命的な出会い
第3章  ベイトソンとリハビリテーション 情報を構築する脳
      「苺」 の情報性
      身体と環境との相互作用
      情報はどこに存在するのか?
      情報とリハビリテーション治療
      ベイトソンの認識論
       無から有は生じない
       差異の知らせ
       精神の相互作用の引き金は差異によって引かれる
       意味の宇宙
       汝自身を知れ
      「物理的な差異」 を 「認知的な差異」 に変換する
      「情報を構築する脳」 に働きかける
第4章  メルロ=ポンティとリハビリテーション 知覚する身体
      指しゃぶり
      思考の羅針盤
      人間機械論批判
      生命の演ずる人形劇――デカルトの反射
      反射のメカニズム
      メルロ=ポンティの反射批判
      「異常な反射」 という概念の確立――姿勢反射、共同運動、連合反応の発見
      反射とリハビリテーション治療
      認知運動療法の誕生
      「脳のなかの身体」 を治療する
      認知を生きる
第5章  サルトルとリハビリテーション 運動イメージの想起
      あるものの代わりにある何か
      運動学習における運動イメージの重要性
      ジェームズの運動イメージ論
      サルトルの運動イメージ論
       イメージは一つの意識である
       アナロゴンとしての運動イメージ
       運動軌道の運動イメージ
      行為のシミュレーション
       運動感覚イメージと視覚イメージ
       運動イメージの脳科学
       運動イメージが想起できない患者たち
      脳のなかの訓練室
      脳の鏡
第6章  ルリアとリハビリテーション ロシア学派の運動制御理論
      七人の天才
      ルリア、その思想の足跡
      遠心性インパルスだけでは運動を制御することは不可能である
      ベルンシュタインの運動制御理論
       ベルンシュタイン問題
       運動の知覚調節
      アノーキンの機能系の概念
       機能システム
       運動学習のメカニズム
      高次脳機能障害に対する神経心理学的アプローチ
      運動麻痺に対する神経心理学的アプローチ
      認知問題を与えて認知過程を活性化する
      痙性麻痺の回復への挑戦
      ルリアの遺産
第7章  ヴィゴツキーとリハビリテーション 運動発達の道具
      カンディンスキーの絵画
      ヴィゴツキーの思想
       心理的道具
       三角形の図式
       発達の最近接領域
      認知運動療法の道具
       心理的道具として活用する物体
       三角形の図式を再解釈する
       発達の最近接領域を知覚の難易度として設定する
      現実世界を単純化して抽出した物体
第8章  ジャクソンとリハビリテーション 片麻痺の臨床神経学
      臨床神経学の誕生
       神経疾患の診断学
       脳卒中片麻痺
       ウェルニッケ・マン姿勢
       バビンスキー反射
       診断のための観察と回復のための観察
       私の尊敬するジャクソン
      ジャクソンの思想
       神経系の進化と解体
       中枢神経系の階層性――進化
       陽性徴候と陰性徴候――解体
      ジャクソニズムの影響
      不十分なジャクソニズムの解釈
       中枢神経系の階層性における最高位は運動野ではない
       最高位運動中枢が中位と最下位レベルを制御する
      運動麻痺の回復のための観察
第9章  リープマンとリハビリテーション 失行症の治療
      マイブリッジの写真
      失行症とは何か
      リープマンの発見
      複合された行為、複雑な動作、単純な運動
      失行症患者に対する認知運動療法
       失行症の再定義
      行為のエラー
       失行症の新しい病態解釈
       行為の解離と錯行為
       感覚情報変換の障害
      認知運動療法の実際
      大きな壁
      共感システムの部分的な崩壊
第10章 フッサールとリハビリテーション キネステーゼの神経哲学
      意識の志向性
      脳卒中による身体意識の変容
       片麻痺の否認
       ベッドから落ちた男
       肩から生えた手
      キネステーゼとは何か
       キネステーゼ
       深部感覚
      「意識にのぼる深部感覚」 と 「意識にのぼらない深部感覚」
       筋感覚
       努力感覚
       重さの感覚
       身体空間、身体図式、身体イメージ、運動イメージ
       ニューロン人間
      「脳のなかの身体」 へ志向性を向ける
       身体の志向性という考え方
       病態失認の出現仮説
       認知運動療法の治療場面
第11章 ヴァレラとリハビリテーション オートポイエーシス人間
      心身二元論の超克へ
       オートポイエーシス
       脳の反射――運動は外部刺激で始まる
      ヴァレラとマトゥラーナの問い
       自己とは何か――ヴァレラの問い
       生命とは何か、認知とは何か――マトゥラーナの問い
      第三のまなざし
       外部観察者と内部観察者の視点を越える
       リハビリテーションの臨床における観察者の視点
      神経システムの作動原理
       作動的閉鎖性――入力も出力もない
       手とリンゴの区別
       情報は身体と環境との接点で生じる
       身体化された認知
      行為と認知の二重作動
       デカルト主義の不安
       行為からの産出
       二重作動
      共‐創発
       心身二元論の超克
       情報化された心
第12章 ポパーとリハビリテーション 科学的で芸術的な治療であるために
      科学と芸術における創造的自己批判
      ポパーの反証主義
       反証可能性
       裏切られた期待
      認知運動療法の手続き(プロトコール)
       観察から訓練まで
      経験主義から科学的な技術へ
第13章 身体の自由を求めて リハビリテーション身体論・終章
      受難
      疎外
      虚偽
      牢獄
      経験
      回復
      刹那
      希望
エピローグ
参考文献
索引

