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作業療法全般
脳卒中マヒが改善する!腕と指のリハビリ・ハンドブック

脳卒中マヒが改善する!腕と指のリハビリ・ハンドブック発行年月2011年9月
【内容】
上肢マヒの改善を助ける初の自主リハビリ本発症後4ヵ月を過ぎたマヒは良くならないとされるが、正しい訓練法なら改善する! 本書では、自宅ですぐにできるトレーニング法と画期的プログラムを紹介。
【目次】
1 スタート前準備編(マヒの程度―運動マヒの程度は6段階にわけられる
上肢ステージ―自分の上肢のマヒの段階を知ろう
手指ステージ―自分の手指のマヒの段階を知ろう
訓練ポイント1―自分のマヒの段階にあった訓練をしよう
訓練ポイント2―上肢と手指のステージが違うとき)
2 毎日チャレンジ実践編(腕と手の基本的な運動―上肢のステージを参考に
物をつかむ・つまむ―手指のステージを参考に
日常生活動作に応用―上肢と手指のステージを参考に)
3 リハビリを助ける最新治療編(最新治療1―磁気刺激と作業療法を組み合わせた最新治療
リハビリ体験記―慈恵式リハビリで使える手をめざして
最新治療2―ボツリヌス療法
リハビリ体験記―重いマヒでもあきらめず訓練を)

牽引


“作業”の捉え方と評価・支援技術 生活行為の自律に向けたマネジメント

“作業”の捉え方と評価・支援技術 生活行為の自律に向けたマネジメント発行年月2011年9月
【内容】
●脳梗塞右片麻痺で失語症の方が入院中に絵を描き始め,3年後には個展を開くまでになったり,第5頸髄損傷の重度の障害をもちながらも,介護支援事業所を起業し職員30名を雇用しながら社会貢献をされていたり.障害をもっていても,いきいきとした生活を送っている事例は数多い.
●しかし,一方では「寝たきり」「ひきこもり」「廃用症候群」など,障害を引き金に活動や社会参加が著しく制限された生活を送る方々も多い.「なぜなのだろう? なんとかしなくては」とは誰もが考えること.作業療法をもっと役立たせるためにはどうしたらよいのか? 誰もができる,もっと役に立つ作業療法はないのか?
●厚生労働省老人保健健康推進事業は,まさに上記の疑問に対する答えを得るべく取り組んだ事業である.そこでは,作業療法の効果として「やる気を引き出す」「楽しみを引き出し,継続させる」「役割を再確認させ,発展させる」「本人を含む家族,地域社会の環境によい効果を与える」などが確認できた.本書は,これらの研究内容をまとめたものである.
●“作業”の捉え方を示したうえで,「生活状況確認表」「作業聞き取りシート」「興味・関心チェックリスト」「作業遂行アセスメント表」「作業遂行向上プラン表」「作業をすることで元気になる申し送り表」などの活用方法を豊富な事例とともに解説した.
【目次】
はじめに(中村春基)
 推薦のことば(澤村誠志)
 推薦のことば(藤原 茂)
1.本書をよりよく活用するために(大庭潤平)
 1――本書の目的
 2――本書の作成に至った経緯
 3――各章の目的と使い方
 4――まとめと今後の課題
2.すべての人によい作業を(吉川ひろみ)
 1――キーワード
 2――「すべての人によい作業を」という作業療法
 3――作業療法の目標
3.生活行為向上マネジメントとは(村井千賀)
 1――人の営みは作業の連続で成り立っている
 2――日本における高齢者の実態
 3――「生活行為障害」とは何か
 4――生活行為向上マネジメント
 5――生活行為向上マネジメントによるプログラムモデル事例
 6――生活行為向上マネジメントの特徴と活用
4.マネジメントツールの使い方(竹内さをり)
 1――生活行為向上マネジメントプログラムの立案について
 2――実践事例の紹介
 3――演習問題
5.生活行為向上マネジメントツール活用のコツ(東 祐二)
 1――生活行為向上マネジメントにおける作業療法士の臨床姿勢(思考的バリアを整理する)
 2――意味ある作業を支援する時期
 3――本人から想いを引き出す際のコツ(面接技術)
 4――生活状況確認表と作業目標設定(不安・心配の解消・3か月先の作業目標)
 5――介護支援専門員と連携をとる際に配慮する点
 6――作業の連続のための連携のポイント
 7――まとめにかえて
6.事例編
 Case1 「孫に手紙を書きたい」という想いに焦点を当てた作業を通じ,退院後の生活がイメージできたAさん(長谷川敬一)
 Case2 家事練習を行い自信の回復・病前の役割の再獲得へつながったBさん(長谷川敬一)
 Case3 編み物を通してメリハリのある生活を取り戻したCさん(渡邊基子)
 Case4 洗濯という活動により心と身体の活動性が向上したDさん(渡邊基子)
 Case5 廃用症候群で閉じこもっていた生活から,ご近所へ遊びに行けるようになったEさん(榎森智絵)
 Case6 模擬的な活動の練習と外出によって自信がつき,以前の生活を取り戻したFさん(榎森智絵)
 Case7 アクリルタワシ作りから活動範囲が広がったGさん(宮永敬市)
 Case8 料理により活動意欲が向上したHさん(長谷麻由)
 Case9 重度認知症であってもレクリエーションの道具を作ったことで他者や家族との交流のきっかけができたIさん(平間麗香・土井勝幸)
 Case10 なじみのある日曜大工を実施し,失敗体験をしながらも活動に参加できたJさん(軽度認知症)(二木理恵・土井勝幸)
7.客観的な裏づけ(能登真一)
 1――作業療法の効果判定の意義とその方法
 2――研究事業で得られた効果
 3――結果のまとめと今後の展望

 関係者一覧
 巻末資料

索引


上肢リハビリテーション評価マニュアル

上肢リハビリテーション評価マニュアル発行年月2011年06月
【内容】
●ゴール志向型リハビリテーションにとって必要不可欠なものは標準化された評価である.上肢の片麻痺評価尺度として世界的に高い注目を集めている評価法は,Fugl-Meyer test,Action Research Arm test,およびBox and Block testである.
●Fugl-Meyer testでは選択的な運動の能力,体性感覚,関節可動域,および疼痛という観点から機能障害を評価している.本評価法は床効果や天井効果が少ないので,重度から軽度の機能障害までに適用することが可能である.本評価を使うことによって実際の日常生活での機能には変わりはなくとも,上肢機能の変化を記録することはできる.
●Action Research Arm testとBox and Block testは一側上肢での機能的制限を評価している.握ることしかできないような場合でも,上肢機能の評価が可能で,経過に伴う改善を評価することができる.また国際的な臨床評価の結果からみると,この3つの評価はアウトカム評価として使うことが可能である.
●本書は,この3つの評価法の評価方法ならびに採点方法のマニュアルである.このようなガイドなしに上肢機能の評価を多施設にわたって行うことは困難であるし,そこで得られた結果の比較も困難である.ヨーロッパ・タスクフォースでは,多施設間での標準化された評価法の導入が必要であるということから,このマニュアルを開発した.上肢リハにかかわる作業療法士,リハ医をはじめ,リハ関連職種に必携の一冊.
【目次】
1. オーバービュー
2. はじめに
3. 上肢機能評価の特徴
 3.1. Fugl-Meyer testとは
  3.1.1. 概念と理論
  3.1.2. 解説
  3.1.3. 方法
  3.1.4. 採点
  3.1.5. テストの特性
  3.1.6. 目的
  3.1.7. コメント
 3.2. Box and Block testとは
  3.2.1. 概念と理論
  3.2.2. 解説
  3.2.3. 方法
  3.2.4. 採点
  3.2.5. テストの特性
  3.2.6. 目的
  3.2.7. コメント
 3.3. Action Research Arm testとは
  3.3.1. 概念と理論
  3.3.2. 解説
  3.3.3. 方法
  3.3.4. 採点
  3.3.5. テストの特性
  3.3.6. 目的
  3.3.7. コメント
4. 上肢機能評価スケールのマニュアルに基づいた使用に関するテスト特性
 4.1. 信頼性と妥当性
 4.2. 信頼性
 4.3. 妥当性
 4.4. 要約
5. 上肢機能評価スケール使用の手引き
 5.1. テストに際しての一般的な注意
  5.1.1. 開始肢位
  5.1.2. 一般的な評価の手引き
  5.1.3. 患者への指示
  5.1.4. 採点に際しての一般的な手引き
 5.2. Fugl-Meyer test上肢項目マニュアル
  5.2.1. 一般的注意
  5.2.2. Fugl-Meyer testの方法および採点
 5.3 Action Research Arm testマニュアル
  5.3.1. 一般的注意
  5.3.2. Action Research Arm testの方法および採点
 5.4 Box and Block testマニュアル
  5.4.1. 特別な注意
6. 文献
7. 謝辞
8. 評価シート
索引


作業療法士が行うIT活用支援

作業療法士が行うIT活用支援発行年月2011年06月
【内容】
●IT(情報関連技術)は人に合わせて情報をわかりやすく加工(再構成)でき,生活範囲の距離を越えた広範囲の接点を可能にするなどの利点がある.したがって障害者や発達障害の子の多くがITを活用するようになってきている.
●しかし,障害児・者にとってIT技術はすぐに適用できるものではなく,それぞれの心身機能に合ったIT機器のフィッティングが必要となる.また,IT技術を用いることによる二次障害や発達・学習的支援など,専門的視点から将来を見据えたIT機器の提案がなされなければならない.このような現状にもかかわらず,IT機器の支援について系統立った専門書はなく,個人の技能に委ねられているのが実状である.
●また福祉用具のなかでもIT 活用支援関連用具は少数であり,利用者も比較的限られていることから,その支援に関わる機会はそう多くないかもしれない.しかし,作業療法士としてその支援に携わり,試行錯誤しながら努力されている方も少なくないと思われる.
●本書は,『障害者IT 活用支援ガイドブック』を作成したメンバーなどが中核となり,「IT 活用支援について,いままでの経験を伝達していきたい」という思いを形にしたものである.総論編と技術編の2 部構成で,基本知識から具体的な技術支援まで幅広く網羅したマニュアルとなっている.障害児・者が行うIT 活用を支援する立場にある作業療法士の方,これから携わっていこうとする方にとっての必読書.
【目次】
発刊によせて(宮永敬市,田中勇次郎)
第1部 総論編
1 IT活用支援における作業療法士の役割
 1.コミュニケーションとは(田中勇次郎)
 2.ITとは(田中栄一)
  1)ITの背景
  2)情報とは
 3.ITと障害者(田中栄一)
 4.障害者・高齢者を取り巻くITの現状(濱 昌代)
 5.作業療法とIT(濱 昌代)
  1)(社)日本作業療法士協会のIT支援に対する取り組み
  2)作業療法におけるIT活用支援の目的や意義
  3)IT活用支援における作業療法士の役割
2 IT活用支援に求められる作業療法士の専門性
 1.障害特性の把握(二次障害を見据えたとらえ方)(田中勇次郎)
  1)運動障害をきたす病態とIT機器操作における工夫
   (1)筋力低下 (2)運動失調症 (3)不随意運動 (4)筋緊張亢進 (5)感覚異常
  2)病態動作の反復による二次障害
  3)二次障害への対応
  4)高次脳機能障害とIT機器
 2.治療的・発達的視点による対応(鴨下賢一)
  1)はじめに
  2)治療的・発達的な視点での評価
   (1)運動機能 (2)認知機能 (3)精神機能 (4)意識・覚醒状態 (5)言語・コミュニケーション能力 (6)発達段階評価
  3)おわりに
 3.活動・動作分析(田中勇次郎)
  1)活動・動作とは
  2)活動・動作分析の手段としての観察
  3)動作分析による評価と代償的対応
  4)パソコンによる文字入力の動作分析と対応
3 IT活用支援の流れ
 1.IT活用支援の流れ(宗近眞理子)
  1)作業療法においてITの活用を支援するためには
   (1)作業療法においてITを活用する場面とは
   (2)作業療法でIT活用支援を行う際の留意点について
  2)IT活用支援のプロセスとポイント
   (1)相談・依頼・面接 (2)評価 (3)処方・機器の選定 (4)機器の適合評価 (5)モニタリングと情報の共有
 2.発達領域編(鴨下賢一)
  1)作業療法においてITの活用を支援するために
   (1)作業療法のなかでITを活用する場面
   (2)発達領域における作業療法のなかでIT活用支援を行うにあたっての留意点
  2)IT活用支援のプロセスとポイント
   (1)相談・依頼・面接 (2)評価 (3)処方・機器の選定・設定 (4)機器の適合評価 (5)モニタリングと情報の共有
4 IT活用支援の考え方・ポイント
 1.障害別支援方法の実際
  1)筋ジストロフィー(田中栄一)
   (1)疾患の特徴 (2)支援のポイント (3)IT活用支援例
  2)脳性麻痺(鴨下賢一)
   (1)疾患の特徴 (2)支援の考え方と方法 (3)押さえておくべきポイント
  3)筋萎縮性側索硬化症(濱 昌代)
   (1)疾患の特徴と治療法 (2)IT活用支援の考え方とポイント
  4)頸髄損傷(松本 琢麿)
   (1)疾患の特徴 (2)支援の考え方と方法 (3)機器利用の際の押さえておくべきポイント (4)まとめ
  5)パーキンソン病・脊髄小脳変性症(田中勇次郎)
   (1)パーキンソン病 (2)脊髄小脳変性症
  6)高次脳機能障害(濱 昌代)
   (1)高次脳機能障害とは (2)高次脳機能障害のおもな症状 (3)IT活用支援(あるいは活用)の考え方とポイント
  7)発達障害など(鴨下賢一)
   (1)疾患の特徴 (2)支援の考え方と方法 (3)押さえておくべきポイント
 2.家族・他職種との連携(濱 昌代)
  1)家族や介護者との連携
  2)関係機関や他職種との連携
   (1)市町村役場の障害福祉関係窓口 (2)都道府県の疾病対策関係部署 (3)保健所 (4)難病相談・支援センター (5)身体障害者更生相談所 (6)障害者ITサポートセンター(パソコンボランティア) (7)患者会 (8)介護実習・普及センター (9)地域リハビリテーション支援センター (10)機器販売業者や製造業者
5 リスク管理
  1)契約(宮永敬市)
  2)製造物責任法(宮永敬市)
  3)リスク管理の考え方(宮永敬市)
6 ITに関する社会資源
 1.制度の概要(宮永敬市)
  1)物的(給付等)な社会資源
   (1)障害者自立支援法 (2)難病対策要綱に基づく施策
  2)人的な社会資源(障害者IT支援機関等)
   (1)障害者IT総合推進事業 (2)身体障害者更生相談所
 2.情報の入手方法(宮永敬市)
 3.関連団体・情報提供機関(宮永敬市)
第2部 技術編
7 IT機器の基礎知識
 1.IT機器の基礎知識(松本琢麿)
  1)IT機器とは
 2.IT機器の種類と特徴(松本琢麿)
   (1)意思伝達装置 (2)携帯用会話補助装置 (3)IT機器を利用した環境制御
 3.処方・選定(松本琢麿)
8 コミュニケーションボード
 1.コミュニケーションボードとは(宮永敬市)
 2.コミュニケーションボードの種類(宮永敬市)
 3.文字盤について(宮永敬市)
  1)不透明文字盤
   (1)作り方 (2)使い方 (3)注意点
  2)透明文字盤
   (1)作り方 (2)使い方 (3)注意点 (4)導入時期・導入の難しさ
 4.絵記号を主体としたコミュニケーションボードについて(宮永敬市)
9 IT活用支援とスイッチ
 1.スイッチとは?(田中栄一)
 2.どんなスイッチがあるの?(田中栄一)
  1)押す:押しボタン型スイッチ・プッシュスイッチ
   (1)スペックスイッチ・ジェリービーンスイッチツイスト・ビッグスイッチツイスト
   (2)マイクロライトスイッチ
  2)引く
   (1)ストリングスイッチ
  3)触れる
   (1)ポイントタッチスイッチ
  4)光センサー
   (1)ファイバースイッチ
  5)その他
   (1)PPSスイッチ(ピエゾニューマティックセンサースイッチ)
   (2)マルチケアコール
 3.スイッチを導入する流れは?(田中栄一)
  1)ニーズの把握
   (1)利用者への面接 (2)介護者からの情報収集 (3)再度の利用者への面接 (4)考察
  2)遂行技能の把握
   (1)操作能力評価 (2)認知・精神機能の把握
  3)導入機器の選択
   (1)スイッチ選択 (2)テレビリモコンが可能な機器の導入検討
  4)機器試用
  5)再評価
  6)介護者との調整
 4.スイッチ適合のポイントは?(田中栄一)
  1)ニーズの把握:利用者・介護者の作業活動におけるこだわりを探る
  2)作業活動の特性をつかむこと
  3)身体特性の把握:とくに操作性に及ぼす影響を事前に把握しておく
   (1)姿勢の変化が及ぼす操作部位への影響は?
   (2)姿勢不良による操作の困難さは?
   (3)機器がもたらす操作能力への影響は?
  4)スイッチの機器特性を把握すること
  5)力の要素を考える
  6)操作性・安全性・取り扱いのシンプルさ
  7)ときには道具から離れること
 5.FAQ(よくあるお問い合わせ)(田中栄一)
  1)ナースコールの導入で気をつける点は?
   (1)できるだけ改造は避ける (2)二重三重のチェック (3)ナースコールの個別対応では,各部署の申し合わせが必要
 6.個別製作スイッチ(田中栄一)
  1)個別製作スイッチはどのようなときに導入されるの?
  2)個別製作で使われているスイッチ
   (1)プッシュ型スイッチ (2)特殊スイッチ
  3)個別製作スイッチ例
   (1)スプリントスイッチ (2)各種ケースを利用したスイッチ (3)その他
  4)スイッチのつくりかた.
   (1)どんな道具が必要なの? (2)フィルムケーススイッチのつくりかた
  5)スイッチの活用
  6)マウスボタンの工夫
  7)工作で気をつける点は?
   (1)イモ半田に注意 (2)断線に注意 (3)家電製品(100V)の操作に使用するのは危険 (4)PL法は大丈夫? (5)次に何をしたらよいの? (6)どうすれば上達するの?
  8)個別製作に関連する情報
   (1)電子部品(スイッチやICなど)の購入先は?
   (2)コミュニケーション支援機器情報のWEBは?
   (3)コミュニケーション関連用具の販売業者は?(一例)
   (4)研修会・関連団体は?
  9)コードの加工について(宮永敬市)
10 呼び出し機器について
 1. 呼び出し機器の概要と役割について(宗近眞理子)
  1)呼び出しとは?
  2)呼び出し機器の概要
   (1)ナースコール(Nurse call) (2)家庭用(一般用)呼び出し機器 (3)緊急通報システム
  3)呼び出し機器の役割とは
  4)呼び出し機器を導入する際の考慮点
   (1)どのタイプの呼び出し機器を準備しておくとよいか
   (2)呼び出し機器を導入する前に
   (3)呼び出し機器(Call)は命綱
 2. 呼び出し機器の種類と特徴(宗近眞理子)
  1)呼び出し機器の種類と特徴
   (1)ナースコール(Nurse call) (2)家庭用(一般用)呼び出し機器 (3)緊急通報システム
  2)適切な呼び出し機器を提供するために
11 パソコンについて
 1.パソコンの役割(松本琢麿)
 2.キーボードを使いやすくするための手段(松本琢麿)
  1)ちょっとした改造や自助具・市販品を利用
   (1)キーを入力する道具が必要な場合 (2)キーボードに工夫が必要な場合 (3)パソコンの設置に工夫が必要な場合
  2)OS標準アクセシビリティ機能を使った対応
   (1)2つのキーを同時に押すことができない場合
   (2)震えや押しすぎで間違ったキー入力をしてしまう場合
   (3)キーボードを扱うことが難しい場合
  3)障害者専用の入力支援機器を利用する対応
   (1)JIS配列のキーボード入力が難しい場合
   (2)より柔軟なキー配置や大きさを実現したい場合
 3.マウスを使いやすくするための手段(松本琢麿)
  1)ちょっとした改造や自助具・市販品を利用する
   (1)クリックボタンが操作しにくい場合 (2)マウスに工夫が必要な場合
  2)OS標準アクセシビリティ機能を使った対応
   (1)マウスを使いやすく設定したい場合
   (2)キーボードによるマウス操作をしたい場合
   (3)マウス操作をしないでショートカットキーを使いたい場合
  3)障害者専用の入力支援機器を利用する対応
   (1)粗大な動きがあるがマウス操作をしたい場合 (2)口でマウス操作をしたい場合
 4.パソコン操作を代償するパソコン代替装置(松本琢麿)
  1)スイッチによる入力支援用具(代表例:オペレートナビEX)
  2)音声認識による入力支援用具(代表例:ボイスキャン)
  3)頭頸部・顔面による入力支援用具(代表例:スマートナビ4)
  4)視線による入力支援用具(代表例:マイトビーP10)
12 遊びや学習の支援
 1. 遊び(高橋知義)
  1)子どもは遊びのなかで育つ
  2)IT活用による遊びの支援
  3)遊びを支援する具体的なIT活用方法
   (1)BDアダプターの活用 (2)電子工作の知識 (3)スイッチラッチ&タイマーの活用 (4)電源リレーの活用 (5)タッチパネルディスプレイの活用 (6)パソコンの活用 (7)スイッチインターフェースの活用 (8)ショートカットキーの活用 (9)Microsoft Power Pointの活用 (10)ゲーム
 2. 学習(鴨下賢一)
  1)日本における障害をもつ学生の実態
  2)肢体不自由に対するIT活用による学習支援
   (1)長期的視点をもち合わせた発達に伴う支援
   (2)学習に向けてのIT活用支援の重要なポイント
  3)発達障害に対するIT活用による学習支援
   (1)発達障害の障害のわかりにくさ (2)適応行動を促すIT活用支援 (3)言葉の発達に対するIT活用支援 (4)学習に向けてのIT活用支援の重要なポイント
  4)おわりに
13 事例紹介
 事例1:遊び支援(高橋知義)
 事例2:遊び支援(高橋知義)
 事例3:学習支援(鴨下賢一)
 事例4:楽しくお勉強できたよ(鴨下賢一)
 事例5:インターネットの利用(田中栄一)
 事例6:思いを伝える ; 家族の会話のなかに入りたい(宗近眞理子)
 事例7:メールの使用からホームページ・ブログの作成まで(濱 昌代)
 事例8:ナースコール(田中勇次郎)
 事例9:環境制御;頸髄損傷事例に対するトータルな環境づくり(松本琢麿)
 事例10:仕事(田中栄一)

 索引


標準作業療法学 専門分野 作業療法学概論 OT

標準作業療法学 専門分野 作業療法学概論 OT発行年月2011年2月
【内容】
作業療法に必須の「評価」を学び、実際の治療に結びつける視点を養う
作業療法を行ううえで、対象者を「評価する」ことは欠かせない。本書は、評価学の基礎的知識から、身体・精神・発達・高齢期といった作業療法の全領域に共通の評価法、および各領域ごとの評価法に至るまで、知識・技法を理論を交えて紹介し、実際の治療に結び付ける視点を養える。簡潔な記述でさらに学びやすく改訂。「第2章 領域共通の評価法」では「摂食・嚥下機能検査」が節として独立。学生も臨床の作業療法士も必携の1冊。
【目次】
序章 作業療法評価学を学ぶ皆さんへ
第1章 評価学の基礎
 I 作業療法と評価
 II 記録・報告の意義と特徴
 III 作業療法効果判定
第2章 領域共通の評価法
 I 面接法・観察法
 II 意識の評価およびバイタルサインの測定,臨床検査値の読み方
 III 形態計測
 IV 関節可動域測定
 V 筋力検査
 VI 知覚検査
 VII 反射検査
 VIII 姿勢反射検査
 IX 筋緊張検査
 X 協調性検査
 XI 脳神経検査
 XII 摂食・嚥下機能検査
 XIII 上肢機能検査
 XIV 高次脳機能障害の評価
 XV 気分,不安,うつ検査
 XVI 日常生活活動評価
 XVII 興味,役割,QOL評価
第3章 身体機能評価法
 I 脳血管障害の評価
 II 頸髄損傷の評価
 III 末梢神経損傷の評価
 IV 関節リウマチの評価
 V その他の神経疾患,神経・筋疾患の評価
第4章 精神機能評価法
 I 精神機能作業療法評価学の基礎
 II 統合失調症の評価
 III 気分障害(感情障害)の評価
 IV アルコール依存症候群の評価
 V 知的障害(精神遅滞)の評価
 VI 神経症性障害の評価
 VII パーソナリティ障害(人格障害)の評価
 VIII 症状性および器質性精神障害の評価
 IX てんかんの評価
 X 心理的発達障害の評価
 XI 精神機能評価のまとめ-作業的存在のかげりを輝きに向ける探究
第5章 発達過程評価法
 I 運動機能障害の評価
 II 感覚統合および感覚調整機能障害の評価
 III 認知・社会性機能障害の評価
第6章 高齢期機能評価法
第7章 就労の評価
作業療法評価学の発展に向けて
さらに深く学ぶために
索引