icon icon 脳を学ぶ 写真家、古谷千佳子さんとの対話 2森岡周/著 古谷千佳子/著・写真
発行年月2010年4月

【内容】
森岡 周の「脳」レクチャー・シリーズの第2弾。
沖縄の海人と海の暮らしに魅せられて漁師、そして写真家となった古谷千佳子さんの作品世界をめぐる対談の中から、脳のコミュニケーションの仕組みとその意味について解説。人と人、人と自然との繋がりについて深く考えたい方々、そして人と関わる仕事に携わる方々に役立つ脳の知識を提供します。
【目次】
第1部 「たからのうみの,たからもの」を語る
   古谷千佳子 -聞き手 森岡 周
第2部 「人が人らしくあるために」
  脳の社会性~世界とのきずなを生み出す仕組み
   森岡 周
 1 大脳新皮質が駆使する情報処理の循環
 2 皮質前部(前頭連合野)の仕組みと連合線維のネットワーク
 3 皮質前部(高次運動野)の仕組みと連合線維のネットワーク
 4 皮質後部(感覚野)の仕組みと連合線維のネットワーク
 5 皮質側部(言語野)の仕組みと連合線維のネットワーク
 6 左右皮質の仕組みと交連線維のネットワーク
 7 「経験」のつくられ方(その1)「五感によって自然と結びつく脳」
 8 「経験」のつくられ方(その2)「文明によって傷つく五感とコミュニケーション」
 9 「経験」のつくられ方(その3)「学習は失敗から?それとも成功から?」
 10 「経験」のつくられ方(その4)「記憶は経験を定着させる」
 11 「経験」のつくられ方(その5)「記憶は情動によって彩られる」
 12 「経験」のつくられ方(その6)「記憶は他者と経験を共有させる」
 13 「経験」を人に伝える(その1)「何を伝えるか?」
 14 「経験」を人に伝える(その2)「何によって伝えるか?」
 15 経験を育てるために脳のことを知る
牽引


icon

身体運動学 知覚・認知からのメッセージ2008年11月
【内容】
従来,身体運動学といえば,運動の出力に関わる機能解剖学,運動力学,運動生理学などの機能を取り扱う学問であった。しかし近年,認知科学の急速な発展に伴い,知覚・認知機能が運動制御や運動機能に密接に関連しているという事実が次々と明らかにされている。リハビリテーション領域においても,知覚や認知機能の重要性を認識するセラピストが増加し,その成果を臨床に活かそうという気運が高まっている。
本書は,二人の筆者がそれぞれの専門である『実験心理学』と『リハビリテーション科学』の立場から認知科学の研究成果を紹介したうえで,知覚・認知機能が身体運動に対してどのような貢献をしているか,また知覚・認知の機能を理解することの臨床的重要性について,わかりやすく解説した秀逸な一冊である。