はじめての精神科作業療法

はじめての精神科作業療法発行年月2011年4月
【内容】
精神科作業領域でのリハビリテーションについて,その基礎から実践までをわかりやすく解説する教科書.精神科医療の基礎理論から,精神科作業療法における評価学,治療学,地域での援助学,そして臨床実習に到るまでのすべてを体系的にまとめた.作業療法士を目指す学生のために,国家試験の出題傾向も踏まえた構成をとった.また,活躍中のOTにとっても,その知識の整理に有益な書となっている.
【序文】
「はじめての精神科作業療法」は,精神科領域でのリハビリテーションを実施するにあたり,基礎から臨床実践までを網羅した教科書である.作業療法を学ぶ学生および臨床で活躍している作業療法士に対して系統的な学習ができるような組み立てを基本方針とした.
 「はじめに」では,知識や経験が少ない状況にある初心者にとって,精神障害領域における作業療法,精神科医療・福祉をどうとらえるかの視点から,これから精神科作業療法を学ぶことへの動機付けとなる内容とした.
 第1章では,精神科医療についての多方面からの理解が今後の学習の基礎となるため,実際的な臨床内容を網羅し現状を把握できるようにした.さらに,現在までの対象者理解や治療法に関連した各種の理論や捉え方についての精神障害領域での基礎理論を充実させ,精神科作業療法の評価および治療を進める上での基盤となるような内容とした.
 また,作業療法士が精神障害領域で従事している臨床の場面とその内容についての解説を行い,活躍の場の広さを紹介した.
 第2章では,対象者を全体的に把握するために必要な精神科作業療法における評価学について,情報収集,観察,面接,検査に関する実際的な内容を分かりやすく解説し,精神科作業療法を学ぶ学生にとっての臨床実習に備えられる構成とした.
 第3章では,精神科作業療法における治療学の基礎として,治療の枠組みである治療構造について治療者の態度,作業活動,集団の利用,時間・頻度,場所の設定方法を示した.
 第4章では,疾患別作業療法では臨床の場で担当する主な12の疾患・障害群の精神疾患について,病理と成因,行動の特徴,治療構造の観点からその実践過程を総合的に解説した.
 第5章では,精神障害領域での地域作業療法学として,今後の作業療法士にとって不可欠な内容である,ケアマネジメント,訪問看護,包括型地域生活支援プログラム,および就労移行支援について実際的内容を解説した.
 第6章では,対象者の社会資源を活用した支援に必要な福祉制度と関係法規について,最新の内容を紹介した.
 第7章では,作業療法学生と臨床実習指導者のための臨床実習の項目を加えた.
 本書は作業療法士養成校で精神科作業療法を学ぶ学生諸君にとって,精神科医療の基礎,各種理論,評価学,治療学,そして地域での援助学を順序立て系統的に学ぶのに最適な教科書である.また,臨床で日々実践している作業療法士にあっては,再学習の書として活用できるものである.
2011年3月
山口芳文
【目次】
はじめに 〈山口芳文〉
 1.精神障害領域における作業療法 1
  A. 精神障害とは 1
  B. 精神科医療・福祉の中での作業療法 1
 2.精神科医療・福祉をどうとらえるか? 2
第1章 作業療法で援用できる基礎知識
 A.基礎知識(1) 4
  1.精神科作業療法の歴史 〈山口芳文〉 4
   A. 世界の精神科作業療法の歴史 4
   B. 日本における精神科リハビリテーションと作業療法の歴史 6
  2.我が国の精神科医療状況 〈渡辺雅幸〉 7
   A. 我が国の精神科医療の歴史 7
   B. 精神科受診患者 8
   C. 我が国における精神科医療機関 9
   D. 精神科入院状況 9
  3.精神科医療状況の実際(外来-入院-退院-地域) 〈渡辺雅幸〉 11
   A. 精神科における外来診療の意義 11
   B. 新患外来 11
   C. 通常外来 12
   D. 精神科救急医療 12
   E. 入院の必要性 12
   F. 入院形態 13
   G. 行動制限 14
   H. 入院治療 14
   I. 退院へ 14
   J. 退院後 15
   K. 一般(総合)病院精神科の役割 15
   L. 就労支援 16
   M. 職場のメンタルヘルス 16
   N. 心神喪失者等医療観察法 16
B.基礎知識(2) 18
  1.精神医学概論(疾患分類,症候論,治療法) 〈渡辺雅幸〉 18
   A. 精神障害とは 18
   B. 精神障害の分類 19
   C. 症候学 21
   D. 治療法 27
  2.精神分析学と力動精神医学 〈山口芳文〉 30
   A. 精神分析学,力動精神医学とは 30
   B. 精神分析学の特徴 30
   C. 精神・性発達論 30
   D. 精神分析療法のねらい 31
   E. 精神分析学で使われる用語 32
   F. 統合失調症の症状の理解 33
  3.行動理論 〈奥原孝幸〉 35
   A. 行動理論とは 35
   B. 行動療法とは 36
  4.認知行動療法 〈奥原孝幸〉 38
   A. 認知行動療法の誕生:行動療法と認知療法の合流 38
   B. 認知行動療法の基本概念 39
   C. 認知行動療法の2つの基盤 39
   D. 認知行動療法の基本モデル 39
   E. 認知行動療法の基本原則 40
   F. 認知行動療法の治療法~CBTの鍵となる技法 40
   G. 主な疾患別CBTの特徴 41
  5.ストレス理論,リラクセーション 〈奥原孝幸〉 42
   A. ストレス理論;ストレスとストレッサー 42
   B. ストレス対処・マネージメント 43
   C. ストレス関連疾患 43
   D. リラクセーション 43
  6.発達理論 〈山口芳文〉 45
   A. フロイトの発達理論 46
   B. エリクソンの発達理論 46
   C. ピアジェの発達理論 46
  7.来談者中心療法 〈山口芳文〉 47
   A. 精神分析療法と来談者中心療法の違い 47
   B. 治療者の態度 47
   C. 注意点 48
  8.集団理論 〈河野達哉〉 49
   A. 集団力動に焦点をあてた捉え方 49
   B. 集団凝集性に焦点をあてた捉え方 50
   C. 集団が変化していく過程に焦点をあてた捉え方 51
  9.薬物療法 〈渡辺雅幸〉 52
   A. 抗精神病薬 52
   B. 抗うつ薬 54
   C. 気分安定薬(抗躁薬) 55
   D. 抗不安薬 55
   E. 睡眠薬 55
   F. 抗てんかん薬 55
   G. 精神刺激薬(覚醒剤) 56
   H. 抗認知症薬 56
   I. 抗酒薬 56
  10.情報処理理論 〈鈴木久義〉 57
   A. 選択的注意とは 57
   B. フィルター説とは 57
   C. 過包摂理論とは 58
   D. ワーキングメモリー障害説とは 58
  11.生活臨床 〈渡辺雅幸〉 59
  12.家族研究 〈渡辺雅幸〉 61
   A. 古典的家族研究 61
   B. 心理教育的家族療法 62
  13.予後と再発 〈渡辺雅幸〉 63
   A. 統合失調症の経過と予後 63
   B. 統合失調症の予後に影響する要因 65
   C. 気分障害の経過と予後 66
  14.病識 〈渡辺雅幸〉 67
C.基礎知識(3) 69
  1.障害論 〈山口芳文〉 69
   A. 国際障害分類(ICIDH: International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps)〔世界保健機関(WHO)1980〕 69
   B. 国際生活機能分類(ICF: International Classification of Functioning, Disability and Health) 69
  2.治癒係数 〈山口芳文〉 71
   A. 治癒係数とは 71
   B. 治癒係数の項目評定の内容 72
  3.自己理解 〈山口芳文〉 73
   A. 自己理解の必要性 73
   B. 自己理解の方法 73
  4.モゼーの発達理論 〈山口芳文〉 75
  5.感覚統合療法 〈山口芳文〉 78
   A. 感覚統合療法で使われる感覚の種類 78
   B. 統合失調症に対する感覚統合 78
  6.作業行動理論と人間作業モデル 〈鈴木久義〉 80
   A. 人間作業モデル 80
   B. 理論的特徴 80
   C. 作業機能障害と介入 81
   D. 人間作業モデルを使用する際の注意点 82
  7.生活技能訓練(SST) 〈鈴木久義〉 83
   A. 発展の背景 83
   B. 生活技能訓練の特徴 83
   C. 基本訓練モデル 84
   D. 生活技能訓練における他の技法 85
   E. 生活技能訓練の実施上の注意点 86
   F. 今後の課題 86
  8.音楽療法 〈宮下裕之〉 88
   A. 評価・情報収集 88
   B. 歌唱プログラム 88
  9.就労場面での行動特徴 〈山口芳文〉 92
   作業遂行時の統合失調症者の行動特徴 92
D.作業療法での臨床の場と内容 93
  1.精神科作業療法 〈河野達哉〉 93
   A. 病院の作業療法の枠組みを決定付ける要因 93
   B. 作業療法の役割 94
   C. 具体的なプログラムの例 95
  2.外来作業療法 〈河野達哉〉 97
   回復期に応じた利用目的 97
  3.精神科デイケア,デイナイトケア,ショートケア 〈河野達哉〉 99
   A. デイケアとは 99
   B. デイケアの利用目的99
   C. デイケア運営の考え方100
  4.急性期治療病棟 〈宮下裕之〉 102
   A. 段階的な行動拡大 102
   B. 作業・活動の目的,効果の実感 102
   C. リハビリテーションの方向性の獲得 103
  5.精神療養病棟 〈奥原孝幸〉 104
   A. 精神療養病棟の概要 104
   B. 精神療養病棟での作業療法の目的 104
   C. 精神療養病棟での作業療法の役割 104
   D. 精神療養病棟での作業療法の注意すべき事項 105
  6.重度認知症治療病棟 〈河野達哉〉 106
   A. 作業療法の目的 106
   B. 生活機能回復機能訓練における集団プログラム 107
   C. 個別アプローチの必要性 107
  7.精神保健福祉センター 〈埜崎都代子〉 108
   A. 目標 108
   B. 組織 108
   C. 業務内容 108
  8.その他 〈埜崎都代子〉 109
   A. 作業所 109
   B. グループホーム 110
第2章 作業療法評価学
 A.評価の流れ 〈山口芳文〉 112
  評価から治療計画まで 112
   A. 精神科作業療法での評価の特徴 112
   B. 評価から治療計画までの流れ 112
   C. 評価手段 112
   D. 評価手段の実施順序による違い 113
   E. 評価する上での注意点 113
 B.評価手段 114
  1.情報収集 〈山口芳文〉 114
  2.観察 〈山口芳文〉 116
   観察の視点 116
  3.記録法,個人情報保護 〈山口芳文〉 118
   A. 記録の基本 118
   B. 記録時の個人情報保護 119
   C. 個人情報保護についての学会での例 119
  4.面接法 〈山口芳文〉 120
   A. 面接を実施する場 120
   B. 対象者を理解するための面接時の態度 121
   C. 初回面接の進め方 122
   D. 面接のための学習法 123
  5.集団評価 〈河野達哉〉 124
  6.検査法 〈山口芳文〉 125
   A. 検査法の定義 125
   B. 検査法実施時の注意点 125
   C. 精神科作業療法で行われている検査法の例 125
   D. 代表的な心理検査 126
  7.興味チェックリスト 〈山口芳文〉 127
   A. 興味についての6つの定理 127
   B. 興味チェックリストの実施内容 127
   C. 興味チェックリストのレポート例 129
  8.HTPテスト 〈山口芳文〉 130
   A. 投影法の原理 130
   B. 検査でわかること 130
   C. 実施方法 130
   D. 観察 131
   E. 解釈 131
   F. 使用する道具と材料 131
  9.カナダ作業遂行測定 〈鈴木久義〉 132
   A. クライエント中心ということ 132
   B. カナダ作業遂行モデル 132
   C. 実践のための諸段階 133
   D. カナダ作業遂行測定の諸段階 133
   E. 実施上の注意点 134
  10.社会機能評価 〈埜崎都代子〉 135
   A. 日常生活行動評価 135
   B. Rehab 139
   C. 職業関連評価 140
  C.評価から治療計画作成 〈山口芳文〉 142
  1.評価から治療目標設定まで 142
   A. 評価手段 142
   B. 評価のまとめと治療目標設定までの流れ 142
  2.担当症例の治療目標 144
   A. 主治医よりの処方目的 144
   B. 実習学生があげた短期目標 144
  3.障害論 ICFの例 145
第3章 作業治療学 〈山口芳文〉
 A.作業治療学概論 148
  治療過程と治療構造 148
  A. 治療過程 148
  B. 治療構造の設定 148
  C. 治療構造の設定までの流れ 148
B.治療・援助構造 149
  1.治療的態度,関わり方 149
   A. 基本的な治療的態度 149
   B. 治療的態度 151
  2.作業活動 153
   A. 作業活動のもつ治療的な意味 153
   B. 対象者の1日からみた作業活動の特徴と治療的利用 153
   C. 精神科作業療法での作業活動 153
   D. 事例を通して作業活動を考える 155
  3.集団 156
   A. 治療的集団の形成の基本 156
   B. 集団利用による治療効果(ヤーロム) 157
   C. 集団の扱い方 157
   D. 集団内での対象者の行動特徴 158
  4.時間,頻度 159
   A. 「対象者の全体像」からの設定 159
   B. 「対象者の治療目標」からの設定 159
   C. 「対象者への治療者の態度」からの設定 159
   D. 「対象者が行う作業活動内容」からの設定 159
  5.場所 160
   A. 精神科作業療法実施の場所 160
   B. 場所という空間 160
   C. 空間を構成するもの 160
第4章 状態別および疾患別作業療法
 A.状態別作業療法 〈山口芳文〉 164
  不安,無為,自閉,退行,妄想,うつ,躁の理解と作業療法の概要 164
  A. 不安の状態 164
  B. 無為,自閉の状態 164
  C. 退行の状態 164
  D. 妄想の状態 165
  E. うつの状態 165
  F. 躁の状態 165
B.疾患別作業療法 167
  1.統合失調症 〈鈴木久義〉 167
   A. 病理と成因 167
   B. 分類 168
    統合失調症―成因論 〈渡辺雅幸〉 172
     A. 遺伝と環境 172
     B. 脳病変と脳機能 173
     C. 神経化学 174
    統合失調症―陽性症状と陰性症状 〈渡辺雅幸〉 175
  2.気分(感情)障害 〈埜崎都代子〉 178
   A. 病理と成因 178
   B. 原因 178
   C. 症状と行動の特徴 179
   D. 医学的な治療の流れ:主治医の一般的な方針 180
   E. 作業療法の治療目標 180
   F. 治療構造 181
   G. 薬物治療 184
  3.神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害 〈奥原孝幸〉 186
   A. 不安障害 187
   B. 解離性障害(精神症状として出現するもの) 190
   C. 身体表現性障害(転換性障害を含む身体症状として出現するもの) 192
  4.認知症 〈作田浩行〉 194
    A. 定義と原因 194
    B. 症状と行動の特徴 194
    C. 治療目標 197
    D. 治療構造 198
  5.てんかん 〈奥原孝幸〉 203
   A. 全体像 203
   B. てんかん発作の分類 203
   C. てんかんに伴う精神障害 205
   D. 治療 205
   E. てんかんへの作業療法 205
  6.境界性パーソナリティ障害 〈河野達哉〉 207
   A. 境界性パーソナリティ障害とは 207
   B. 病理と成因 208
   C. 症状と行動の特徴 208
   D. 各種治療内容 210
   E. 作業療法での治療 210
   F. 作業療法での治療構造 211
  G. 作業療法の治療過程 211
    H. 対人関係上の留意点 212
   I. 作業活動選択時の留意点 213
  7.アルコール依存症と薬物依存症 〈奥原孝幸〉 215
   A. 精神作用物質使用による精神および行動の障害 215
   B. 精神作用物質 215
  C. 薬物(アルコールを含む)依存の3要素 215
   D. 依存性薬物の分類 216
   E. 依存の種類 216
   F. 精神作用物質による障害の種類 216
   G. アルコール依存症 216
   H. 薬物依存症 219
  8.症状性を含む器質性精神障害 〈増山英理子〉 220
   A. 病因と成因 220
   B. 症状と行動の特徴 221
   C. 治療目標 223
  D. 治療構造 223
 9.摂食障害 〈埜崎都代子〉 227
   A. 病理と成因 227
   B. 症状と行動の特徴 228
   C. 治療目標 229
   D. 治療構造 229
 10.知的障害 〈大澤 彩〉 232
   A. 病因と成因 232
   B. 症状と行動の特徴 232
   C. 治療目標 234
   D. 援助,治療内容 234
 11.広汎性発達障害 〈大澤 彩〉 236
   A. 病因と成因 236
   B. 症状と行動の特徴 236
   C. 治療目標 237
   D. 援助,治療内容 238
 12.注意欠陥多動障害,学習障害 〈大澤 彩〉 240
   A. 注意欠陥多動障害 240
   B. 学習障害 241

第5章 地域作業療法学
 A.地域生活支援 246
  1.ケアマネジメント 〈奥原孝幸〉 246
   A. ケアマネジメントとは 246
   B. ケアマネジメントの必要性 246
   C. ケアマネジメントの原則 247
   D. ケアマネジメントの過程 247
   E. ケアマネジャーの機能 248
  2.訪問看護 〈埜崎都代子〉 249
  3.包括型地域生活支援プログラム(ACT) 〈鈴木久義〉 251
   A. 包括型地域生活支援プログラムの特徴 251
   B. 包括型地域生活支援プログラムが生まれる背景と重要な概念 251
   C. 包括型地域生活支援プログラムで提供されるサービスとその効果 253
   D. わが国における包括型地域生活支援プログラムの広がりと今後 253
B.就労支援 〈埜崎都代子〉 255
  就労への移行支援 255
   A. 職業志向と選択 255
   B. 職業獲得と継続就労 257
第6章 福祉制度と関連法規 〈山口多希代〉
 A. 社会保障・福祉制度 260
 B. 福祉制度および社会資源 268
 C. 関連法規 276
第7章 臨床実習 〈山口芳文〉
 1.症例研究の様式 280
 2.臨床実習の流れとポイント 282
  A. 臨床実習の流れ 282
  B. 基本的事項 282
  C. 実習で起こりうること 283
索引


作業療法の視点 続

作業療法の視点 続発行年月2011年5月
【内容】
カナダ作業療法士協会では、これからの作業療法の要は「作業」と「可能性」にあり、クライエントと共に歩む以外にはないと説く。本書では、誰もが作業を通して健全になることのできる関係者社会を創造するための作業療法が詳細に語られており、必携の書である。

牽引


作業療法学全書 第8巻
作業療法学全書 第8巻発行年月2011年4月
【内容】
本シリーズは,日本作業療法士協会が監修する作業療法士養成のための教科書であり,わが国初のオリジナルテキストとして刊行以来,全国の作業療法士養成校で使用されてきた.学生に,基本的かつ時代の求める知識と技術を伝えるための改訂第3版.
第8巻では,作業療法士が高次脳機能障害のある人々を支援するために必要とされる知識と技術を一冊にまとめた.
障害の分類から画像の見方,評価の際に必要となる検査について概説し,さらに高次脳機能障害によってもたらされる多様な症状に対する評価と介入の実際を多くの症例とともにわかりやすく紹介することで,理解を深めることができる構成となっている.
【目次】
改訂第3版の発刊にあたって
改訂第3版の編集にあたって
「作業治療学5 高次脳機能障害」の編集にあたって
編集者・執筆者一覧
第1章 高次脳機能障害と作業療法(渕 雅子)
I.はじめに
II.高次脳機能障害とは――その歴史的背景
 1.神経心理学
 2.認知心理学
III.高次脳機能障害のリハビリテーション
 1.リハビリテーションの原理
  1-1 機能回復
  1-2 機能的代償,行動学的補償
  1-3 支援
IV.高次脳機能障害と作業療法
V.作業療法の効果
 1.実験的研究
 2.記述的研究
VI.まとめ

第2章 高次脳機能障害の分類と類型(種村留美)
I.はじめに
II.高次脳機能障害とは
III.失行症と動作の抑制障害
 1.失行症
  1-1 観念運動失行
  1-2 観念失行
  1-3 肢節運動失行(limb-kinetic apraxia)
  1-4 脳梁失行
 2.構成失行(constructional apraxia)
 3.着衣失行(dressing apraxia)
 4.前頭葉性動作障害
  4-1 動作の抑制障害
  4-2 被影響性行動の障害
  4-3 手の行為の抑制障害
  4-4 離断症候群
IV.視覚認知の障害
 1.物体・画像の認知障害
  1-1 感覚レベルの障害
  1-2 統覚型視覚失認(知覚レベルの障害)
  1-3 連合型視覚失認(視覚認知の障害)
  1-4 視覚失語(視覚呼称の障害)
 2.色彩認知の障害
  2-1 中枢性色盲(中枢性色覚障害)
  2-2 色彩失認(色彩認知の障害)
  2-3 色彩失名詞(色名呼称の障害)
 3.相貌認知の障害
 4.視覚認知の機能系
V.左角回における感覚情報の統合
 1.Gerstmann症候群
 2.失読失書
 3.非古典的純粋失読
 4.触覚失認
VI.視空間失認
 1.半側空間無視
  1-1 半側無視の出現メカニズム
  1-2 半側無視に関連した空間認知の機能系
 2.そのほかの空間認知障害
VII.聴覚の障害
 1.皮質聾
 2.聴覚失認および純粋語聾
VIII.記憶障害
 1.記憶障害とは
 2.記憶障害の原因
 3.記憶障害の分類
  3-1 陳述記憶と手続き記憶
  3-2 意味記憶とエピソード記憶
  3-3 顕在記憶と潜在記憶
  3-4 知覚プライミング
  3-5 時間的側面からの分類
 4.情報処理段階のモデル
  4-1 注意
  4-2 符号化(記銘)
  4-3 貯蔵
  4-4 想起(検索)
 5.記憶の機能系
IX.注意の障害
 1.覚醒度の障害
 2.注意の持続性の障害
 3.注意の選択性の障害
 4.注意の分配の障害
 5.処理速度の障害
 6.注意の機能系
X.前頭葉機能の障害
 1.行動制御のメカニズム
 2.ワーキングメモリーの障害
 3.遂行機能の障害
 4.社会的行動障害
  4-1 発動性の障害
  4-2 情動障害
  4-3 行動障害
  4-4 挿話性脱制御症候群
  4-5 前頭葉性社会行動障害
  4-6 獲得性社会病質と身体的マーカー仮説
  4-7 右半球損傷例にみられる行動障害
 5.前頭葉関連の機能系
 6.前頭連合野による高次脳機能の統合

第3章 脳損傷との関連とその画像の見方(早川裕子)
I.はじめに
II.脳画像を見る前に
 1.自分が行った評価や介入との関係を考える
 2.「実現」「機能」「形態」の三つの水準を意識する
  2-1 障害として知覚できる実現水準
  2-2 機能水準と形態水準
  2-3 症例を解釈するときに
  2-4 機能水準の仮説のある介入を
 3.基本的な知識は身につけておく
III.自験例
 1.症例の情報
 2.日常生活や訓練場面の観察
 3.これまでの情報・観察から予測したこと
 4.症例の脳画像
 5.障害の捉え方の修正
 6.介入
 7.この症例を振り返って
IV.おわりに

第4章 評価と介入の実践過程(渕 雅子)
I.高次脳機能障害に対する作業療法実践過程の概要
II.作業療法実践課程の実際
 1.対象者とその受け入れ
 2.評価過程
  2-1 評価の目的
  2-2 評価の概要
  2-3 評価の実際
  2-4 総合判断・評価のまとめ
 3.目標設定・方針決定
 4.介入過程
  4-1 介入の概要
  4-2 作業療法介入の実際
  4-3 インフォームドコンセント
  4-4 経過記録
 5.成果の検討と目標・方針の更新
 6.終了
 7.おわりに

第5章 機能障害別アプローチの実際
I.認知の障害
 1.視覚失認(鈴木孝治)
  1-1 障害像
  1-2 評価と目標設定
  1-3 治療・訓練・指導・援助
  1-4 症例
 2.半側空間無視(太田久晶)
  2-1 障害像
  2-2 評価と目標設定
  2-3 治療・訓練・指導・援助
  2-4 症例
 3.視空間認知の障害(鈴木雅晴)
  3-1 障害像
  3-2 評価
  3-3 目標設定
  3-4 治療介入
  3-5 症例
 4.身体失認(能登真一)
  4-1 障害像
  4-2 評価と目標設定
  4-3 治療・訓練・指導・援助
  4-4 症例
 5.地誌的失認(三井 忍)
  5-1 障害像
  5-2 評価
  5-3 目標設定と作業療法介入
  5-4 症例
II.行為の障害
 1.失行症(坂本安令)
  1-1 障害像
  1-2 評価と目標設定
  1-3 治療・訓練・指導・援助―失行症の治療介入の視点
  1-4 症例
 2.前頭葉性行為障害(林 克樹)
  2-1 障害像
  2-2 評価と目標設定
  2-3 目標設定
  2-4 治療・訓練・指導・援助
  2-5 症例
  2-6 まとめ
III.遂行機能障害(佐野恭子)
 1.障害像
  1-1 定義
  1-2 障害部位との関連
 2.評価と目標設定
  2-1 評価
  2-2 目標設定
 3.治療・訓練・指導・援助
  3-1 機能的訓練
  3-2 日常生活訓練と環境調整
 4.症例
  4-1 問題点
  4-2 作業療法目標とプログラム
  4-3 経過
  4-4 課題
IV.注意障害(酒井 浩)
 1.障害像
  1-1 はじめに
  1-2 注意(障害)の分類
 2.評価と目標設定
  2-1 統合的検査バッテリー(標準注意検査法;CAT)
  2-2 古典的評価
 3.治療・訓練・指導・援助
  3-1 認知リハビリテーションにおける治療戦略
  3-2 作業療法における介入方法
 4.症例
  4-1 基本情報
  4-2 問題点
  4-3 評価結果
  4-4 治療理論
  4-5 治療方法
  4-6 効果
  4-7 留意点
V.記憶障害(坂本一世,水品朋子)
 1.記憶の分類と記憶障害の特徴
  1-1 時間軸による分類
  1-2 内容による分類
 2.記憶障害と病変部位
 3.記憶障害の評価
  3-1 他の高次脳機能障害との鑑別
  3-2 神経心理学的検査など
  3-3 場面を利用した,行動観察による評価
  3-4 生活障害の評価
  3-5 目標設定
 4.記憶障害の訓練・指導・援助
  4-1 領域特異的知識の獲得
  4-2 外的補助具の利用
  4-3 学習法の工夫や内的ストラテジーの利用
  4-4 環境調整
  4-5 心理的援助と家族支援
  4-6 グループ訓練
 5.症例
  5-1 基本的情報
  5-2 評価と結果
  5-3 治療
VI.失語症(種村留美)
 1.障害像
  1-1 言語の脳領域
  1-2 失語症の症候群
  1-3 失読症と失書症の症候群
 2.評価と目標設定
  2-1 言語症状の評価
  2-2 コミュニケーション機能の評価
 3.治療・訓練・指導・援助
  3-1 失語症言語機能の改善と予後
  3-2 急性期における対策
  3-3 言語モダリティ別成績に基づく訓練法の組み立て
  3-4 言語知識別の訓練法
  3-5 重症度別の言語訓練の組み立て
  3-6 集団訓練・自習
  3-7 コミュニケーションの治療
  3-8 適応拡大への援助のポイント
 4.症例:漢字音読・書称による呼称訓練例
VII.社会的行動障害(石井文康,山中武彦)
 1.行動障害,情動障害
  1-1 発動性欠如
  1-2 脱抑制
  1-3 前頭葉性行動障害と遂行機能障害
  1-4 感情・情動変化
  1-5 常同行動
  1-6 その他
 2.症例:発動性欠如に対する作業療法
 3.症例:前頭葉病変の行動障害に対する作業療法
  3-1 術前所見
  3-2 術後(1週)経過所見
  3-3 経過
  3-4 認知リハビリテーション
  3-5 リハビリテーション終了後所見

第6章 社会支援と作業療法(野々垣睦美)
I.高次脳機能障害者を取り巻く社会状況
 1.見えにくい障害
 2.支援が途切れ,制度の谷間に落ちやすい
 3.高次脳機能障害の診断基準
II.高次脳機能障害者に関わる支援制度
 1.福祉サービスに関連する制度
  1-1 障害者福祉法と障害者手帳
  1-2 介護保険制度
  1-3 障害者自立支援法
 2.経済的保障に関連する制度
 3.権利擁護
III.社会支援の実際と作業療法士の関わり
 1.在宅生活の支援(医療段階から地域生活移行~初期段階)
 2.社会参加の支援(地域生活移行~初期段階から地域生活維持段階)

キーワード説

発達障害領域の作業療法

発達障害領域の作業療法
【内容】
疾患・障害別に、対象児の理解からプログラムの立案・実施に至る、作業療法の展開を解説。多様化がすすむ活動現場別に、事例をあげながら作業療法介入の実際を解説。作業療法が利用する遊びや様々な活動、福祉用具・自助具、電子情報支援技術、姿勢保持具・車いす・移動器具を解説。歴史、法制度、作業の発達、原因疾患などの基礎知識、発達障害の評価法についても解説。
【目次】
第1章 発達障害に対する作業療法の基礎知識(発達障害に対する作業療法の概観
発達障害領域に対する作業療法の職域と法制度について ほか)
第2章 発達障害の評価
第3章 作業療法介入と疾患・障害特性および実際(作業療法の介入
姿勢調節の運動障害に対する作業療法 ほか)
第4章 作業療法介入場面および実際(NICUにおける作業療法
乳幼児期における作業療法 ほか)
第5章 作業療法で扱う活動と実際例(作業療法における遊び
作業療法における日常生活活動・日常生活関連活動 ほか)

索引


作業療法評価のエッセンス 作業療法ケースブック

作業療法評価のエッセンス 作業療法ケースブック発行年月2010年12月
【内容】
●作業療法士を目指す学生や新人作業療法士のために,作業療法の現場ですぐに活用できる「評価」の手引きとなるポイントを凝縮して,具体的臨床例を豊富に収載してまとめた解説書. ●これまでのような検査やチェックリストの羅列や紹介だけではなく,必要最低限の評価法をいかに活用し,介入に必要な情報やヒントを得ていくかを基本にしながら解説.併せて具体的な情報元としてのプロセスに,患者,利用者や家族,スタッフなどとのコミュニケーションの必要性について記述. ●特に,コミュニケーションの必要性については,同一編著者による小社の『作業療法ケースブック コミュニケーションスキルの磨き方』(2007年刊)を併せ読むことで,作業療法における評価の意義や,各章の事例を通じての理論と実践とを調和させた現場での評価のエッセンスが掌握できる.
【目次】
執筆者一覧
 序
Chapter1 総論編
 作業療法評価の意義
  Section1 作業療法における評価(鈴木孝治)
   1.どうすれば,ベテランの作業療法士になれるのか?
   2.リハビリテーション理念の基に行われる作業療法
   3.評価とは何か
   4.作業療法評価の目的
   5.脳機能障害と作業療法介入
   6.根拠
   7.何を評価するのか
   8.評価の手段
   9.測定値について
   10.作業療法の成果(Outcomes)
   11.評価の手順
    ・おわりに~再び,何のために評価をするのか
  Section2 社会システムと作業療法評価(澤 俊二)
    ・はじめに
   1. 個の生きざま,主体性に影響を及ぼす社会システム,社会問題
   2. 作業療法士を取り巻く社会制度と社会問題
   3. クライエントの生きざまを左右する社会システム
   4. クライエントのニーズを実現する作業療法士の評価とは
    ・おわりに
Chapter2 事例編
 I.身体機能に問題を抱えた事例
  Section1 脳血管障害(片麻痺)-姿勢および活動の評価を中心に-(根本浩則)
  Section2 呼吸循環障害-慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease ; COPD)により日常生活の低下をきたした事例-(百田貴洋)
  Section3 頸髄損傷-重度の四肢麻痺と合併症により日常生活が自立していない事例-(松本琢麿・小野寺真樹)
  Section4 手の機能障害:手のリハビリテーション-撓骨遠位端骨折後のリハビリテーション-(矢﨑 潔・米岡沙織・岡安由佳・山本直美)
  Section5 関節リウマチ-早期リウマチに対する自己管理法を検討した事例-(坂本安令)
  Section6 難病-パソコン操作方法の改善で学習が継続できた脊髄性筋萎縮症II型の事例-(田中勇次郎)
 II.認知・精神面に問題を抱えた事例
  Section1 統合失調症(濱田賢一・石川恵子)
  Section2 気分障害(濱田賢一・石川恵子)
  Section3 アルコール依存症-長い会社生活でアルコール問題が表面化した事例-(長雄眞一郎・大嶋陽子)
  Section4 摂食障害-神経性大食症(Bulimia nervosa;BN)の事例-(小林正義・福島佐千恵)
  Section5 パーソナリティー障害-境界性人格障害(Borderline personality disorder;BPD)の事例-(小林正義・村田早苗)
  Section6 脳血管障害による高次脳機能障害-空間認知障害により日常生活に混乱をきたした事例-(鈴木孝治・岸本光夫・横田晶代)
  Section7 クモ膜下出血により意識障害を呈した事例-情動の重要性-(鈴木孝治・岩崎也生子・日向寺妙子)
  Section8 意識障害と失語症を呈した事例-把握しづらい生活能力-(鈴木孝治・岩崎也生子・白井沙緒里)
  Section9 右半球損傷による高次脳機能障害-「着衣」という日常活動への影響-(鈴木孝治・桑野美鳥・石崎侑里)
  Section10 脳梗塞による失行症の疑い-感覚障害も併発しセルフケアが困難であった事例-(鈴木孝治・桑野美鳥・中村美圭)
  Section11 ターミナルケア(目良幸子)
 III.発達に障害のある事例
  Section1 髄膜炎後遺症による重症心身障害児-容易に驚愕反応を引きおこす特徴をもった事例-(岸本光夫)
  Section2 孔脳症により右片麻痺を呈した脳性麻痺児-典型的な片麻痺と異なった臨床像を示した事例-(岸本光夫)
  Section3 広汎性発達障害(自閉性障害)-注意散漫で机上課題が困難である事例-(来間寿史・太田篤志)
  Section4 子どもの不安障害-場面緘黙により幼稚園生活に支障をきたした事例-(三浦香織・滝川友子)
 IV.高齢障害者の事例
  Section1 認知症高齢者-認知機能低下によりトイレ動作に混乱をきたした老健入所女性-(渡邊基子・村木敏明・市川祥子)
  Section2 高齢者の不安障害-不安神経症により対応・介入が難しい対象者をどう支援できるか-(浅野有子)
  Section3 虚弱高齢者の事例(村井千賀)
 V.社会的問題を抱えた事例
  Section1 施設(澤 俊二・田島道江)
  Section2 在宅(訪問)-家族関係に問題をもつ事例-(吉田隆幸)
  Section3 高次脳機能障害者の就労-社会的行動障害などにより復職が困難となった事例-(野々垣睦美)
  Section4 物理的環境-坂・階段の多い地域に居住する事例-(吉田隆幸)
Chapter3 展望編
 現場に活かす評価とは
  Section1 客観的評価をいかに作業療法の現場に取り入れるか-今後の展望-(齋藤さわ子)
    ・はじめに
   1.現場で標準化された評価法を使用する意義・重要性
   2.必要最小限の標準化された評価法の選択
   3.実践の枠組みによる評価法選択の違い
    ・おわりに

索引


英語で学ぶ作業療法

英語で学ぶ作業療法発行年月2011年3月
【内容】
基本的な作業療法のプロセスを英語で学ぶテキスト。主人公2人の会話を主体に、辞書がなくても読める平易な英語表現で記述する。付属CDでネイティブスピーカーの発音を確認できる。
【目次】
1.Fundamental study for occupatinal therapy
2. Clinical training:Assessment
3. Completion of assessment and treatment
4. Client-centered occupational therapy
5. Fundamental concepts
Appendix The Japanese welfare system/Globalization

索引


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標準作業療法学 専門分野 作業療法評価学 OT
発行年月2011年2月
【内容】
作業療法に必須の「評価」を学び、実際の治療に結びつける視点を養う
作業療法を行ううえで、対象者を「評価する」ことは欠かせない。本書は、評価学の基礎的知識から、身体・精神・発達・高齢期といった作業療法の全領域に共通の評価法、および各領域ごとの評価法に至るまで、知識・技法を理論を交えて紹介し、実際の治療に結び付ける視点を養える。簡潔な記述でさらに学びやすく改訂。「第2章 領域共通の評価法」では「摂食・嚥下機能検査」が節として独立。学生も臨床の作業療法士も必携の1冊。
【目次】
序章 作業療法評価学を学ぶ皆さんへ
第1章 評価学の基礎
 I 作業療法と評価
 II 記録・報告の意義と特徴
 III 作業療法効果判定
第2章 領域共通の評価法
 I 面接法・観察法
 II 意識の評価およびバイタルサインの測定,臨床検査値の読み方
 III 形態計測
 IV 関節可動域測定
 V 筋力検査
 VI 知覚検査
 VII 反射検査
 VIII 姿勢反射検査
 IX 筋緊張検査
 X 協調性検査
 XI 脳神経検査
 XII 摂食・嚥下機能検査
 XIII 上肢機能検査
 XIV 高次脳機能障害の評価
 XV 気分,不安,うつ検査
 XVI 日常生活活動評価
 XVII 興味,役割,QOL評価
第3章 身体機能評価法
 I 脳血管障害の評価
 II 頸髄損傷の評価
 III 末梢神経損傷の評価
 IV 関節リウマチの評価
 V その他の神経疾患,神経・筋疾患の評価
第4章 精神機能評価法
 I 精神機能作業療法評価学の基礎
 II 統合失調症の評価
 III 気分障害(感情障害)の評価
 IV アルコール依存症候群の評価
 V 知的障害(精神遅滞)の評価
 VI 神経症性障害の評価
 VII パーソナリティ障害(人格障害)の評価
 VIII 症状性および器質性精神障害の評価
 IX てんかんの評価
 X 心理的発達障害の評価
 XI 精神機能評価のまとめ-作業的存在のかげりを輝きに向ける探究
第5章 発達過程評価法
 I 運動機能障害の評価
 II 感覚統合および感覚調整機能障害の評価
 III 認知・社会性機能障害の評価
第6章 高齢期機能評価法
第7章 就労の評価
作業療法評価学の発展に向けて

さらに深く学ぶために

索引


icon icon 標準作業療法学 専門分野 身体機能 2版発行年月2011年2月


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日常生活活動学テキスト発行年月2011年1月
【内容】
日常生活活動(動作)は通常,ADLと呼ばれ,食事,整容,更衣,排泄,入浴,移動,コミュニケーションを内容とし,理学療法では,重要な中心的な概念である.本書は,ADLの概念を,ADL評価のとらえ方,理学療法プログラムにおける練習・指導の考え方と具体的方法,さらにチーム医療におけるADLまでを系統的にまとめた
【目次】
1.総論
2.ADL評価とその実際(1) ADL評価とは
3.ADL評価とその実際(2) 日常生活活動の動作分析の視点
4.ADL評価とその実際(3) バーセルインデックス(BI)
5.ADL評価とその実際(4) 機能的自立度評価法(FIM)
6.補装具(移動補助具を中心に)
7.起居・移動動作(1) 総論
8.起居・移動動作(2) 起居動作
9.起居・移動動作(3) 歩行動作
10.起居・移動動作(4) 床上移動動作
11.身の回り動作
12.ADLを支援する機器
13.住環境整備
14.ADL練習・指導の考え方
15.疾患別ADL(1) 脳卒中
16.疾患別ADL(2) 脊髄損傷
17.疾患別ADL(3) 関節リウマチ
18.疾患別ADL(4) 大腿骨頸部骨折
19.疾患別ADL(5) 大腿切断
20.疾患別ADL(6) 変形性膝関節症
21.疾患別ADL(7) 高齢者