icon icon 人を生かす倫理 フッサール発生的倫理学の構築山口一郎/著2008年11月
【内容】
倫理以前の身体性の形成から倫理を問う。
【目次】
第1部 フッサール発生的倫理学の領域設定
(フッサールのイギリス経験論における快楽主義批判とヒュームの道徳哲学批判
フッサールのカント道徳哲学批判フッサール発生的倫理学の基本構造)
第2部 発生的現象学における「倫理以前」という倫理の基盤の開示
(「事実/本質」二項対立に先行する「超越論的原事実」の概念
発生的現象学の根本原理「時間と連合と原創設」)
第3部 発生的倫理学の三層構造
(間身体性と相互主観性の発達間身体性における倫理の基盤の形成と倫理の領域との関係
沈黙からの倫理—「我‐汝‐関係の無私性」)
第4部 発生的倫理学の学際的諸研究領域
(脳科学と発生的現象学の倫理認知運動療法と現象学、そして倫理の問題—運動と自由
法のパラドクス、規範を事実とみなせるか?)


iconicon
脳のなかの身体宮本省三/著2008年02月
【内容】
身体論や脳科学を駆使して回復をめざす新療法
脳神経システムを鮮やかに再生する画期的リハビリ法
リハビリテーションに奇跡はない、しかし進歩はある
「この手足はなぜ動かないのか」。身体にのみ目を向けた旧来の運動療法は、脳卒中片麻痺患者の回復への期待に応えることができず、敗北を重ねてきた。損傷しているのが神経回路網なら、治療すべきは脳であり、「中枢神経系」の再生をはかるべきである。イタリアで産声をあげた認知運動療法の確かな歩みは、ここに始まった。すべては人間再生のために。「脳のなかの身体」を治療する認知運動療法とは、単なるリハビリ治療を超えた、人間存在、科学、身体、医療文化などに対する新たな問題提起でもある。
【目次】
序章 怪物との闘い
第1章 脳損傷により身体に何が生じるのか
     運動麻痺/感覚麻痺/身体空間の変質/身体の高次脳機能障害/
     失われる「私の身体」
第2章 ホムンクルスの脳科学
     脳の表象/ホムンクルス/身体部位再現/身体イメージ/運動イメージ
第3章 脳のリハビリテーション
     人間機械論批判/世界に意味を与える身体/認知運動療法とは何か/
     運動機能回復は運動学習である/経験は脳を改変する
第4章 認知運動療法によって何が回復するのか
     ある患者の証言/脳卒中片麻痺の回復/運動麻痺と感覚麻痺の回復/
     身体空間の回復/「私の身体」を取り戻す

icon icon icon わたしのからだをさがして リハビリテーションでみつけたこと2007年07月
【内容】
目に見えるし,手でさわることもできるこのからだが,
ずっと,わたしにはみつけられなかった
脳梗塞によって左半身が麻痺した女性と,そのセラピスト,二人の往復書簡から浮かび上がるリハビリテーションの本当の意味.成人に対するだけでなく,子どものリハビリテーションに取り組む医師やセラピスト,そしてその家族や友人にもお奨めしたい一冊.



icon icon 脳のリハビリテーション 認知運動療法の提言 22007年05月
【内容】
『認知運動療法』『子どもの発達と認知運動療法』に続く、基本テキストの第3弾。運動イメージ、失行症、小脳疾患を扱った第1巻「中枢神経疾患」に続き、整形外科的疾患(手指、肩、脊柱、膝)の病態解釈と治療をまとめた。

【目次】
序「生物学との闘い」Carlo Perfetti
第I部 手の病態と認知運動療法
 I-1 手の巧緻な把持動作における大菱中手関節:リハビリテーションの視点からの解釈と訓練
 I-2 両手移植症例に対する認知運動療法
第II部 肩の病態と認知運動療法
 II-1 肩の再教育を目指す運動療法のための序説
 II-2 肩の整形外科的疾患に対する認知運動療法
第III部 脊柱の病態と認知運動療法
 III-1 脊柱と認知
 III-2 脊柱の整形外科的疾患に対する認知運動療法
第IV部 膝の病態と認知運動療法
 IV-1 前十字靭帯再建術後の膝再教育における認知運動療法
訳者らのあとがき