索引


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理学療法士・作業療法士ブルー・ノート 基礎編発行年月2011年1月
【内容】
本書は2010年春の国家試験から適用された新ガイドライン「理学療法士 作業療法士 国家試験出題基準 平成22年版」に基づく改訂第2版である。「ブルー・ノート 基礎編」は,理学療法士・作業療法士養成校の学生が共通して学ぶ『専門基礎分野』を網羅している。各項目ごとに平易でかつポイントのみを記述し,図表を多用するとともに,2色刷りの紙面に刷新。用語解説や補足説明も拡充することで,よりわかりやすく学習しやすい内容となっている。
「学生さんが各自の学習に合わせて「+α」の知識を書き込み,独自の講義ノートを作成できる」という基本コンセプトを初版から受け継いでおり,日々の学習を積み重ねながら自ずと国家試験に十分対応できる知識が身に付くテキストとなっている。講義用のサブテキストから,学内試験,国試まで対応するPT・OT養成校学生必携の一冊である。
【目次】
1.人体の構造と機能および心身の発達
 解剖学
 生理学
 運動学
 人間発達学
2.疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進
 医学総論
 臨床医学総論
 リハビリテーション医学
 臨床心理学
 精神障害と臨床医学
 骨関節障害と臨床医学
 神経・筋系の障害と臨床医学
 小児発達障害と臨床医学
 内部障害と臨床医学
 老年期障害と臨床医学
3.保健医療福祉とリハビリテーションの理念
 保健医療福祉
 リハビリテーション概論
索引


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作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 2発行年月2010年12月
【内容】
本シリーズは,作業療法について知識のない学生さんでもわかりやすいように,読みやすく解説した作業療法学専門分野のテキストである。「2 作業学」については,学生が身につけるべき基礎的な概念や理論を丁寧に解説したうえで,作業学に関する基礎概念,作業実習,治療への応用について掲載した。
 本書巻頭には「Introduction」を設けており,「作業学」を学ぶにあたって必要な考え方や全体像を把握しやすいようにしてある。さらに,重要ポイントを解説した「Check・Point」,用語・補足説明の「用語アラカルト」や「MEMO」,実際の症例を記した「Case Study」,学習内容の理解度を確認する「まとめのチェック」などを随所に入れており,理解の促進を図った。豊富な写真・イラスト・図表・囲み記事を盛り込んでおり,講義で使うだけでなく,1人でも着実に学べるテキストとした。
 是非,本書を通じて,臨床にもつなげられる作業療法の知識を身につけてほしい!
【序文】
編集の序
 作業療法を取り巻く環境は刻々と変化している。医療保険とそれに伴う診療報酬は2年毎に,介護保険と介護報酬は3年ごとに改定されている。ことに,2006年の診療体系の改定で,それまで医療保険では「作業療法」という治療法を行うことで診療報酬を請求することができていたのが,以後は「リハビリテーション(以下リハと略す)」という大きな括りのなかでの請求となった。これは作業療法,理学療法などの専門職の治療に対する評価ではなく,リハの「成果」に焦点が当たった結果とみることができる。「成果」は,機能障害自体の回復より,ADL(日常生活活動)の到達度と退院先及び入院期間が指標とされるようになった。これには,FIM(機能的自立度評価法)などの精度の高いADL評価が浸透したことと,ADLの方がプラトー(Plateau:安定した状態。一定の状態)に達するまでの期間が短いという背景のためと考えられる。 “機能障害がどこまで改善するかは分からないが,ひとまず身の回りのことはできるようになったのだから退院して,リハを続けたければあとは介護保険で受けるように” という意味にとれなくもない。さらに,退院後の老人保健施設や通所リハ,デイサービスなどの介護保険施設でのリハサービスも,配置されるセラピストの人数は決して十分とはいえず,内容の充実も望まれる。
 このようななかで,作業療法の対象者は広がり,障害の有無にかかわらず作業療法士としてできることはなにか,なにをすべきかをみつめなおす時期にきていると思われる。
 本書は,改めて作業療法の基本的な手段の1つである「作業」について,1人1人の対象者に適用していくための知識を盛り込み,教育や臨床の場で活用できるように企画した。本書が,多くの作業療法士になろうとする学生や新人作業療法士に活用されることを願っている。
東京医療学院
浅沼辰志
索引


icon icon 認知症の人のための作業療法の手引き発行年月2010年10月
【内容】
この本でとりあげた作業療法は,認知症の人の生活機能を向上させるための重要な柱であり,正しい作業療法のあり方,方法を認知症の医療,ケアにかかわる専門職の方々,さらにはボランティアの方,家族で介護に当たっておられる方々に十分活用していただきたいと考えてつくられました.
【目次】
第1章 作業療法の理解
 I.作業療法の考え方
 II.認知症の人を理解するために
 III.認知症の人に対する作業療法の意味
 IV.各機能に対する作業療法の可能性
 V.処遇の考え方
 VI.評価の考え方
 VII.安全性を確保するために
第2章 作業療法の実際
 I.音楽
 II.健康
 III.ゲーム
 IV.手工芸
 V.生活
 VI.会話
第3章 資料
 I.用語解説
 II.認知症疾患医療センター
 III.日本精神科病院協会関連施設
おわりに
索引

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続・作業ができるということ 作業を通しての健康と公正発行年月2010年11月
【内容】
カナダ作業療法士協会では、これからの作業療法の要は「作業」と「可能性」にあり、クライエントと共に歩む以外にはないと説く。本書では、誰もが作業を通して健全になることのできる関係者社会を創造するための作業療法が詳細に語られており、必携の書である。



索引


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高次脳機能障害の作業療法発行年月2010年06月
【内容】
高次脳機能障害とはなにか、高次脳機能障害に見舞われた人はどのような生活を生きているのか、その人のためにセラピストはなにができるか、臨床的事実と、幅広い文献考察に基づいてこれらの疑問に答える、学生と臨床家に、何度でも読み返してほしい1冊。
【目次】
編者の序
著者の序
序論
  1 高次脳機能障害と作業療法
   1・1 高次脳機能障害とは
    1・2 高次脳機能障害を扱う学術領域 
    1・3 高次脳機能障害リハビリテーションの歴史
    1・4 高次脳機能障害の作業療法
  2 高次脳機能障害がある人々
   2・1 高次脳機能障害の特殊性
    2・1・1 病像の不思議・不可解さ
    2・1・2 病像の個別性
    2・1・3 障害の多重性
    2・1・4 アウェアネスという問題
   2・2 高次脳機能障害をもたらす疾患
   2・3 脳血管障害における高次脳機能障害の発症率
  3 高次脳機能障害のリハビリテーション
   3・1 高次脳機能障害の回復の基盤
    3・1・1 損傷脳の機能回復
    3・1・2 健常脳の可塑性
    3・1・3 損傷後の脳の可塑性
   3・2 機能回復に影響を与える要因
   3・3 リハビリテーションとしてのアプローチ
   3・4 臨床実践の効果に関するコンセンサス
基礎知識篇
  4 注意の障害
   4・1 障害像 
   4・2 注意とはなにか
    4・2・1 注意とはなにか
    4・2・2 注意の構造
    4・2・3 注意の神経基盤
   4・3 注意障害の評価
    4・3・1 行動観察
    4・3・2 検査
    4・3・3 Test of Everyday Attention(TEA,日常生活注意テスト)
   4・4 治療的訓練
    4・4・1 注意の全般的訓練
    4・4・2 注意の要素の特異的訓練
    4・4・3 目標指向型注意訓練
   4・5 作業療法士の役割
  5 記憶の障害
   5・1 障害像
   5・2 記憶とはなにか
    5・2・1 記憶とはなにか
    5・2・2 記憶の種類
    5・2・3 記憶の神経基盤
    5・2・4 記憶障害のアウェアネス
   5・3 記憶障害の評価
    5・3・1 面接
    5・3・2 日常行動の調査
    5・3・3 検査
    5・3・4 アウェアネスの評価
   5・4 治療的訓練
    5・4・1 単純反復訓練の効果
    5・4・2 記憶スパンの拡張訓練
    5・4・3 記憶術の適用
    5・4・4 エラーレス学習
    5・4・5 外的記憶補助具の利用訓練
    5・4・6 スキル学習
   5・5 作業療法士の役割
  6 言語の障害
   6・1 失語症とは
   6・2 失語症の言語障害の特徴
    6・2・1 失語症の言語障害とその他の言語障害との区別
    6・2・2 失語症の言語症状
    6・2・3 失語症のタイプ
    6・2・4 失語症の神経基盤
    6・2・5 失語症者のアウェアネス
   6・3 回復過程
   6・4 失語症の評価
   6・5 失語症のリハビリテーション
    6・5・1 言語機能回復のための援助
    6・5・2 実用的コミュニケーション回復のための援助
    6・5・3 心理社会面への援助
   6・6 失語症者とのコミュニケーション
   6・7 失語症以外の言語の障害
   6・8 おわりに
  7 半側無視(一側性無視)
   7・1 障害像
   7・2 半側無視とはなにか
    7・2・1 半側無視とはなにか
    7・2・2 無視症候群
    7・2・3 半側無視の「空間」
    7・2・4 半側無視の諸要素
    7・2・5 半側無視の神経基盤
    7・2・6 患者のアウェアネス
   7・3 発生頻度と回復経過
   7・4 半側無視の評価
    7・4・1 留意すべきこと
    7・4・2 行動評価
    7・4・3 検査
    7・4・4 アウェアネスの評価
   7・5 治療的訓練
    7・5・1 左(右)を見ることの促し
    7・5・2 視覚的走査の訓練
    7・5・3 アウェアネスの促進
    7・5・4 視覚的手がかりを与えることの意味
    7・5・5 全般性注意の促進
    7・5・6 左手の使用 
    7・5・7 体性感覚/知覚の利用
    7・5・8 単眼遮蔽(単眼パッチング)および半視野遮蔽
    7・5・9 プリズム眼鏡
   7・6 作業療法士の役割
    7・6・1 無視軽減の基礎訓練と生活技能訓練
    7・6・2 患者にとっての他者の力
    7・6・3 再出発の支援
  8 視覚性認知の障害
   8・1 障害像
   8・2 視覚性認知の障害とはなにか
    8・2・1 視覚失認 
    8・2・2 視覚失認の臨床類型
    8・2・3 視覚失認の質的類型―「統覚型」と「連合型」
    8・2・4 その他の高次視覚性障害
    8・2・5 視覚性認知障害の神経基盤
    8・2・6 患者のアウェアネス
   8・3 回復経過
   8・4 視覚性認知の障害の評価
    8・4・1 留意すべきこと
    8・4・2 行動評価
    8・4・3 検査
    8・4・4 アウェアネスの評価
   8・5 治療的訓練
    8・5・1 単純反復訓練の効果
    8・5・2 フラッシュカード訓練およびMOR法
    8・5・3 要素的視覚障害への対処
    8・5・4 視覚的特徴への注意の喚起
    8・5・5 “手がかり”を使った認知学習
    8・5・6 代償的方法の導入―作業を可能にする工夫
   8・6 作業療法士の役割
  9 空間関係の認知と操作の障害
   9・1 障害像
   9・2 視空間性認知と操作の障害のいろいろ
    9・2・1 視空間性認知の障害
    9・2・2 構成失行(構成障害)
    9・2・3 心像の障害について
   9・3 視空間の認知と操作に関する評価
    9・3・1 留意すべきこと
    9・3・2 行動評価
    9・3・3 検査
    9・3・4 アウェアネスの評価
   9・4 治療的訓練
    9・4・1 視空間知覚の自然回復
    9・4・2 視空間性定位のための練習
    9・4・3 地誌的障害(道順障害)への対処
    9・4・4 構成障害が生み出す問題への対処
    9・4・5 心像の問題
    9・4・6 “関係”を表す言葉の理解の障害への対処
   9・5 作業療法士の役割
  10 読字・書字・計算の障害
   10・1 障害特徴
   10・1・1 読みの障害
    10・1・2 書くことの障害
    10・1・3 計算の障害
    10・1・4 計量障害について
   10・2 評価
    10・2・1 読む能力の評価
    10・2・2 書く能力の評価
    10・2・3 数処理および計算能力の評価
    10・2・4 計量器類の使用について
   10・3 治療的訓練
    10・3・1 読字障害の治療的訓練
    10・3・2 書字障害の治療的訓練
    10・3・3 数処理・計算障害の治療的訓練
    10・3・4 計量器使用の障害の治療的訓練
   10・4 作業療法士の役割
  11 身体意識の障害
   11・1 障害像
   11・2 身体意識の障害のいろいろ
    11・2・1 両側性(=非半身性)身体意識の障害
    11・2・2 半身性身体意識の障害
   11・3 身体意識の評価
    11・3・1 自己身体部位認知の評価
    11・3・2 半身無視の評価
    11・3・3 片麻痺病態失認の評価
    11・3・4 重症度分類
   11・4 治療的対応
    11・4・1 非半身性身体意識障害の場合
    11・4・2 半身性身体意識障害の場合
   11・5 作業療法士の役割
  12 運動/動作の高次障害
   12・1 失行症の“発見”
   12・2 運動/動作障害のいろいろ
    12・2・1 古典失行
    12・2・2 古典失行批判
    12・2・3 現代失行分類論
    12・2・4 失行症以外の高次運動障害
    12・2・5 失行患者のアウェアネス
   12・3 運動/動作の高次障害の評価
    12・3・1 留意すべきこと
    12・3・2 行動評価
    12・3・3 検査
    12・3・4 アウェアネスの評価
   12・4 治療的訓練
    12・4・1 症状経過
    12・4・2 治療的訓練の効果の検討
    12・4・3 指示様式の違いによる効果の検討
    12・4・4 失行症治療の事例研究と事例報告
    12・4・5 失行症以外の高次運動障害への対応(事例報告)
   12・5 作業療法士の役割
  13 遂行機能の障害
   13・1 障害像
   13・2 遂行機能障害とはなにか
    13・2・1 遂行機能とはなにか
    13・2・2 遂行機能の障害とはどのような現象なのか
    13・2・3 神経基盤
   13・3 遂行機能障害の評価
    13・3・1 留意すべきこと
    13・3・2 行動評価
    13・3・3 検査
    13・3・4 アウェアネスの評価
   13・4 治療的訓練と支援
    13・4・1 病気のインパクトの理解を助ける:患者と伴侶のための教育的アプローチ
    13・4・2 問題行動を減じるための行動療法
    13・4・3 行動促進の手がかりの提供
    13・4・4 “行動する前に考える”―自己教示法の適用
    13・4・5 構造化された訓練Ⅰ:問題解決訓練(PST)
    13・4・6 構造化された訓練Ⅱ:目標管理訓練Goal Management Training
    13・4・7 構造化された訓練Ⅲ:時間圧力管理法(TPM)
    13・4・8 外的補助具の利用
    13・4・9 生活の自立に向けた包括的支援
   13・5 作業療法士の役割
実践篇
  14 高次脳機能障害の作業療法
   14・1 高次脳機能障害の作業療法
   14・2 介入のプロセスおよびインフォームド・コンセント
   14・3 患者とセラピストの協業
  15 作業療法で行う高次脳機能評価
   15・1 評価のシナリオ
   15・2 初回面接
   15・3 生活現況をしらべる
   15・4 作業活動歴をしらべる
   15・5 “定番的”認知機能評価
    15・5・1 事前説明
    15・5・2 一般精神機能検査
    15・5・3 注意・作動記憶の検査
    15・5・4 記憶の検査
    15・5・5 認知・行為の初期評価
    15・5・6 遂行機能等の評価
    15・5・7 認知初期評価のまとめ
   15・6 “非定番的”認知機能評価について
  16 作業療法プログラムの立案
   16・1 その患者の障害と残存機能の特性を把握する
   16・2 高次脳機能障害とADL障害との関連を読み解く
   16・3 必要と可能性の両面から最初の目標を決める
   16・4 最適課題と最適学習法を考える
   16・5 達成度をはかる手段を織りこむ
   付.余暇活動支援のプログラムについて
  17 プログラムの実行
   
引用文献
むすびにかえて
索引


icon icon

作業療法学ゴールド・マスター・テキスト 6発行年月2010年10月
【内容】
本シリーズは,作業療法について知識のない学生の方々でもわかりやすいように,読みやすく解説した作業療法学専門分野のテキストである。「6 精神障害作業療法学」については,学生が身につけるべき基礎的な概念や理論を丁寧に解説したうえで,精神障害に関する評価,治療,地域作業療法について掲載した。
巻頭には「Introduction」を設けており,「精神障害作業療法」を学ぶにあたって必要な考え方や全体像を把握しやすいようにしてある。さらに,重要ポイントを解説した「Check・Point」,用語・補足説明の「用語アラカルト」や「MEMO」,実際の症例を記した「Case Study」,学習内容の理解度を確認する「まとめのチェック」などを随所に入れており,理解の促進を図った。豊富なイラスト・図表・囲み記事を盛り込んでおり,講義で使うだけでなく,1人でも着実に学べるテキストとした。
是非,本書を通じて,臨床にもつなげられる作業療法の知識を身につけてほしい!
【目次】
0 Introduction(精神障害作業療法学とは)
1 基礎概念(精神科医療状況概論精神科領域での基礎理論)
2 評価学(評価の流れ評価手段 ほか)
3 治療学(治療学概論治療構造、援助構造 ほか)
4 地域作業療法学(地域生活支援就労支援 ほか)
索引


icon icon 広汎性発達障害の作業療法‐根拠と実践発行年月2010年09月辛島 千恵子 著






icon icon 腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症正しい治療がわかる本
近籐泰児/著発行年月2010年6月
【内容】
腰痛、脚のしびれが出たら、早めに整形外科医へ。年のせいと放置するのは禁物。放っておくと、深刻な後遺症が残る場合も。早期受診の重要性、悪化や再発を防ぐ運動など、腰痛や坐骨神経痛へのベストな対処法を解説。
【目次】
第1章 腰椎椎間板ヘルニアー診断はこのように行われます
第2章 腰椎椎間板ヘルニアーこれが基本となる正しい治療です
第3章 腰部脊柱管狭窄症ー診断はこのように行われます
第4章 腰部脊柱管狭窄症ーこれが基本となる正しい治療です
第5章 腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症ー再発予防と生活するうえで気をつけたいこと
第6章 腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症ー病気に対する正しい知識
第7章 腰椎椎間板ヘルニア・腰部脊柱管狭窄症ーこれだけは聞いておきたい治療のポイントQ&A
索引

icon icon 作業療法士のための呼吸ケアとリハビリテーション発行年月2010年6月
【内容】
包括的チーム医療の必要性が高まる呼吸ケア・リハビリテーションだが,特に作業療法士による呼吸リハビリテーションは診療報酬改定によって算定対象となったため,現場での需要は非常に高く,作業療法士のケアレベル向上は急務の課題となっている.本書は作業療法士のための呼吸ケアの基本事項だけでなく,呼吸障害を持つ患者に対する作業療法介入のポイントを簡潔にまとめており,学生にも臨床スタッフにも役立つ入門書となっている.
【目次】
1章 作業療法士が行う呼吸リハビリテーション
1-? 作業療法士が呼吸リハビリテーションを行う意義
1-? 呼吸リハビリテーションが必要な対象者の概要
1-? 対象者の症状と作業活動
2章 呼吸ケアのための基礎知識
2-? 呼吸不全とは 2-? 呼吸器の構造
2-? 肺機能 2-? 動脈血液ガス 2-? 血液・生化学的検査
2-? 画像所見 2-? 薬物治療 2-? 酸素療法・在宅酸素療法
2-? 人工呼吸療法・在宅人工呼吸療法
2-? 呼吸器疾患・障害 3章 呼吸リハビリテーション
3-? 呼吸リハビリテーションの概要
3-? 呼吸リハビリテーションチームの構成と役割
3-? カンファレンス
3-? 患者指導
3-? 環境整備
3-? 在宅プログラムとフォローアップ
3-? 包括的呼吸リハビリテーションプログラムの実際
4章 呼吸理学療法
4-? 呼吸理学療法とは
4-? 評価
4-? 基本手技:コンディショニング
4-? 運動療法
4-? ADLトレーニング
4-? 在宅プログラム(運動療法) 5
章 作業療法士が行う呼吸ケアの実際
5-? 呼吸障害に対する作業療法の進め方
5-? 評価 5-? 作業療法介入の実際 5-? 今後の展望
索引


icon icon rTMSと集中的作業療法による手指機能回復へのアプローチ 
脳卒中上肢麻痺の最新リハビリテーション
発行年月2010年7月
【内容】
東京慈恵会医科大学で強力に推し進めている上肢麻痺に対するリハビリテーション・NEURO−6・15を、具体的な症例とともに紹介。そのほか、脳卒中の現在、脳卒中上肢麻痺のEBM、新たな治療手段TMSなども解説する。
【目次】
序 作業療法の役割の重要性 / 安保雅博
Ⅰ章 脳卒中の現在
  1.脳卒中の病態と危険因子 / 角田 亘
  2.脳卒中の症状とその画像診断 / 角田 亘
  3.脳卒中の急性期治療 / 角田 亘
  4.脳卒中の後遺症にはどのようなものがあるのか / 安保雅博
Ⅱ章 脳卒中上肢麻痺のEBM / 上出杏里,安保雅博
Ⅲ章 新たな治療手段TMSとは / 角田 亘
  TMSによる刺激の原理
    1)TMSが大脳皮質を刺激する原理
    2)TMSが大脳に与える影響―刺激頻度によって効果が異なる
    3)低頻度rTMSによって大脳半球間抑制を減弱させる
    4)治療手段としてのrTMS―直接的アプローチと間接的アプローチ
    5)rTMSの安全性
Ⅳ章 慈恵医大方式 rTMS+集中的作業療法(NEURO)の考え方
  1.NEUROとは / 角田 亘
    1)独自の治療戦略―NEUROの考案
    2)NEUROの適応基準
    3)NEUROを行うためのスタッフ・施設の体制
    4)NEUROの治療スケジュール
    5)当科で用いているNEURO患者に対する上肢機能の評価スケール
  2.rTMSの適応方法 / 角田 亘
    1)rTMSの機器
    2)刺激部位と刺激強度の決定
    3)rTMSの施行
    4)rTMSに関する注意点
  3.脳卒中における障害機能の回復メカニズム / 安保雅博
    1)神経組織の可塑性・再生と機能的再構築
    2)fMRIから考えられる機能の可塑性とリハビリテーション
    3)われわれの基礎的研究から得られた知見に基づく磁気刺激療法
  4.集中的作業療法のオーバービュー / 角田 亘
    1)集中的作業療法の現状―CI療法のこれまで
    2)CI療法の課題
    3)NEUROのために当科で考案した集中的作業療法
  5.NEUROにおける集中的作業療法 / 横井安芸,伊東寛史
    1)随意運動のメカニズムとそれが障害されたときの回復過程
    2)脳卒中後上肢麻痺に対するリハビリテーションのこれまで
    3)NEUROにおける随意運動を引き出すための作業療法プログラム
  6.当科におけるNEURO-15の現状と今後 / 横井安芸,伊東寛史
Ⅴ章 症例シリーズ
  症例① NEURO-15により調理動作が自立 / 梅森拓磨
  症例② CI療法を行った後にNEURO-15を施行 / 亀田有美
  症例③ NEURO-15により生活上の役割を再獲得 / 福田明子
  症例④ 若年性脳卒中に対するNEURO-15 / 冨永あゆ美
  症例⑤ NEURO-6により麻痺側上肢機能が顕著に改善 / 田口健介
  症例⑥ 外来通院下でNEURO-6を施行 / 石川 篤
  症例⑦ 重度感覚障害を伴う症例に対するNEURO-15 / 伊東寛史
Ⅵ章 脳卒中上肢麻痺の回復に限界はあるのか
  1.適応基準の変遷 / 安保雅博
  2.上肢麻痺にプラトーはあるのか / 安保雅博
  3.攻めるリハビリテーションの勧め-Intensive Neurorehabilitationとは / 角田 亘
  4.rTMS治療のさらなる発展を目指して-rTMS治療のこれから / 角田 亘
索引

icon icon アクティビティと作業療法 活用したい45のクラフトと段階づけ発行年月2010年6月
【内容】
アクティビティを行う意義とは、「活動を通して、身体的に必要な動作の維持・向上を図る。精神的な安定や、生活していくための自信をつける」というところにある。効率化、短期集中化が求められる現代医療の流れの中で、このような医療を提供する余裕は、提供する作業療法士側にも、提供される患者側にもないのが実情である。また介護現場でも、かつての手工芸を用いたアクティビティは影が薄くなっている。しかし、今日でもアクティビティに目を向けて作業活動を実践している作業療法士は非常に多い。
本書では、アクティビティの歴史から現状とその重要性、役割について概説。また、施設別での特徴を踏まえ、導入目的・方法・経緯・適応など実例を通して平易に解説してある。特に気になる道具・材料の購入および請求方法などについても要点を収録。実際のアクティビティについては手工芸を中心に、長年培った経験やノウハウから必ず役立つ45種類を掲載した。
いまの時代こそ、アクティビティに焦点を当て、その素晴らしさ、活用方法をあらためて学んでほしい。
【目次】
第1章 アクティビティの重要性と実践
第2章 実践場面別のアクティビティ導入
   1. 急性期病院
   2. 回復期リハビリテーション病棟
   3. 老人保健施設
   4. 特別養護老人ホーム
   5. 通所リハビリテーション
   6. 通所介護
   7. 訪問リハビリテーション①
   8. 訪問リハビリテーション②
第3章 アクティビティの活用と実践
   アクティビティの見方―各項目の説明と構成
   1. 紙ふぶきの桜 
   2. 園芸―1・2 年草の育て方
   3. 抜き絵―ピッカージュ
   4. 藍の生葉叩き染め 
   5. 花紙ボールの貼り絵
   6. パステル画
   7. 和紙の花瓶
   8. 寄せ木コースター
   9. ロールピクチャー
   10 .水性ニスのステンドグラス
   11 .和紙の箸置き
   12. りんごジャムづくり
   13. 板じめ絞り
   14. 絵手紙
   15. ビーズのキーホルダー
   16. テーブルカバー・アート
   17. チラシのビーズ
   18. 西洋陶芸
   19. 二種類の造花づくり
   20. お手軽ネット手芸
   21. でんでん太鼓
   22. 和の小物袋
   23. 三つ編みを使った帽子
   24. モザイク瓶
   25. 厚紙デコパージュ
   26. 絞り染め
   27. 文化刺繍
   28. ビーズのれん
   29. 割り箸細工の写真立て
   30. 紙版画
   31. 牛乳パックでつくる小物入れ
   32. ステンドアート
   33. 革でつくる動物
   34. 銅板細工
   35. 荷造り用紙バンドを使ったかご
   36. 牛乳パックを使ったリリアン編みマフラー
   37. はりこのお面
   38. 和紙のうちわ
   39. ウールアート
   40. コサージュ
   41. 折り紙でつくるクリスマスオーナメント
   42. 六角マット
   43. ウィンド・ベル
   44. 和綴じ本
   45. ハサミで切り出すバードカービング
索引

icon icon うつ病治療の最新リハビリテーション 作業療法の効果発行年月2010年7月
【内容】
うつ病に関する基本的知識やうつ病治療におけるチーム医療のあり方、作業療法による評価、治療、訓練の方法、そして作業療法の効果と今後の展望などが、実践結果をもとに解説。
【目次】
第I章 うつ病の症状と障害の理解
第II章 うつ病治療と作業療法の現状と問題点
第III章 うつ病治療におけるチーム医療の考え方
第IV章 うつ病治療の経過からみた作業療法のあり方
第V章 職業別にみる作業療法
第VI章 自殺の理解と作業療法における注意点
第VII章 うつ病治療における作業療法の課題

索引  


icon icon 手 その機能と解剖発行年月2010年4月上羽康夫/著
【内容】
手の診療、治療を行う医師が手の構造を正確に知っておくことは当然であるので、学名の羅列や組織の存在場所を暗記するだけの無味乾燥なものになりがちだが、本書はそのような屍体の手の解剖ではなく、生きた手の機能と解剖を克明に説きあかしていきます。
  多数の色刷りシェーマとカラー写真やX線写真で、明快に、ビジュアル的に展開し、基本的な知識から治療の実践上知っておくべき手の機能と解剖の要点を包括した。
  整形外科医、形成外科医、ハンドセラピスト、理学療法士、作業療法士など幅広い読者層に対応する充実した内容を完備。
【目次】
1章 手の機能
 I 手の機能 II 手の機能障害 III 手の機能評価法
2章 手の発生と発達
 Ⅰ 手の系統発生 Ⅱ 人胎芽における手の発生と発達
3章 表面解剖学  
 I 皮膚解剖 II 表面運動解剖 
4章 深部解剖学  
 I  II 関 節 III 筋および腱 IV 腱 鞘 V 筋 膜
 VI 筋膜腔 VII 神 経 VIII  動 脈 IX 静 脈 X リンパ系
文 献
索引


icon icon 摂食・嚥下障害への作業療法アプローチ 基礎理解から疾患別対応まで 発行年月2010年5月
【内容】
●作業療法の基礎的理解を述べるとともに,摂食・嚥下の基礎知識と,作業療法士の役割を簡潔に解説.
●各論では作業療法士が知っておくべき疾患別における具体的対応のアプローチについて,懇切にわかりやすく解説.
【目次】
総論 摂食・嚥下障害の基礎知識
第1章 作業療法の基礎的理解のために(井上桂子)
第2章 摂食・嚥下の解剖生理(古我知成)
第3章 摂食・嚥下と呼吸(高島千敬)
第4章-1 摂食・嚥下障害の基礎知識(黒住千春)
第4章-2 摂食・嚥下障害に対する評価法(太田有美)
第4章-3 摂食・嚥下障害に対する治療法(東嶋美佐子)
第5章-1 摂食・嚥下障害における作業療法士の役割(河野光伸)
第5章-2 作業療法士の役割-活動を用いた機能訓練(東嶋美佐子)
第5章-3 作業療法士の役割-食事動作訓練(黒住千春)
第5章-4 作業療法士の役割-食事姿勢(太田有美)
第5章-5 作業療法士の役割-高次脳機能障害に対する訓練(東嶋美佐子)
第5章-6 作業療法士の役割-家族・患者・介護者への指導(太田有美)
第6章-1 病院での摂食・嚥下障害に対する作業療法士の役割(岩部絵里)
第6章-2 施設での摂食・嚥下障害に対する作業療法士の役割(渡辺展江)
第6章-3 在宅での摂食・嚥下障害に対する作業療法士の役割(古野 剛)
各論 疾患別の対応
第7章-1 筋ジストロフィーに伴う摂食・嚥下障害への対応(麻所奈緒子)
第7章-2 脳性麻痺に伴う摂食・嚥下障害への対応(佐々木清子)
第7章-3 食べることを好まない子どもの摂食・嚥下障害への対応(幸福圭子)
第7章-4 NICUにおける特有な摂食・嚥下障害への対応(西出康晴)
第7章-5 重症心身障害児・者に特有な摂食・嚥下障害への対応(佐々木清子)
第7章-6 認知症に伴う摂食・嚥下障害への対応(東嶋美佐子)
第7章-7 加齢に伴う摂食・嚥下障害への対応(黒住千春)
第7章-8 脳血管障害に伴う摂食・嚥下障害への対応(太田有美)
第7章-9 パーキンソン病・症候群に伴う摂食・嚥下障害への対応(榊原 淳)
第7章-10 ALSに伴う摂食・嚥下障害への対応(植田友貴)
第7章-11 COPDに伴う摂食・嚥下障害への対応(岩井晶子)
第7章-12 悪性腫瘍に伴う摂食・嚥下障害への対応(林 久子)
第7章-13 上肢と手指の運動障害に伴う摂食・嚥下障害への対応(井上桂子)

索引


icon icon 覗いてみたい!?先輩OTの頭の中 精神科OTの醍醐味!発行年月2010年5月苅山和生/著
【内容】
20年にわたり精神科作業療法の臨床に携わってきた著者が、その「頭の中」を開陳する。対象者や後輩への日常的な声かけや挨拶、申し送り……、そんな何気ない言葉や動作一つひとつに、どんな意味が込められているのか!? 連載時に紹介した12のシーンをもとに、後日談や類似したケース等、25のサイドストーリーをプラス。盛りだくさんのエピソードや数々の「苅山語録」を通じて、精神科作業療法の醍醐味を描き出す。自然体かつ細やかなその臨床、そして誰よりも対象者に寄り添おうとするその姿勢は、あなたの作業療法を必ずや深めてくれることだろう。