牽引

iconicon icon 認知神経科学の源流2007年04月
【内容】
心の生理学あるいは認知神経科学の体系が確立しつつある今、どこまで心は脳科学で解明できるのか。行動と結びついた脳機能についての著名な専門家が心の生理学の多難だった研究の歴史を辿る。
【目次】
1 機能局在(フランツ・ガルの闘い局在論の科学的なひろがり)
2 高次精神機能の大脳局在(ヒッチヒからジャコブセンまでの実験的研究ヒトの前頭葉症候群 ほか)
3 観念の連合(連合主義の誕生連合主義者の神経学 ほか)
4 反射経路(調整の要因としての反射反射から客観的心理学へ)
5 大脳の堕落(見えない損傷精神医学における変質の理論 ほか)

牽引

icon icon 認知運動療法と道具 差異を生みだす差異をつくる2006年01月
【内容】
本書は、認知運動療法(認知神経リハビリテーション)の基礎理論を紹介し、治療に用いる主要な道具ごとにその創造的な使用法を解説したものである。本書によって、治療器具とは現実世界を切り取ったモデルであり、その使用は患者の認知過程と世界とをつなぐ適切な媒介となることが実感できるであろう。
【目次】

第1章 認知理論(リハビリテーション理論
認知理論
認知神経的な仮説
意識経験)
第2章 病理の解釈(病理に特異的な運動の異常要素
伸張反射の異常
異常な放散反応
運動の原始的スキーマ
運動単位の動員異常)
第3章 訓練の原理(認知問題
知覚仮説
訓練の分類)
第4章 訓練の段階(第一段階の訓練
第二段階の訓練
第三段階の訓練)
解説(A2‐1シリーズA2‐2シリーズA2‐3シリーズA2‐4シリーズA2‐5シリーズ)


icon icon リハビリテーション・ルネサンス 心と脳と身体の回復 認知運動療法の挑戦2006年01月宮本省三/著
【内容】
思うように動かない手足。しかし損傷しているのが脳の神経回路網であるなら、治療のターゲットは「中枢神経系の再生」である—。脳科学、身体の哲学、神経現象学、認知心理学、芸術、オートポイエーシスなど人間の知的・身体的・文化的創造力のすべてを総動員し、運動麻痺を被った心身の回復に挑む、イタリア発「脳を使うリハビリ=認知運動療法」の驚くべき世界。
【目次】
身体の声を聴け
第1部 思想から理論へ(リハビリテーション思想からの覚醒運動療法のパラダイム転換認知運動療法とは何か)
第2部 脳の機構と病理(随意運動のメカニズム脳の病理をどのように捉えるか)
第3部 脳の中の身体を治療する(ホムンクルスの機能回復脳損傷により失われる身体表象
運動のシミュレーション ほか)
リハビリテーションの未来のために



iconicon 脳のリハビリテーション 認知運動療法の提言 12005年06月
【内容】
『認知運動療法』『子どもの発達と認知運動療法』に続く、基本テキストの第3弾。運動イメージ、失行症、小脳疾患をめぐり、基礎知見の検証とリハビリテーションへの応用を論じながら、具体的な治療方略への道筋を提言する。
【目次】
第1部 運動イメージ(認知運動療法の要素としての運動イメージ運動イメージ、心的表象と治療訓練
脳卒中片麻痺の治療における運動イメージの活用)
第2部 失行症の諸問題に対するリハビリテーションアプローチのために
(失行症のリハビリテーション的解釈のための提言リハビリテーションの問題としての失行症
失行症患者のための訓練仮説失行症に対する認知運動療法)
第3部 小脳疾患に対する治療(認知器官としての小脳:リハビリテーション的解釈
リハビリテーションの視点からみた小脳機能の解釈)

icon icon 認知運動療法へ・私の臨床ノート 22005年06月
【内容】
認知運動療法の臨床過程を詳しく紹介し,さらにその実践的な思考方法を具体的に紹介する.
【目次】
第1章 臨床思考を導いていく一連の手続き
第2章 臨床思考の手続きと治療
第3章 「知覚仮説」へと向かう臨床家の方法

icon icon icon 認知運動療法へ・私の臨床ノート 12004年06月
【内容】
道具は、それが世界との媒介になることによって、適切な学習を導いていく。道具の意味と治療。
【目次】
第1章 序論:学習状況をつくりだすための道具
第2章 認知的道具(スティック五目板ボーゲンスポンジタブレット軌道板)
第3章 言語記述と治療

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