【目次】
はじめに
Part 1
Ⅰ この出会いから
Ⅱ 精神科作業療法の前提
Ⅲ 精神科作業療法の醍醐味
Part 2
プロローグ
  ある日の嬉しかった瞬間
Case 1 出会い
  Side Story 僕も緊張の中で
Case 2 リアルなモデル
  Side Story 語録「らせん階段」
         授産施設の片隅で
         肯定できる理由探し
Case 3 どこまでが「ボク」
  Side Story つまらない人間です
         私と私以外の境界線「間」
Case 4 目盛りを探そう
  Side Story 政夫さんとのその後
         後輩 OTの視点
         エッチな話題も逃げないで
Case 5 他に寄り添い自ずから休す
  Side Story 「荷物,持たせてください」
Case 6 情報を“納め集める”
  Side Story 申し送りの舞台裏
         連携で悩んだときに
Case 7 ちょうどいいは自分でみつける
  Side Story Give & Take
         わがままの受け入れ方
Case 8 就労継続支援とplace then train
  Side Story クールダウン
         仕事としてのOT感
Case 9 挨拶は“参加”への定期券
  Side Story 挨拶のさまざまな使い方
Case 10 祭り前夜と環境づくり
  Side Story もう1つの祭り前夜
         「誰がしてもいいと思う」
Case 11 合成の誤謬に気をつけて
  Side Story 「社会」,「一般」に気をつけて
         Not in my back yard
Case 12 なされたことを知る=恩
  Side Story 「すみません」の中
         痛みをやわらげる作業
         自己を安全に語る
エピローグ
  今できることに
おわりに

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精神障害領域の作業療法発行年月2010年6月
【内容】
精神障害領域の作業療法について、疾患別にプログラム立案の課程と援助の実際を、豊富な事例を交えて解説。プログラム立案時に陥りやすい落とし穴から抜け出すための「7つの原則」を紹介。

索引


icon icon 高齢期障害領域の作業療法発行年月2010年4月
【内容】
「評価からプログラム立案まで」、作業療法の臨床で役立つシリーズ。本書は、高齢者に対する作業療法について、実践現場ごとの特性もふまえて解説。疾患・障害別、場面別の豊富な事例も収載し、医療から福祉・地域へ広がる「地域に根ざした作業療法」の理論と実践を提示する。
【目次】
第I部 総論 高齢者に対する作業療法
A わが国の高齢者の現状
B 高齢者に対する作業療法の知識
C 高齢者に対する作業療法の過程
D 高齢期作業療法の評価ツール
E 場の特性と高齢者の作業療法
第II部 各論 高齢者に対する作業療法の実践事例
A 疾患・障害別作業療法の展開
  重度の麻痺と失語症/低栄養に伴う廃用症候群と意欲の低下
  /骨折による廃用症候群/認知症
B 活動参加に焦点をあてた高齢者への作業療法の展開
  虚弱高齢者/閉じこもり高齢者/作業の成功体験/意味ある
  作業への参加
C 場面別作業療法の展開
  予防的作業療法/重度寝たきりから自宅復帰/通所リハビリ
  テーション/社会参加/訪問作業療法/終末期
索引

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身体障害領域の作業療法発行年月2010年4月
【内容】
「評価からプログラム立案まで」、作業療法の臨床で役立つシリーズ。本書は、身体障害領域の作業療法について、疾患・障害別に“トップダウン・アプローチ”と“ボトムアップ・アプローチ”に基づき解説。実践臨床力を高める有効な援助手段をわかりやすく提示する。
【目次】
第I部 身体障害の作業療法――基礎編
 A ボトムアップ/トップダウン・アプローチによる
   作業療法
 B ボトムアップとトップダウンによる作業療法評価
 C トップダウン・アプローチを理解するための基礎
   知識
 D ボトムアップ/トップダウン・アプローチに必要
   な技能と理論
第II部 対象疾患・障害と作業療法の展開
 1.脳血管障害
 2.頭部外傷
 3.脊髄損傷
 4.末梢神経損傷(手の外科)
 5.関節リウマチ
 6.切断
 7.中枢神経・筋疾患
 8.呼吸器疾患
 9.心大血管疾患
索引


icon icon 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 人間発達学 PT OT
発行年月2010年3月
【内容】
人間発達学は人間を「発達」という視点から捉え、整理した知識体系。本書は人間発達の基本的な捉え方を示す教科書です。
【目次】
第1部 人間発達学総論(人間発達学の概要
発達の概念 ほか)
第2部 人間発達における各機能の発達(身体、姿勢・移動動作の発達
目と手の協調の発達 ほか)
第3部 社会生活活動の発達(日常生活における諸活動の発達
食事動作の発達 ほか)
第4部 発達の諸段階と発達課題(胎児期(受精~40週)
乳児期 ほか)
牽引


icon icon ROM測定発行年月2010年3月
【内容】
「PT ・ OTのための測定評価シリーズ」で一番の好評書、「ROM測定」の改訂第2版。従来の「上肢」「下肢」に加えて、新たに「頭部 ・ 頸部 ・ 体幹」の項目を加筆し、写真画像と付属DVDの映像をすべてリニューアル。さらに見やすい構成となった。
 測定評価において、正しく、再現性の高い技術はセラピストの必須条件。評価にはじまり評価に終わるとされる臨床の場で、実践的に使用できる全セラピスト必携テキスト。
【目次】
第 1 章 総論
第 2 章 頸部 ・ 体幹
第 3 章 上肢
第 4 章 下肢
付録
・関節可動域測定結果 
索引


icon icon 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 人間発達学 PT OT発行年月2010年3月
【内容】
人間の生涯は常に発達の途上 臨床で必ず役に立つ人間発達の基本的な捉え方を示す
人間発達学は文字どおり人間を「発達」という視点から捉え、整理した知識体系といえる。人間は誕生から死までの全生涯をとおして常に発達の途上にあるといえ、各段階に応じた状態像と発達の課題を知ることは、臨床で子どもを対象とする職業のみならず、成人や老人を対象とする医療者にとっても不可欠である。本書は人間発達の基本的な捉え方を示す教科書。
【目次】
第I部 人間発達学総論
第II部 人間発達における各機能の発達
第III部 社会生活活動の発達
第IV部 発達の諸段階と発達課題
索引

icon icon 精神障害と作業療法 治る・治すから生きるへ発行年月2010年3月山根寛/著
【内容】
作業療法の治療・援助構造と治療機序をはじめ、作業療法の手順・実践、精神科作業療法の理論・モデル・関連療法などを解説。作業療法の基本にそって全編の整理と加筆を行った第3版。

【目次】
1 ひとと病 
2 精神の病と作業療法
3 精神障害に対する作業療法の視点
4 作業療法の治療・援助構造と治療機序 
5 作業療法の手順 
6 作業療法の実践 
7 疾患・障害特性に応じた作業療法 
8 精神科作業療法の理論・モデル・関連療法

索引


icon icon 作業療法学全書 第1巻発行年月2010年3月
【内容】
本シリーズは,日本作業療法士協会が監修する作業療法士養成のための教科書であり,わが国初のオリジナルテキストとして刊行以来,全国の作業療法士養成校で使用されてきた.学生に,基本的かつ時代の求める知識と技術を伝えるための改訂第3版.
本書は,これから作業療法を学ぶ上での素地を養うためのテキスト.定義や思考の枠組み,歴史,作業療法過程など,作業療法領域全体のあらましはこれで理解できる.
【目次】
改訂第3版の発刊にあたって
改訂第3版の編集にあたって
「作業療法概論」の編集にあたって
編集者・執筆者一覧
第1章 作業療法の紹介
第2章 作業療法とは
第3章作業療法の歴史
第4章 作業療法の対象(吉川ひろみ)
第5章 作業療法の実際
第6章 作業療法過程(本多ふく代・森山早苗)
第7章 作業療法部門の管理運営
第8章 作業療法士の養成(岩瀬義昭)
第9章 作業療法の知見(研究)と公表(石川隆志)
第10章 職能組織・専門職組織(岩瀬義昭)
索引

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作業療法士のための非構成的評価トレーニングブック—4条件メソッド
発行年月2010年3月下旬 京極真/著
【内容】
作業療法分野で初めて開発された、非構成的評価の「記述力」と「吟味力」を格段に向上させる画期的技術の紹介。4つの条件を当てはめることで、学生からベテランOTまで、確実に非構成的評価力が身につくトレーニングメニュー付き。構成的評価のみに頼りがちな現状を超えるための方法論的基盤を、多くの課題を通して完全独習できる。
【目次】
はじめに
特講1日目 今なぜ非構成的評価なのか
1 万物流転の原理
2 「変化」は作業療法評価でとらえる
3 変化は「比較」によって明らかになる
4 多くの人が納得できるように変化(効果)を示すことが重要
5 作業療法評価には構成的評価と非構成的評価がある
6  構成的評価と非構成的評価はヒエラルキー関係にある
7 ヒエラルキーは作業療法士の中に内面化される
8 それでもみんな非構成的評価を使っている
9 作業療法評価のヒエラルキーは作業療法にデメリットを与える
10 非構成的評価は記述のされ方に問題がある
11 ポイントは「発想の逆転」
12 今なぜ非構成的評価なのか
特講2日目 4条件メソッドとは何か
1 非構成的評価によってクライエントの変化をとらえた評価結果と認められる四つの条件
2 4条件メソッドの基礎
 ・条件1:評価者の想定した暗黙の前提を、第三者が共有しやすい
 ・条件2:提示された事実は面接や観察から得られたもので、作業遂行を通して変化が認められる
 ・条件3:事実の表記は省略が少なく、概念が明確である
 ・条件4:判断は作業有能性に焦点を当てており、理論的に適正で明瞭である
3 4条件メソッドとは何か
 ・4条件吟味法
 ・4条件記述法
4 疑問に答える
 ・4条件はどうやって作られたのですか?
 ・4条件は絶対に正しい知見なのですか?
 ・4条件メソッドに根ざせば、必ず「確かな評価結果だ」と確信されるのですか?
 ・4条件メソッドは非構成的評価の「実施」で使えないのですか?
 ・4条件メソッドは、近年主流になりつつある「クライエント中心の評価」ではないのですか?
 ・4条件メソッドを使っても、非構成的評価による変化の評価結果は「エビデンス」にはならないと思いますが、いかがでしょうか?
 ・臨床経験や臨床分野の違いは確かさの判断に影響するのですか?
 ・クライエントや他職種にも4条件は通用するのですか?
 ・4条件メソッドは構成的評価と組み合わせることはできないのですか?
特講3日目 4条件吟味法のトレーニングメニュー
1 トレーニングメニューの使い方
2 トレーニングメニュー
3 トレーニングを終えた後にすること
特講4日目 4条件記述法のトレーニングメニュー
1 トレーニングメニューの使い方
2 トレーニングメニュー
3 トレーニングを終えた後にすること
付録 非構成的評価の参考文献と体表的な構成的評価
1 4条件メソッドの基礎になった文献
2 非構成的評価の実施に役立つお勧め文献
3 代表的な(使える)構成的評価の紹介
索引


icon icon 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 整形外科学 PT OT発行年月2010年2月
【序文】
運動器疾患とは,一般的に整形外科で対象とする疾患を指し,骨,関節,靱帯などの骨格系器官や神経・筋に関する疾患や外傷による疾患である.整形外科は検査法および外科的方法の画期的進歩を遂げる一方で,術後という立場からリハビリテーション医療(以下,「リハ医療」と略す)は後療法といわれてきた.
 リハ医療の対象となる運動器疾患に特徴的な障害は,関節拘縮,筋力低下・持久力低下,疼痛,歩行障害,日常生活活動(ADL)障害である.また,リハ医学とは,「従来の臓器別の生命維持のための臨床医学とは次元を異にし,人間に備わった二本足歩行,手の使用という知的・創造的な機能(津山直一),さらに言語を媒介としての意思の疎通をはかる人間独特な機能を対象とする医学」であり,人間らしさを求める医学であると考える.
 リハ医療のなかで,理学療法士(PT)は運動療法および物理療法を駆使し治療するスペシャリストであり,作業療法士(OT)は作業という媒介を使い治療するスペシャリストである.運動器疾患を学ぶことは,運動器の基礎知識をもっていれば,それほど難しいものではない.しかしながら,近年になり疾患の詳細な分類,高度な手術法,および材料によりきめ細かな対応が求められてきているため,PT・OTにおいてもそれに順じ応ずべきである.
 改訂第3版では,本書のオリジナルな特徴を生かしながら,さらに学習しやすいように図表を多く取り入れ整理している.また,「Advanced Studies」「NOTE」の充実,セルフアセスメントの追加も行った.目次こそ変更はないが,本文も細部にわたり確認・見直しを行い,PT・OTを目指す学生諸君にとって必要かつ十分な内容になったと自負している.
 「リハにおいてはその人が何を喪ったかが問題ではなく,その人に何が残されているかが問題なのである」(Rusk, H.A.),「患者自身が自分を治すこと,それこそまさに理学療法の奥義である」(Cotlon, F.J.,津山直一訳)という名言がある.最大限に学んだ知識を駆使し,しかしおごらず,謙虚な態度で温かく診療にあたっていただくことを願っている次第である.
2009年12月  立野 勝彦
【目次】
序説 PT・OTと整形外科のかかわり
 1 整形外科基礎知識
 2 運動器の評価および検査法
 3 整形外科的治療法
整形外科疾病論
 4 炎症性疾患
 5 代謝・内分泌性疾患,退行性疾患
 6 先天性骨・関節疾患
 7 循環障害と壊死性疾患
 8 骨・軟部腫瘍
 9 神経・筋疾患
 10 脊椎の疾患
外傷性疾患
 11 骨折
 12 脊髄損傷
 13 関節における外傷性疾患
 14 末梢神経における外傷性疾患
 15 腱・靱帯における外傷性疾患
 16 スポーツ傷害
 17 熱傷
 18 切断および離断
セルフアセスメント
  索引

iconicon 作業療法の面接技術―ストーリーの共有を目指して 発行年月2009年12月
【内容】
広く作業療法士にとって必要な面接技術を、「インテーク面接」「評価面接」「作業面接」「質問紙を用いた面接」などいくつかの領域別に取り上げ解説する。『作業療法ジャーナル』連載を加筆修正し、再編して書籍化。
【目次】
1.作業療法士にとっての面接
2.インテーク面接のコツ:精神障害
3.インテーク面接のコツ:発達障害
4.作業面接のコツ
5.評価面接・作業面接のコツ:精神障害(1)
6.評価面接・作業面接のコツ:精神障害(2)
7.評価面接・作業面接のコツ:身体障害
8.質問紙を用いた面接のコツ(1)
9.質問紙を用いた面接のコツ(2)
10.治療経過を振り返る面接のコツ:精神障害
11.治療経過を振り返る面接のコツ:身体障害
12.家族面接のコツ:身体障害
13.家族面接のコツ:精神障害・認知症
14.発達障害のある子どもと家族を支える家族面接のコツ
15.面接の流れ:身体障害
16.面接の流れ:精神障害
索引

iconicon つかう本発行年月2009年12月 幅 允孝 監修 千里リハビリテーション病院
【内容】
一葉の写真が記憶を呼び起こし、詩の一節が世界を広げていく。ネットのような速さはないけれど、ゆっくりと、繰り返し、私たちに働きかける本。本書は、あるリハビリ病院の本棚から生まれた、新しいブックガイド&ワークブック集。写真集、絵本、名言集など選りすぐりの44冊が登場します。
【目次】
まずはやってみる編(さかさまぬり絵してみます?『せんのほん』
数えてみましょう『count and see』 ほか)
やわらかあたま編(これは、なんなんだ!?『bird』
こんな絶景ゴルフコース、ごいっしょしませんか?『GOLF COURSES』 ほか)
集中してみよう編(あの人がこんなことを言いました『世界名言集』
なつかしいあの風景を、さあぬってみましょう『ぬりどき日本列島』 ほか)
ちょっと難しいけど編(家族写真、撮ってみませんか?『浅田家』
あるお坊さんが、話していました『抱くことば』 ほか)
索引

icon icon 標準理学療法学・作業療法学 専門基礎分野 老年学 PT OT発行年月2009年12月

iconicon icon 介護職・リハビリ職〈PT・OT・ST〉のためのシンプル回想療法 認知症を予防・進行抑制する心療回想法
小林幹児/著2009年09月
【内容】
高齢者ケアにおける回想療法の目的と効果、その技術指導を豊富な事例をもとにわかりやすく解説。介護職・リハビリ職必携の実践指導書。パーミングとDCLの実例解説DVD付。
【目次】
第1章 回想療法の基礎
第2章 回想療法の行動科学的理解
第3章 認知症「程度別」回想療法のやり方
第4章 グループ式と個人式の回想療法のやり方
第5章 施設(機関)別の回想療法のやり方
第6章 DCL(初期認知症チェックリスト)
第7章 回想療法の広がり
第8章 回想療法の事例
第9章 内閣総理大臣認証法人「日本回想療法学会」について
索引

iconicon icon 認知症の作業療法 エビデンスとナラティブの接点に向けて2009年06月
【内容】
本書は,今日解明されている認知症に関する医学的知識に基づきながら,対象者個々人の生きてきた歴史に目を向けて行う作業療法について,イラストや図表を豊富に使用し,また多くの事例を通してわかりやすくまとめている.
特に,これまで単に「認知症」とひとくくりにまとめて論じられてきた作業療法の実践を,認知症のタイプ(アルツハイマー型,脳血管性,レビー小体型,前頭側頭型)と生活環境別(病院,介護保健施設,通所)に対応させ,それぞれの豊富な作業療法実践例と,その根拠を提示して具体的に解説.
さらに,認知症の作業療法で必須となる医学的視点に加えて,認知症の人には包括的な支援が求められていることから,保健と福祉領域で知っておくべき必要な知識についても掲載した.
【目次】
第I章 認知症を考えるにあたって
第II章 認知症の現在―知識の整理
第III章 認知症の作業療法の実際
第IV章 今後の展望
第V章 まとめ
索引

iconicon icon 中枢神経系疾患に対する作業療法 具体的介入論からADL・福祉用具・住環境への展開山本伸一
2009年05月
【目次】
■序論 / 第1章 神経-筋再学習 /
1 神経、筋再学習の基礎─どんな機序で回復するのか /2 ボバースコンセプト /
3 各種理論の実践─認知運動療法
■第2章 基本動作の分析と具体的介入例─上肢機能 ・アクティビティまで─ /
総論 介入の基本原則 /
1 ポジショニング─背臥位・車いす等 / 2 寝返り /
3 片麻痺者の起き上がりへのアプローチ / 4 座位 / 5 座位からの立ち上がり /
6 立位から歩行、応用歩行まで /7 成人片麻痺者における上肢機能の分析と介入例 /
8 アクティビティの特徴と治療展開の紹介─活動分析の視点から /
9 アクティビティの特徴と治療展開の紹介─認知運動療法の視点から /
10 実技練習のためには
■第3章 日常生活活動への知覚運動アプローチ /
1 食事 / 2 整容 /3 更衣 / 4 トイレ / 5 入浴 /6 調理 /7 掃除 / 8 車の乗り降り1 /
9 車の乗り降り2
■第4章 福祉用具1:日常生活活動関連 /
1 食事における環境設定と福祉用具の活用 /2 整容 / 3 更衣─衣服の選択・工夫を中心に /
4 トイレ(排泄)活動─尿器・ポータブルトイレを活用した介入について /
5 入浴での福祉用具の使用 /
6 調理活動─その効率性と実用性 /
7 掃除─掃除用具操作における知覚 ─運動要素と環境への適応性における視点を考慮した介入
■第5章 福祉用具2:住宅環境関連 / 総論 CVAにおける住宅環境評価の視点 /
1 玄関 /2 片麻痺者に対する廊下 ・ 階段の環境調整のための視点 /
3 「台所」という住宅環境に対する評価の視点 / 4 トイレ /
5 片麻痺者に対する浴室環境調整のための視点 /6 寝室

iconicon icon ひとと植物・環境 療法として園芸を使う2009年05月
【内容】
植物という「いのち」とのかかわりは、植物が生きる時間や自然など環境とのかかわりでもある。その「しずかな命」とのかかわりを養生や療養生活の環境として、また育てるという積極的な行為をリハビリテーションのひとつとしてもちいることができる。本書は、ひとと植物・環境の時空を、「リハビリテーションは生活」「ひとが補助具に」を提唱する作業療法士と、「ひとに優しき緑の指」で園芸療法の種を蒔き、育もうとする園芸療法士とがコラボレートし、生きる営みとして、生活を取り戻す手だてとしての植物と環境の豊かさの解き明かしに挑んだものである。
 園芸療法の専門はもちろん、作業療法、理学療法、その他、リハビリテーションや広く活動を利用する専門家、そして植物や環境に関心のあるすべての方々にお勧めします。
【目次】
1 療法としての園芸とは2 植物をもちいる療法の歩み3 ひとと植物
4 植物をもちいる療法の構造5 療法としての園芸の効用
6 植物をもちいる療法の適用と対象7 評価とプログラム
8 始めてみよう9 植物をもちいる療法の実際
索引

icon icon 統合失調症の作業療法の進め方2009年04月堀田英樹/著

【目次】

1 作業療法をはじめる前に(統合失調症を対象とした作業療法
統合失調症による精神症状の理解 ほか)
2 作業療法のための情報の収集・評価(作業療法の過程および作業療法評価の理解
作業療法評価のための他部門からの情報収集 ほか)
3 作業療法の展開(作業療法の目標の設定と作業療法計画の立案
作業療法の準備と作業療法への参加の促進 ほか)
4 長期入院患者への作業療法の理解(退院を促される長期入院患者の理解
長期入院患者の作業療法の適応 ほか)

索引

icon icon 老年期の作業療法2009年03月

iconicon icon PT・OT必携ポケットノート 障害・疾患別のリハビリポイントがわかる!2009年03月

iconicon icon リハビリ力アップに役立つセラピストのための疾患の知識2009年03月
【内容】
リハビリテーションを行う医療従事者に必要な疾患の知識をわかりやすく解説。各疾患について、診断、鑑別疾患、治療、リハビリ処方、リハビリを行ううえでの注意点を示すとともに、セラピストが知っておくべき情報、リハビリ診療録への記載事項についても述べている。

索引

iconicon icon 作業療法士・理学療法士臨床実習ガイドブック 発売日2009年02月 京極 真 (著), 鈴木 憲雄 (著)
【内容】
養成全課程の約2割を占める単位数が必須の臨床実習。本書は、この避けて通れない実習の全体像を時系列に並べ、Q&A方式で解説。80項目にわたるQは,実習に関する学生の悩みや疑問のなかでも,特に多く寄せられるものを厳選。また,実習指導者のあり方にも言及されており,実習生はもちろん受け入れ施設にも参考となる,臨床実習のすべてがわかるガイドブック。


索引

iconicon icon 「ものづくり」でリハビリ実践ガイド すぐに役立つ24のクラフトレシピ集発売日2009年02月
畠山真弓/著 中館美保子/著 森下史子/著

【内容】
脳血管障害、痴呆などによる身体機能の維持、回復のための24の小物作りの製作過程をイラストで解説。

索引





iconicon icon SSTを生かした作業療法の展開 認知行動障害へのアプローチ2008年12月
【内容】
今日,精神障害の作業療法において,対象者の精神力動に関心が集中した時代は過ぎて,社会生活技能をいかに育成するかに多くの関心が注がれるようになった。その背景には,法制度の変遷が「入院医療中心から社会生活支援への流れ」を後押しして,「生きる力」として社会生活技能の獲得が不可欠の課題となったことが挙げられる。
本書では,障害のある方々が地域で生活することを援助しようとする際に,作業療法やSST(社会生活技能訓練)がどのように役立つのか,あるいは認知行動障害とはどのような事態であって,作業療法やSSTがどのように役立つのか,地域生活場面を想定して,わかりやすく描かれている。また,統合失調症の認知行動障害のありよう,作業療法とSSTの相違点,エビデンスからリカバリー概念まで最新の概念が論じられている。一方,地域生活場面のさまざまな領域における作業療法とSSTを生かした活動が合わせて報告されている。
本書は,まさに「作業療法士の,作業療法士による,作業療法士のための」SST実践テキストといえる。

【目次】
第1章 精神障害リハビリテーションと認知行動障害
第2章 認知行動療法としての SST  
第3章 海外における作業療法の動向,ならびにエビデンスに基づく実践
第4章 作業療法とSST 
第5章 医療・保健・福祉・司法領域におけるSSTの実際
第6章 SSTの導入と,技法を用いるポイント
索引

iconicon icon 理学療法士・作業療法士グリーン・ノート 基礎編発売日2007年10月
【内容】
本問題集は,「国試出題頻度の高い項目」を重点的に盛り込んだ「穴埋めスタイルの問題集」である。既刊の『作業療法士 イエロー・ノート 専門編』をベースにして,覚えるべきことを学びやすいように工夫を図った。基本的に見開き2ページで1つの重要項目を学習できるように配置し,左ページはイラストや図表で分かりやすく解説している。右ページの【ファースト・ステージ】は国試突破のためにおさえておかなければいけない内容を含み,【セカンド・ステージ】は「ファースト・ステージ」にトライ後,さらにレベル・アップする内容を含んでいる。時間のない学生さんは,【ファースト・ステージ】を一通りクリアするだけでも,基本的な知識のおさらいができるよう配慮している。本問題集は,短期間で一通り全体をとおして力試しができるようになっており,「国試直前のおさらい」として最適な「穴埋め問題集」で,もちろん,学内試験対策用にも威力を発揮する1冊である。さらに,『作業療法士 イエロー・ノート 専門編』の「参照ページ」をつけ,連動して学習できる配慮がなされている。
【目次】

1 人体の構造と機能および心身の発達(解剖学
生理学
運動学
人間発達学)
2 疾病と障害の成り立ちおよび回復過程の促進(病理学
臨床心理学
一般臨床医学
内科学
老年医学
整形外科学
臨床神経学
精神医学
小児科学
リハビリテーション医学)
3 保健医療福祉とリハビリテーションの理念(医学概論
リハビリテーション概論)
索引

iconicon icon 理学療法士・作業療法士ポケット・レビュー帳 基礎編発売日2008年09月
【内容】
ポケットサイズでハンディな,理学療法・作業療法基礎領域のおさらい帳。これまで蓄えた膨大な知識を,本書で楽しみながら頭の中で整理して国試対策に役立てよう!!
【目次】
第1章 解剖学
第2章 生理学
第3章 運動学
第4章 人間発達学
第5章 病理学
第6章 臨床心理学
第7章 中枢神経系
第8章 整形外科系
第9章 内部障害系
第10章 精神医学

索引

iconicon icon 作業療法の詩・ふたたび発売日2008年11月山根寛/著
【内容】
作業・作業活動を用いる療法の道に携わり、そのあまりにも日常的で、そして豊かな内容を「だれにでもわかることば」として伝えたいという思いを抱いてきた著者。数々の著書を著す中で、自らのうちにあることばは次第に言語化されてきた。さらに、論理的な表現に収まらないことばや思いもこぼれだした。それらをまとめたものが、前作『作業療法の詩』。
 臨床の日々、自分が体験した確からしさを伝える試みの中で、作業する「からだ」からこぼれでた次なる「ことば」が『作業療法の詩・ふたたび』として結実した。前作とあわせ、作業療法の希望は終わらない。


【目次】
ふたたび
ことば
かかわり
ひと
ひとと作業と療法と
病いとともに
贈ることば
「ことば」のこぼれふたたび


索引

iconicon icon イラスト作業療法ブラウン・ノート 見て学ぶ作業療法の極意 850のイラストで極める発売日2008年11月
【内容】
「第43回(2008年)作業療法士 国家試験」では「数多くのイラスト」を呈示した出題がなされた。「理学療法士 国家試験」と同様に「適切なのはどれか」「適切でないのはどれか」という極めて単純な出題のされ方が多いことがわかる。つまり,見て知っていれば,あるいは,「正しい評価法」と「誤った評価法」あるいは「正しい作業療法」と「誤った作業療法」を確実に理解していればわかる単純な問題が問われているのである。本書は,実際に国試にて出題された「既出問題」の中の「イラスト」をもとに,関連の深いイラストごとに並べ替え,簡単な「解説」をつけた。「イラストが呈示されていない文章のみの問題」の中でも重要なものがあればピックアップしてイラスト化してある。さらに,足りないもの,あるいは今後,国試にて出題される可能性の高いイラストについても新たに追加して盛り込んである。本文は,「作業療法評価学」では「正しい評価法,誤った評価法,ナンセンス」,「作業療法治療学」では「正しい作業療法,誤った作業療法,禁忌(+ナンセンス)」に沿って,イラストと簡単な解説をつけてある。項目ごとに,それぞれ冒頭で「ねらい」を明確に示し,学生さんに役立つ「アドバイス」なども盛り込んである。項目ごとに,『作業療法士 イエロー・ノート 専門編』の「本文参照ページ」も入れ,連動して学習できるように工夫してある。本書は「国試対策」のみならず,「学内試験対策」にも威力を発揮する「見て学ぶイラスト集」である。

iconicon icon 作業療法がわかるCOPM・AMPSスターティングガイド FOR OCCUPATIONAL THERAPISTS発売日2008年11月吉川ひろみ/著
【内容】
作業科学のための評価ツール、COPMとAMPSについて解説
「作業療法って何だろう、作業が療法になるのは、どうしてだろう」―学生時代からずっと疑問を抱えてきた気鋭の著者が巡り合ったのは、作業科学のための評価ツール、COPM(シーオーピーエム:カナダ作業遂行測定)と、AMPS(アンプス:運動とプロセス技能の評価)だった。欧米から発し、世界各国の事情に根ざした発展を遂げ、作業療法の効果を他職種に示す基準となるこの臨床の物差しをわかりやすく伝える、すべてのOTの明るい未来のための1冊。

【目次】
第1章 好きこそものの上手なれ—幸せを感じる作業を見つけるCOPM
I COPM開発の背景
II COPMの実施手順
III COPMの適応と不適応
第2章 習うより慣れろ—できてる加減を測るAMPS
I AMPS開発の背景
II AMPSの実施手順
III AMPSの適応と不適応
IV AMPS技能項目
V AMPS技能項目を使った観察と記録の作成
第3章 案ずるより生むがやすし—まずはやってみるところから
I  はじまりは作業ニーズの発見から
II  プロセスモデル
III  理論の役割
IV  クリニカルリーズニング
V  成果測定
第4章 旅は道づれ—偶然と発見が後押しする作業療法の道のり
I  「作業療法」と呼ばれなかった作業療法
II  広がる作業
III  別の作業IV  特別な才能
V  変わる環境
VI  作業療法の歴史:作業の治療的利用から人生の作業へ

索引


iconicon icon MMT 体幹・下肢発売日2008年10月
【内容】
徒手筋力検査法(MMT)は、『人間の主観』によって筋力を判定するということが最大の特徴であるが、逆に臨床経験の乏しいセラピストにとっては、そのことが高いハードルとなっている。
本書は、この難解な検査の信頼性と再現性を向上させるために、絶対に外してはならない重要ポイントを写真および箇条書きで説明、さらには動画を用いることで、より一層MMTを深く理解し、臨床現場で確実に実践できる内容となっている。
本書を通して精度の高い技術を確立することで、臨床に役立つ評価指針として活用してほしい。
【目次】

第1章 総論(徒手筋力検査(MMT:manual muscle testing)
意義 ほか)
第2章 体幹(体幹屈曲
体幹回旋 ほか)
第3章 下肢(股関節屈曲
股関節屈曲・外転および膝関節屈曲位での外旋 ほか)
付録(筋力検査と検査肢位
筋力検査結果 ほか)

索引

iconicon icon MMT 頭部・頚部・上肢発売日2008年10月
【内容】
徒手筋力検査法(MMT)は、『人間の主観』によって筋力を判定するということが最大の特徴であるが、逆に臨床経験の乏しいセラピストにとっては、そのことが高いハードルとなっている。
本書は、この難解な検査の信頼性と再現性を向上させるために、絶対に外してはならない重要ポイントを写真および箇条書きで説明、さらには動画を用いることで、より一層MMTを深く理解し、臨床現場で確実に実践できる内容となっている。
本書を通して精度の高い技術を確立することで、臨床に役立つ評価指針として活用してほしい。

【目次】
第1章 総論(徒手筋力検査(MMT:manual muscle testing)
意義 ほか)
第2章 頭部・頸部(頭部屈曲
頭部伸展 ほか)
第3章 上肢(肩甲骨挙上
肩甲骨外転と上方回旋 ほか)
付録(筋力検査と検査肢位
筋力検査結果 ほか)

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